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アバルト124スパイダーをちょっと考える

2016年09月10日 | Weblog
New Abarth 124 spider

 
2015年にロードスターNDが販売されたものの、日本国内は1.5Lのみの閉鎖的な市場になっています。
 
本当に1.5Lが最適なエンジン性能であれば世界中で1.5Lに統一されるべき話ですが、
 
他の国では2.0Lが主流です。
 
何故、日本国内は1.5Lに拘っているのか?
 
事情はよく分かりませんが、メーカーのご都合も影響していることは間違いないと思います。
 
さて、海外SHOPとの提携も毎年増加しているMARUHAとしては、世界基準に合わせてどうしても2.0Lベースで
 
何かしらの開発をしなくてはなりませんが、1.5L主流で動いている状況ではなかなか簡単には開発が進まない状況です。
 
そこでいよいよ動き出した124スパイダーが俄然気になります。
 
 
伝統の124スパイダーの名を背負い、そしてサソリマークのABRTHまで一機に加速しての販売体制には
 
気にならないわけがありません。
 

ここイタリアの雑誌を見ると、EURO40,000(マニュアル車)とあります。
 
ざっと520万円超え。
 
いい値段ですが、日本のサイトを見るとそれよりも100万円以上安い価格になりそうです。
 
これって、2.0の導入を待つか?あるいはABARTHに行くかの試案どころはないでしょうか?
 
スケルトンスケッチを見ると、各種コンポーネンツはNDと同じ様に見えます。
 
 
 
標準124(日本導入なし決定)よりむしろスペックアップしたABRTHの各種コンポーネンツはNDにも使えるようにも思います。
 
170馬力・トルク25.5kgmの1.4Lターボは小型ながらとても魅力的に思えます。
 
スポーツカーにはスポーツカー用のエンジンが搭載されるべきで、それには多々考え方があるとは思いますが、
 
しかし、現状の1.5Lだけの日本市場が最適とは到底思えません。
 

やはりワクワクして、乗りたくなるようなスペックはとても大事で、そう言った観点からは思い切って今MAZDAが頑張っている
 
ディーゼルターボがNDに搭載されても何も不思議ではなかった様に思います。
 
かつて、ディーゼルは悪者扱いで、古いディーゼル車は東京都には入れないと石原さんが鉈を振るった時点から
 
特に日本人にはディーゼルは煩く・煙もくもくの悪者のレッテルを張られて、意気消沈のエンジンです。
 

それを横目に、あのルマンではディーゼルターボエンジン搭載の欧州車がガンガンと勢いを上げて、
 
世界中の市場を大きく変えて行きました。
 
北米と日本だけは異なる路線となりました。
 
優等生トヨタのハイブリッドを筆頭に、国策とも言える税金援助からなるエコカー減税で始まり、政治家とエコノミストには
 
正しい判断となるなる分けですが、車の楽しさは他にももっともっとあります。
 
とは言え、ではディーゼルが偉いんか?といえば環境面ではやはりハイブリッドですから、楽しさ基準のお話し。
 
その楽しさ基準に車を選ぶと、税金の優遇がもらえずに、燃費を気にしてガソリンをけちる人には税金が軽減される。
 
なにか、スッキリしません。
 
軽自動車が税金が安く、しかしフル装備で150万を軽く超える軽自動車も多々あります。
 
これもスッキリしません。何の為の保護策なのでしょうか?
 

軽自動車の軽減減税は排気量と車格のほかに、販売価格も基準に該当するべきにも思えます。
 

そしてここ数年でやっと日本市場もディーゼルの楽しさを徐々に受け入れつつあります。
 
ハイブリッドとは異なる視線から、コストセーブにもなり、圧倒的な加速性能を持つ小型ディーゼルエンジンは決してスポーツカーに
 
向かないものではありません。
 

これからいよいよ124スパイダーが販売されるわけですが、それを見据えてMAZDA社内でも結果次第では
 
NDに対して一気にディーゼル投入もあるのでは?と勝手に想像しています。
 
そうでなければ、1.5Lオンリーで日本のユーザーに我慢させていた折角のNDがそのまま埋もれてしまいます。
 

標準124スパイダーが日本で生産されながらも国内未販売は、明らかにND保護のためでしょう。
 

しかし、ABARTHが残ってくれただけでもありがたい話。
 
海外のSHOPに聞くと、FIATのブランドがかなりネックになっているからです。
 
”Fiat”か~ぁ・・・こんな感じです。

大衆車のイメージなんですね。

アルファロメオとの差は相当なものです。
 
さて、MARUHAはどう対応していきましょうか?
 
124スパイダー、先ずは乗ってみたい車ですね。それから考えましょう。

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