27motorsports & MaruhaMotors Blog

27モータースポーツ&マルハモータースが送るチューニング情報ブログ。

Caterham Super7 1700SS Kent エンジンOH

2021年11月30日 | Weblog

お陰様でBlack Friday Saleは大変な好評を頂きました。 ありがとうございます。

目下営業・倉庫スタッフ総出で対応をしておりますので、 オーダーをされた方々、少しだけお時間をください。

順次対応して参ります。


紅葉シーズンも真っ只中、あるいはもう終わってしまっていますでしょうか・・

今年納車したケーターハムスーパー7のオーナー様が行楽ドライブで誠に綺麗な画像を提供頂きましたので、少し皆様にご紹介です。

 

オープンつながりで、ロードスターのユーザー様にもお分かり頂けると思いますが、紅葉見ながらオープンで風を切りながらのファンドライブは誠に至福の時間。
ちょっと道路横に停めて、こんな感じの写真を撮りたくなるでしょ。 
ホントよく分かります。

Catertham Super7、その前身はご存じのロータース7、チャップマン氏の立ち上げた会社をこのCaterham社が継承したもので、いわゆる正当モデル。
他にもセブンらしきものは世界にいくつか在って、光岡01もそのうちの1つ。

このセブンは、1989年型の1700SSモデル。
OHV+Weber40DCOE搭載。 基本エンジンはFord1600ccで世界中でゴロゴロしていた名機。
この1600ccモデルをスポーツカー用に仕立て直して搭載したのが、1700SS。 分解すると結構丁寧に手が入っている。
まぁ、細かな仕様や経緯は別の機会で紹介しましょう。

 

それなりに元気に走ってはいたのですが、全体は画像の通り結構の劣化。
オイルも滲むし、消費も出ている。オイルパンはボコボコです。

これに増して、オーナーの強い希望で、MAHLE製の特注ピストンをご要望。
冗談でしょ??と思いたくなるような話で、在庫を抱えるメリットが当社にあるのか?と言えば全くなく、困った話。
しかし、古くからの馴染のお客様でもあり、実はこの車両は、私たちがまだ若かりし頃にイギリスまで行って仕入れたマルハモータース自身の輸入車なのです。
おまけにコンロッドもH断面を新調。
ピストンもロッドも軽くて高性能なものは市場にありませんので、どちらも特注品。
図面から作成ですから、これは非常に時間とコストが掛かる話で、実現に2年掛かりました。その間、エンジン降りたこのスーパーセブンはずっと弊社倉庫で管理。

実に気の長い話です。



 

何とか無事仕上げることができまして、今年納車。

構造は簡単ですが、まぁ難しいエンジンでした。

各部の寸法が出ていないし、クランクもカムも傷だらけ。メタルもクリアランス管理で一苦労ですよ。 トホホ・・

部品は殆どイギリスからの輸入。それもかなり限られたルートの話で、今のイギリスでもこの手の車の部品調達はそう簡単でありません。

難易度は結構高い部類に入るのでは、と思う次第です。

美しく仕上がったエンジンに合わせて、微妙な電気系統も一緒にリフレッシュ。

クランキング一発で、軽快に掛かるエンジン。 オーナーの顔を見ると、”うるっ”っとしているので、オイオイ泣くなよ~。とこっちが困る。

よーし!待ってれよ。今請求書作るからな!っと苛めると、それはもっと時間を掛けてくれても良いです。って。

良い音しながら、快走セブンで、オーナーさんが喜んでくれたお話。

1700SS用ピストン、ロッドに興味ある方、是非お問い合わせください。
メール: info@maruhamotors.co.jp

 

デハデハ

 

マルハモータース
HP:ロードスタープロショップ マルハモータース|Maruha Motors|マツダロードスター(Mazda MX-5 Miata)を中心にオリジナルチューニングや整備やパーツ販売
e-mail:info@maruhamotors.co.jp


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NGK プレミアムRX プラグ お勧めです

2021年11月26日 | Weblog

さあ、今日からBlackFriday Saleの開始!
皆さん、是非お見逃しなくです。


さて、今日のブログではプラグのお話を少し。

市場では様々なタイプのプラグが出回っていますので、皆さん悩むところだと思います。

選択条件や選択理由は以下の様な感じではないですか?

