27motorsports & MaruhaMotors Blog

27モータースポーツ&マルハモータースが送るチューニング情報ブログ。

F/Wのセンターベアリング

2006年05月10日 | Weblog
全国1千万のマルハ・ファンの皆様。こんばんは。
う~ん? 声が小さい!!
こんばんわー!!
ハイ。良くできました。

マルハ・ブログの時間です。
司会のタイムボカンのボヤッキーです。

さて、今日のお話はフライホイール(F/W)のセンターパイロットベアリングについて。

じゃかジャん!先ずはF/Wについの基礎問題です。
第1問:
アイドル中にミッションの中からカラカラと音がするのは、フツーだ?

第2問:
F/Wなんて、軽さと価格で選べばよい?

第3問:
材質はクロモリ鋼が当たり前?

第4問:
クラッチは磨耗しても、F/Wはずーっと使える?

正解はこちら
チューニング用として販売されるF/Wの殆どはクロモリ鋼を使われていますが、
熱処理などの工程が大切で、一概に材質だけで判断は出来ません。
軽さを強調するために、外周に穴を開けるのも良し悪しで、デザイン重視であれば問題外。
F/W側の磨耗については、上記の熱処理なども大きく影響し、歪みを怖がり手間を掛けないと、フェーシングは磨耗をしやすい物になります。

だから、F/Wは”MARUHA"で買うべきなのです。(笑い)

ちょっとジョーク混じりで、えげつないので最後のポイント。
それがクラッチからのカラカラ(キュルキュル)音。
大抵はベアリングからで、スラストベアリング(レリーズベリング)かF/W中央のセンターパイロットが原因。

マルハのF/Wも発売から少しずつ年数がたってきていますので、そろそろクラッチO/Hで使用中のF/Wの確認ができる頃です。

先日も、マルハで取り付けたF/WセットのO/H依頼がありまして、心内ではワクワクしながら作業を確認。
自分たちの提供するパーツがどんな状況で使われているのか、非常に気になるわけです。

クラッチディスクはそれなりに磨耗がありましたが、思ったよりは状態は良かったのですが、何といってもF/Wのフェーシングは完璧。
特に、センターパイロットはまったくゴリゴリ感がない、非常に良い状態。

これが見たかったのだー!!
極圧を減少させるために交差を変更し、ゆるくなった勘合分は抜けとめの形成でカバー。
結果、パイロットベアリングは飛躍的にライフが長くなったのです。

分かっていることとは言え、狙った通りに自分たちの設計が効果を発揮しているのですから、こんなに嬉しい事はないのです。

ロードスターのF/Wでこのような工夫を施しているのはMARUHAだけなのです。


だからこそ、多くのご注文を全国、海外からいただけるのだと思うのです。
よし!明日も頑張るぜ。

マルハ・開発部












































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