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【event】STARS ON ICE JAPAN TOUR 2022 @代々木第一体育館

2022-04-11 00:40:14 | event

【event】STARS ON ICE JAPAN TOUR 2022 @代々木第一体育館

 

 

スターズ・オン・アイスは1986年にサラエボオリンピック金メダリストのスコット・ハミルトン氏の提案で始まったアイスショー。そもそもはアメリカ、カナダの北米ツアーだったけれど、2005年からは日本でも公演されている。

 

前回鑑賞は2015年ソチオリンピック後の公演(記事はコチラ 途中で終わってます😅) で、なんと7年前。今回久々に見に行こうと思ったのは、応援している宇野昌磨選手とネイサン・チェン選手が出演するから!

 

競技に専念するため休学していたイェール大学復学を予定しているネイサン。今後のことについては今のところ不明だけれど、見れる時に見ておきたい! ということでチケット取って見に行って来た

 

ということで、感想を書いていきたいのだけど、全スケーターについて感想を書くことはできない。なので特に印象に残ったスケーターのみの感想となります🙇

 

 

 

東京公演は4月8日から4月10日の3日間で追加公演含めて4公演。土日は混みそうなので初日の金曜日に午後半休もらって行っていってきた!

 

とはいえ原宿駅から代々木第一体育館へ向かう人でいっぱい! アリーナ席の後ろや、2階席の後ろは空席があったけれど、平日昼間にもかかわらずほぼ満席。

 

 

名前の通りオリンピックや世界選手権のメダリストを中心としたメンバーが演技を披露し、オープニングやエンディングではグループナンバーにも参加するという形。

 

アイスショーの起源がいつ頃なのか、そもそもはどういうスタイルで公演されていたのか調べてみないと分からないけれど、現行のアイスショーはほぼこの形式が多いのかなと思う。

 

偶然スクリーンに映った北京オリンピック金・銀・銅メダリスト✨

 

20分の休憩を挟んで第一部と第二部、それぞれオープニングとエンディングでグループナンバーがある。来日メンバーが基本で、そこに日本人スケーターが加わるという感じだけど、友野一希選手を除き世界選手権に出場していたスケーターは加わっていなかったと思う。

 

感想

 

第一部

①田中刑事選手:Whiplash

 長身で豪快なジャンプが印象的な田中刑事選手だけど、実はスケーティングのとても上手いスケーター。アイスショー用の狭いリンクでは足りないくらい。このプロめちゃめちゃかっいい! 男の色気を表現できるスケーターだと思う。

 

②村元哉中/髙橋大輔(かなだい):ソーラン節

白ソーラン! 今季RDのソーラン節。試合では赤い衣装だったけど、白衣装が存在するらしいと話題になっていた。既に大阪でも披露してたのかな? 是非白ソーラン見たいと思っていたのでうれしい! 生かなだいすごかった!

 

アイスダンスは難しくてステップとかリフトの難易度が分からないのだけど、ものすごいスピード! ディープエッジ! そして表現力! シングルの高橋大輔がスゴイのは知っていたけど、転向2年目でこれはスゴイ! そして哉中ちゃんのキレッキレの表現力。かっこいい😍

 

③ケイトリン・ホワイエク/ジャン・リュック・ベイカー(ホワベイ):白鳥の湖

チュチュをつけた白鳥ケイトリンに、タンクトップの肩の辺りに黒鳥の顔を着けたヒゲのJLBが絡むコミカルなプログラム。コミカルなものって実はとっても難しい。技術か表現力かという議論もあるけど、技術がなければ何も表現できないからね。とても楽しかった!

 

④友野一希:Daft Punk Medley

ホントは「ラ・ラ・ランド」が見たかったけどFSだから尺の問題があるのかな? 2018-2019シーズンのEX「Daft Punk Medley」を披露。ロボダンスも盛り込んで楽しいプログラム。友野くんの美しいスケーティングとダンスセンスで魅せる。サービス精神に溢れたエンターティナー。かっこよかった!

 

⑤チャ・ジュンファン:Beliver

スケーターとしては高身長なジュンファン。このプロめちゃめちゃかっこよかった! かわいらしい顔が印象的だけど、しっかり男の色気を感じさせつつわいいみたいな。曲を良く表現していたと思う。

 

 

第二部

⑥三浦璃来&木原龍一(りくりゅう):Hallelujah

今回お目当てだったりくりゅう。素晴らしかったー! これは本当に名プログラム。ペアもあまり詳しくはないのだけど、2人の透明感のある滑りが、このゆったりと美しい曲に合っている。とても楽しそうに滑る2人。こちらまで幸せになった。

 

⑦三原舞依:Never Enough

舞依ちゃんもお目当ての一人。難病を抱えて休養せざるを得なかった時期を乗り越え、コツコツ試合に出てポイントを重ね、オリンピック代表争いまでたどり着いた舞依ちゃん。惜しくも代表は逃したものの、2月の四大陸選手権で優勝。可憐な容姿から儚げな印象だけれど、美しく芯の強い演技。心が浄化されるようだった😭

 

⑧マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ(チョクベイ):Daft Punk Medley

今季のRDプロ。これめちゃくちゃカッコイイ! まさかの友野くんとダフトパンク競演となったけれど、どちらも素晴らしい。特にマディソンの近未来的でありつつクラシカルな感じもする衣装が素敵。

 

⑨ヴィンセント・ジョウ:Vincent(Starry Starry Night)

今季SPプロ。ご本人と同じVincentはゴッホの「星月夜」をテーマにした曲。成績が振るわず苦しんだ後、本来の滑りを取り戻しオリンピック代表の座を掴み、団体戦ではFSを滑りチーム・アメリカの銀メダル(暫定)に貢献した。その後、まさかのコロナ陽性となり個人戦に出場することは叶わなかった。失意の中、それでも自らの言葉で真摯に発信したメッセージは涙なくしては見れなかった😭

 

その悔しさをぶつけた世界選手権では銅メダルを獲得! 波乱のシーズンを終えて披露された演技は、る喜びに満ちていた。本当に美しかった。

 

⑩宇野昌磨:Oboe Concerto

今季SPのオーボエ🙌 「Great Spirit」の日もあったようで、それも見たかったのだけど、やっぱり今季は世界王者となったプログラムを見たかった。「ボレロ」だったら卒倒するところだけど、オーボエもうれしい😭 "さぶいぼ"呼ばわりしている素敵衣装。このビジュー部分がキラッキラでキレイ!