その1
普通に乗っているから、フツーの安い標準的なプラグで良いんです。

その2
余り考えたことないので、いつもディーラーさんや馴染の工場にお任せです。

その3
高そうなプラグはパワーが出そうだから、ちょっと奮発してみた。


確かに、選ぶのは難しいですよね。どのプラグを使ってもちゃんとエンジンは掛かるし、問題なく乗れてしまいます。


先ず、皆さんに知って欲しいことは、プラグが燃焼の状態をはっきりと反映できるアイテムであること。

a)
エンジンバルブ、ピストン、ヘッド燃焼室だって、燃焼の具合を確認できる材料なんですが、分解しないと分からない。
しかし、プラグは簡単に取り外せて、簡単に燃焼の具合を確認できる唯一のアイテム。
だから、エンジン整備では常に外して状態をチェックします。

b)
そして、小さな燃焼室(僅か40~50cc程度しかありません)内でも、燃焼(爆発)の時間差があること。

c)
さらに、その爆発の時期(タイミング)を的確に制御すること。


少し難しくなってきましたが、何となくプラグの重要性が見えてきましたか?

エンジンには、点火時期の設定があります。
ECUでの電子制御に於いて、イニシャルを決定し、そこを基準にECUの制御が始まる訳ですが、ここが狂っていると”すべて”(つまり全領域)で点火タイミングが狂うという事。
大事なわけです。 

さて、上記 b) c) に振り返ってください。
燃焼速度に差があるということは、プラグによっての性能差が出るという事。
そして、それを基準にイニシャルと取るという事は、常に素早い、そして的確な燃焼が求められているという事。

ここに、レスポス、パワー、燃費などに影響してくるわけです。

熱価(番手)はエンジン仕様やドライブ条件を見越しての予防・対策的なお話で、このブログでは割愛。
焦点は、どのようなプラグが良いのか?に絞ります。

*標準プラグ
*RX ーー>今回すごくお勧めなプラグ!
*イリジウム系ーー>チューニング向けの対策プラグ
*レーシングーー>全開走行向け(一般走行は対象としていない)

今回お勧めのプラグは、標準的なドライブをしている方にも使って頂いて結構です。
エンジンは標準(ノーマル)、あるいは少し手が入っている程度であれば、十分に対応します。

特長は、燃焼速度

抜群の燃焼効率性能があり、結果的にレスポンスや燃費に影響するとメーカー側でもアピールしています。


一言で言えば、NA/NB系ロードスターユーザー様にはとてもお勧めのアイテムなのです。

<注>
チューニングエンジンやサーキット仕様などの方は、別途チューナーの方にご相談ください。
素性が分からないチューニングエンジンに電話やメールではアドバイスができません。

大事なことは、使い続けて、そして検証する。
先ず使ってみて、そして体験体感、そこに違いが分かるような性能差を見いだせれば、少しエンジンの付き合い方が分かった証拠です。

先ず、使ってみてください。

BlackFriday Saleでお得にGETしてください。


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もうすぐ、MARUHA BLACK FRIDAYはじまるよ~♪

2021年11月20日 | Weblog

今月のマルハの日(11/27~12/26)イベントは、お休みですが
年に一度の大型セールMARUHA BLACK FRIDAY SALEを開催します。
(今回は、一般公開イベントになります。)
現在、着々と準備をしています。開催まで、今しばらくお待ちください。

 

詳細は、後日こちらのページに掲載いたします。(ブックマークをしてください。)

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マルハでは、ブラックフライデーに向けて着々と準備中です♪

2021年11月18日 | Weblog
マルハでは、ブラックフライデーに向けて着々と準備中です♪
Steadily preparing for Marha Black Friday♪
 

