27motorsports & MaruhaMotors Blog

27モータースポーツ&マルハモータースが送るチューニング情報ブログ。

パワーウィンドの人気ぶり

2016年02月14日 | Weblog

2015年から販売開始となりましたパワーウィンドはお陰様で、大変な人気です。

昨年の2月より発売ですので、丁度1年です。

目下NAだけに設定されていますが、ゆくゆくはNB用にも新設定を考えています。

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これが最近になって当社で交換した際に破棄された純正PWの残骸。

年末近くに一度業者に廃棄物を処理してもらっているので、比較的最近のものになります。

これだけPWが溜まっているは日本中で当社だけだと思いますが、それだけMARUHAでは定番になっている作業と言いえます。

ホームぺージでも詳しく解説がありますが、改めて簡単に特徴を言いますと、

1)
レギュレーターとモーターが一体になっているので、交換作業が非常に効率的。
 

2)
モーターがパワフルでウィンドの上下スピードが純正に比べかなり速い。

3)
モーター付きであることを前提に各段に価格が安い。

4)
純正では設定がないガイドカラーも設定済。
 

5)
ドアスプリングまでもケアされている充実設定。
 

などなど。

ロードスターの泣き所であるPWがしっかりとケアされています。

今年はますます需要を見込んでさらに追加生産に入っております。

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さて、あるSHOPの人からこんな質問がありました。

”PWは純正でも同じ位の作動スピードが出せるか?”。

これは実はなかなか達成が難しいのです。 当社もオリジナルのレギュレーターを設定する以前は、純正レギュレーターを散々あれこれと

試したものです。

純正新品パーツを使い、組み付けの位置、ガイドレールの古いグリースの洗浄、ランチャンネルの潤滑スプレー塗布、など。
 

しかし、どうやってもウィンドの上下スピードが上がらない。 遅いのです。

もっとシューっと動かすためには???と多くの方が試みた訳です。

今、ハッキリと言えることは、”MARUHAのPWを是非使ってみてください。”の一言。

見違える様にウィンドが動きます。

その時のユーザー様の顔がとても良いのです。 何か大変スッキリした感じで帰られます。

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PWの組み付けには当然テクニックも必要です。

パーツはすべてボルトナットで固定ですが、これを行き成り固定をせずに、先ずは全体を仮組してウィンドを上下させます。

この時に一番ストレスのないポジションを確認してロック。 これが基本。

古いグリースの洗浄、ガラス枠(ランチャンネル)の潤滑スプレーもやはり有効です。

この潤滑にグリースなんて塗ったらだめです。

余計に抵抗が増えて、作動スピードが遅くなります。

当社でお勧めは次回にブログで紹介しましょう。

 


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CABANAとの提携決定

2016年02月07日 | Weblog

2月6日、7日は月一回の土曜・日曜の連休です。

毎月第一土曜はお休みを頂いております。

時間の合間をみて、ブログを更新します。

さて、今年(2016年)も新たな製品企画が日の目を見る年になりそうです。

幾つかある企画は数年前から温めているものばかりです。 CABANAもその中の一つで、当社からのラブコールは既に2年くらい前になると思います。

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MARUHA製のオリジナル幌は2015年は過去最高のブレークで、一体何台の幌作業を施工したのか?と考えても分からない程です。

一方で、カーペットも順調にニーズを伸ばし、その先のダッシュボードの交換、それに伴うAC、ヒーターユニットの交換など、室内に関するニーズは高まるばかりです。

勿論、エンジンや駆動系、サスペンションも大事な仕事。

しかし、多くのユーザー様は、どうやって今後も大事に乗り続けていくか?を模索しているのです。

そこで、シートなのです。正確には”シートも”なのです。

当社ではRECAROの正規代理店としてRECAROを取り扱っております。勿論高級ブランドで申し分ありません。

でも、純正シートのままで乗り続けているオーナーさんも非常に多いのです。

そこで、CABANAさんの登場なのです。

CABANAはブランド名で、製造会社はトップセレクションと言います。

佐賀県、千葉県、北海道に工場を持つ下着メーカーさんです。その高い技術力をシートカバーに向けてCABANAブランドを立ち上げられたのです。

市場で脚光を浴びる切っ掛けになったのが、BMW MINIのシートカバー。

最初に見た時は驚きました。カバーに見えません。まさにその生地で縫製されているがごとくのフィット感と質感。

実にファッショナブルで、精巧で、実直な製品作り。

このチェッカー柄も一枚一枚のピースを丁寧に縫い合わせて製作されています。

実に手間の掛かる仕事を承知で、真っ向から向かい合う実直なメーカーです。

ですから、”手応え”が違います。

もはやBMW MINIの市場では圧倒的なシェアを誇る人気ぶりで、MADE in Japanとして海外進出も始まっています。

国内中のMINIディーラーから受注し、さらにはRenaultジャパン、Toyota86の専用カバーも正式採用されています。

まさに、数多のシートカバーが市場で競合する中での実力派集団と言えます。

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さて、今年の東京オートサロンにみなさん行かれましたか?
  