 

ジャンプは3Loを2本と2A1本だったかな? 高難度ジャンプは跳ばなかったけど見どころしかない。是非とも見たかった昌磨のスケーティング。浅田真央ちゃんとか上手い人のスケーティングは見てきたけど、昌磨のスケーティングは唯一無二という気がする。もう氷に吸い付いているような。よく表現されるようなツルスケともちょっと違っていて、ギューッと吸い付いている感じ。上手く言えないな😅

 

体を大きく使ってキレッキレで、彫刻のようなポーズはまさに芸術。このプロとボレロで世界王者になったと思うと感慨深い。スタンド席だったのでリンク全体を使う昌磨の滑りが見れて良かった。来季もガンバレ!

 

⑪ネイサン・チェン:Rocket Man

大トリは今回の座長ネイサン・チェン! オリンピックチャンピオンとなったFSプログラム! 股関節を痛めていることもありジャンプは全て3回転だったけれど、そんなことは全然いいのです! ネイサンといえば多種類の4回転ジャンプと思われがちだけれど、スピンもステップもスケーティングもスゴイのです!

 

曲調も振付も直接的にクラシックバレエの要素はないけれど、でも根底にはバレエで鍛えた表現力がある。SPの「ラ・ボエーム」のようなしっとりした曲もとてもいいけど、この「ロケットマン」のようなプログラムをかっこよく演じることがネイサンたる所以だなと思った。めちゃめちゃかっこいい😍

 

衣装も含めネイサンはネイサンのスケートを確立したと思う。これは唯一無二。そして昌磨もやっぱり昌磨のスケートを確立したと思う。2019年のフランス杯でボロボロだった昌磨について「昌磨はきっと答えを見つけて帰って来る」と語ったネイサン。"答え"の真意はネイサンでないと分からないけれど、自分なりに解釈すると"昌磨のスケート"ということなのかなと。

 

カメラの回っていない所で「チャンピオンおめでとう」と言ってもらえてうれしかったと語った昌磨。きっとネイサンもうれしかったんだと思う。それが良きライバルということなんだと思う。

 

ライバルもいろんな形があると思うけれど、例えばボクシングのように直接殴り合ったり、100m走のように同じ条件で速さを競うのではなく、それぞれが違うプログラムで競うフィギュアスケートは、お互い良い刺激となって、お互い自分スケートを確立し、試合ではより難しいことをより美しく実施した者が勝つ。そして敗れた者が勝者を心から称えることが出来る。それこそ理想的な在り方かなと思う。なかなか難しいけれど。

 

でも、ネイサンと昌磨の関係はそういう域に達しているのではないかなと思う。だからこそオリンピックのグリーンルームで、ネイサンの演技の成功を昌磨は喜んだわけなので。でも、そういう素直さというかピュアさは昌磨ゆえでもあるからなぁ・・・

 

と、長々とりとめもなく書いてしまったけれど、これこそがネイサンの演技を見ながら考えていたこと。ネイサンの演技がこの上なくかっこよかったので。そしてまた昌磨の演技が芸術的に素晴らしかったので。

 

エンディングのグループナンバーの後、ゲストスケーターたちが紹介される。昌磨のみリンクを半周した後、クリムキンイーグルとスピンを披露。生クリムキンきたー😃

 

縦になったり、横になったり、円になったりフォーメーションを変えて挨拶。アンコールに2回応えた後、リンク出入口付近にネイサンと昌磨が戻って来て手を振って挨拶で終了。

 

グループナンバーの時やはりネイサンが中心となって滑ることが多いけれど、決してワンマンショーではなく、例えばヴィンスが中心となって滑る場合、ネイサンは完全に脇役に徹している。そういうところが素晴らしいなと思った。

 

そして、実は先日現役引退を表明した宮原知子さんのプロとしての初めてのショーでもあった。休憩前にはスケーターとのトークコーナーがあり、今回のゲストは三原舞依ちゃんと樋口新葉選手だった。舞依ちゃんに誕生日プレゼントに靴下を買ってもらった話や、樋口新葉選手が平昌オリンピック出場を逃して落ち込んでいた時に掛けたエピソードなどが興味深かった。

 

宮原さんはトリで美しい演技を披露。現役生活お疲れさまでした。そして、今後の活躍をお祈りします😊

 

とにかく豪華出演者で見どころだらけで書ききれない💦 本当に楽しいショーだった! 見に行ってよかった。

 

出演者(公式HP掲載順)

ネイサン・チェン

宇野昌磨

ヴィンセント・ジョウ

チャ・ジュンファン

友野一希

島田高志郎

田中刑事

樋口新葉

アリサ・リウ

河辺愛菜

三原舞依

宮原知子

紀平梨花

ユ・ヨン

アレクサ・クリニエム&ブランドン・フレイジャー

三浦璃来&木原龍一

マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ

ケイトリン・ホワイエク&ジャン・リュック・ベイカー

小松原美里&小松原尊

村元哉中&髙橋大輔


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