詳細は、近々メルマガご登録者の方々に配信いたしますので、ぜひご登録をお願いいたします。

 
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エンジン整備専用工場・建設中

2021年11月10日 | Weblog

ロードスターの人気は衰えることなく、お陰様でMARUHAの工場は相変わらずに忙しくしております。

愛車をいつまで楽しくドライブしたい、とロードスターを大切にされるユーザー様が多いのです。

そんな中で、かねてよりの当社課題が、エンジン整備。

リビルトだとか、OHだとか、そんな単純なものではなく、MARUHAの考えるエンジン整備を実現するべく、いよいよエンジン整備専用の新工場の建設が始まりました。

2階建ての工場は、分解、各部洗浄設備、加工設備、塗装設備、組み立て設備といくつかのエリアに別れ、入念にそして丁寧にエンジンが整備される計画です。

電気自動車が今後の流れと言われる今の時代に、大きな予算を組み、時代に逆行するがごとくにガソリンエンジン、それも20年-30年前のエンジンを整備するために建設されるこの新工場は、まさに私どもの長年の夢を具現化する工場となります。

エンジンOHのやり方はもはやSHOPさんのそれぞれのお考えで成り立つ市場です。

安くやることを目的とする、自分たちが妥当と考えるメニューや部品で対応する。 

まさに千差万別。

そんな中にMARUHAが今目指すべき内容は他では容易に真似のできないエンジン整備、そしてそれが高価なチューニングエンジンではなく、MARUHAが考えるスペックでのオリジナルエンジンで市場に臨みたいのです。

基本に返り、一から純正品を見直し、その上で全力のオリジナルエンジンパーツを投入できる様に心がけます。
カム、カムプーリー、バルブ、リフター、ガスケット、クランク、コンロッド、メタルベアリング など結構なアイテム数をオリジナル化してきました。

 
画像は各種純正ピストンを組み込んで、各部の測定などを実施。若手メカのトレーニングも兼ねてます。 

今まで数多くのエンジンOHを実施してきましたが、再度純正の特性を今の視点で再検証し、自分達のスタンスをハッキリさせます。

純正ピストンも取り扱いをしますが、その背景には長年の経験やデーターを基に、社内で1機毎に丁寧に組み上げます。

手間や時間を惜しまず、MARUHAのスタッフが入念に組み上げるエンジンを新たなエリアからお届けします。

 

 

カーボンの溜まったバルブは磨けば、それだけで良いのでしょか? そしてどの様に磨いているのでしょうか?

バルブの密着はどの様に確認するのでしょうか?

 

先端にオイルシールの傷が深く入ったクランクは、ラッピングで対応できるレベルなのでしょうか?

長く使い続けたクランクを常に再使用で本当に整備は成り立つのでしょうか?

 

歪んだバルブスプリングを見抜けていますか?

 

有名なコンロッドでも、高回転を続けた結果にどこにダメージが来るのか?経験やデーターがありますか?
純正コンロッドの弱点を知っていますか?

各社のリフターの破壊強度はどの程度か? 分かって使っていますか?

何故ノッキングが発生してるか? 原因を追究しましたか?

 

 

エンジン部品を洗浄するのは、簡単でないことを知っていますか?

調子の悪いエンジンをエンジン内部と決めつけてしまいがちですが、一歩踏み込んで診ていますか?

  

自分達が疑問に思い、そして国内屈指の検証設備を駆使して、それでもまだ設備投資を惜しみません。

自分達の手でできる限りのレベルまで引き上げて、最後までしっかりと整備を続けたいのです。

純正部品のみで組んだ基本OHを提供するだけではなく、私どもが考える基本的なエンジンも併せて提供したいのです。

だからこそ、フル純正スペックでも説明の出来るサービスが提供できるのです。

2022年、MARUHAのエンジン整備が大きく飛躍できる様に、まさに今は頑張り時と考えています。

 


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