そこにCABANAさんのブースが今年もありました。

BRGカラーにラッピングされ、室内を誠にゴージャスな本革タン色でアレンジされたNewロードスターNDをご覧になられました?

その横で、NAのシートが展示されていましたが、当社MARUHAとのコラボの先駆け”プロトタイプ”なのです。

  

画像では、赤く発色しておりますが、カメラの都合で、実際にはシックなREDが採用されています。

もちろん、プロトタイプですから、まったくの暫定的なデザイン。

これからさらに洗練された複数のタイプが登場の予定。 

オートサロンでは、MARUHAとシートカバーを手掛けることを皆様にお伝えするべくの、メッセージ的な展示でした。

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今年の4月ごろを正式発売の時期と定めて、目下両社で製品化に向けてガッチリと協力体制を整えている最中です。

シートカバーの概念を覆す、ハイクオリティなシートカバーを今年はお届けいたします。

 


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MAHLEピストンの実力と本領

2016年02月03日 | Weblog

大変久しぶりになりましたが、少し余裕ができましたので、ブログを更新します。

MARUHAの現状は、超多忙の一言。

兎に角、遠方からのエンジンを含めて特殊な依頼が続いております。

開発も忙しく、また通販部門も年々増加の一途。

お待たせしている業務を片づけるのがまず第一。 悠長にブログを書いている時間が惜しいのです。

とは言え、当社の最近の流れや、新製品など気にされているユーザー様もいらっしゃる事でしょうから、なるべく時間を作って更新したいとは思っているのです。

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さて、ネタは山ほどありますが、今日は原点回帰のMAHLEピストンについて。

  

まずこのピストンを見てください。

MAHLEに特注しているBP用のMARUHAオリジナルピストンです。

先日、数万キロ走行後にOHの機会がありましたので、エンジンから取り出したところを撮影です。

注目は、サイドスカートのグラファルコート。

黒いコーティングです。

摩滅せずに、しっかりと残っていることがわかります。また、その表面に入った傷の程度に注目です。

僅かに縦傷は当然ありますが、ほとんど入っていないことが分かります。

過去にも何度も当社の組んだエンジンの再OHをしておりますが、その時に丁寧に確認しながら製品の安定性を噛みしめております。

ピストンアクションが理想的である証拠になります。

ピストンプロフィールがとても良いことも当然です。楕円・樽型の緻密な設計と加工精度の高さが一段と光ります。

 これだけ使い込んでも、ピストンの摩耗が本当に少ない。

トップのデザインも圧縮確保、バルブリセスのコンパクト化。全体の軽量化。

そして、エアフローの流れを意識した、完爆(燃焼)の状態。

IN/EX側のデッキが綺麗な燃焼を物語るカーボンの適度な付着。

たった一言で表現すれば、”見ごと”なのです。

海外でも、国内でも、競合ピストンはいくつもあります。

しかし、MAHLEは別格です。

フェラーリ・ポルシェ・ランボルギーニ、ほか高級欧州車はMAHLEが純正採用されています。

F1のピストンもMAHLEです。

国産の高性能エンジンも今やMAHLE製です。

バックグランドは申し分がありません。 しかしそれに加えて、どれほど綿密に設計されているか、はブログではお伝えし切れないレベル。

例えば、BP用のピストン。

どの角度から、どの位のバルブ径で、どの程度の深さまで入り込むのか?

それは、カムの設計も含めて、入念にデーターを取らなくてはなりません。

これが出来ていないと、余分に深く、中央が尖がったアグリーなヘッドヘビーのピストンが出来てしまいます。

何故綺麗なデザインにならないのか? なぜならば、”丸投げ” 製造だからです。

もちろん、エンジンは掛かることでしょう。普通に走りもします。パワーも排気量が上がれば出やすくなります。

しかし、それでは一歩も二歩も足りないのです。
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昨年は、フォーミュラの方々に使って頂きました。

K20のホンダエンジンとトップスピードでわずかに数キロ足りないらしい、しかしMAHLE製ピストンの性能を高く評価頂きました。

こうしたプロフェッショナル達から認められることが本当に嬉しく思います。

 

ちょうど良い画像が撮れましたので、少しですがブログで紹介してみました。

ご参考ください。


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