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【tv】ぶらぶら美術博物館 「名作誕生 -つながる日本美術」

2018-05-09 01:29:40 | tv

【tv】ぶらぶら美術・博物館 「名作誕生 -つながる日本美術」

 

 

現在、東京国立博物館平成館にて開催中の「名作誕生 ー つながる日本美術」展。自身も前売り買って今週末あたり見に行く予定! そんな中、BS日テレのぶらぶら美術博物館で特集されていたので、備忘メモをTweetしておいた。鑑賞の予習として記事にまとめておく。

 

 

どうやら、今回の展覧会は「國華」(Wikipedia)という美術雑誌の創刊130周年記念という側面があるらしい。美術好きだけどこの雑誌のことは全く知らなかった😅 現在も刊行されている雑誌としては日本最古ということになるのだそう。

 

 

自身のお目当ては仏像と「見返り美人」そして若冲。今回「見返り美人」のことは全く取り上げられなかった。どうやら、第1章から仏像らしい! 画面で見た限りでは数体の立像が並び壮観!

 

唐招提寺「伝薬師如来立像」

 

一番重要なのは唐招提寺(唐招提寺)の「伝薬師如来立像」 ほぼTweetどおりで、特に追記することはないかな? 衣文のUとYについて補足しておくか! 太腿がかなりしっかりしており、山田五郎氏によるとスピードスケートやっている太腿らしい(。・w・。) ププッ 太腿がとても盛り上がっているため、衣文がお腹の辺りでUの字を描き、Yの字となって行く表現が画期的で、後世の仏像に影響を与えたとのこと。

 

 

元興寺「薬師如来立像」

 

元興寺(元興寺公式サイト・元興寺文化研究所公式サイト)「薬師如来立像」の背面の画像が見つからなかった💦 今回の展示は360°見れることが特徴! ちなみにこの方も衣文がUとYになっている。背面にかなり大きなくりぬきがあり、それを内刳(内刳(うちぐり)とは|コトバンク)というそうで、Tweetにもあるとおり乾燥による割れを防ぐためなのだそう。


檀像(檀像(だんぞう)とは|コトバンク)については、他の仏像の説明の時に話していたと思うのだけど、メモが間に合わず💦 白檀などを使った仏像のことだそうだけれど、それを表すために着色したというような話だったような? 曖昧な記憶なのに何故残したかというと、白檀がサンダルウッドのことだって知らなかったので😅


 

うーん💦 この"江戸時代に描かれた雪舟の絵カタログ"の作品名が全く分からない💦💦 要するに雪舟が中国の絵師たちの絵を模写した作品を並べた絵カタログ的なもので、それを江戸時代にさらに模写したというような説明だったと思う。ここで重要なのは、雪舟が活躍した室町時代は中国絵画が主流であり、牧谿(Wikipedia)や夏珪(Wikipedia)風の作品が欲しいというような注文があったということ。そして、その中に自分の新意を出したということ。

 

倣古図って急に出て来たと思ったら、雪舟の「団扇型倣古図」ということらしい? ずっとこれについて話していたということか ちなみに作品名の分からない絵カタログはこの倣古図が連なったものだった。

 

 

雪舟の画風というのは当初はあまり受け入れられなかったようだけれど、遣明使(Wikipedia)として明に渡ると、自分の画風が主流だったため、自信を深めて戻って来たらしい。さらに時期的に応仁の乱(Wikipedia)と重なっており、人々の好みも荒々しいものとなっていき、時代にマッチしたという説明だった。

 

雪舟「破墨山水図」

 

70代で描いた「破墨山水図」は玉澗(玉澗とは - Weblio辞書)の流れを汲んでいるということで、さらに狩野探幽(Wikipedia)の「破墨山水図」はそれをも飲み込むという説明だったのだけど、狩野探幽作の画像は見つけられず💦

 

残念ながら、これらの作品は展示替えにより展示終了となっている😢

 

 

文正「鳴鶴図」14世紀

 

伊藤若冲の「白鶴図」の元ネタである文正(Wikipedia)「鳴鶴図」画像では分かりにくいけれど、左右の羽根のと体の間に隙間が描かれており、要するに羽根がきちんと分かるように描かているということ。羽根自体も白い面と線を駆使して描かれている。あ、右の方の鶴について!

 

狩野探幽「波濤飛鶴図」17世紀

 

17世紀に狩野探幽が文正「鳴鶴図」を模写。羽根の間に隙間は描かれず、全体的に簡略化されている。代わりに波の描写に力を入れている?

 

 

伊藤若冲「白鶴図」

 

若冲は左右両方の鶴を模写。右の鶴については左側の羽根について体との間に隙間を入れている。若冲の羽根は面よりも線を多用しており、より透け感がある。岩と波は全く別物になっている。

 

左の方については背景が全く別。陳伯中とTweetしちゃってるけど、陳伯仲が正解らしい? Wikipediaなども見つからないので全く分からない💦 番組内では若冲が拝借した元ネタも映っていたのだけど、画像は見つけられなかった😢

 

 

伊藤若冲「仙人掌群鶏図襖」

 

自己模倣っていうのは、若冲は既に鶏をとんでもない数かいているので、この屏風に描く際にも、自分の模倣になっているということだったと思う。

 

伊藤若冲「鶏図押絵貼屏風」

 

山田五郎氏によると水墨画の方が躍動感があるということで、たしかにそう思う。解説の先生(お名前を失念🙇)によると、尾羽がCの字のようになっている部分が、着色画(「仙人掌群鶏図襖」)にも描かれているとのこと。それが水墨画と着色画の合体ということ。

 

 

長谷川等伯「松林図屏風」

 

長谷川等伯の「松林図屏風」にも元ネタがあったのね? 牧谿の作品らしいのだけど画像が見つけられず💦 遠景で描かれていて、松林自体は小さく描かれていたと思う。

 

 

☝これの気がするのだけど違ったかな~💦 葉や根の描き方が同じであるということで、等伯の作品は全体的にいもやっていて、靄を描きたいのかなと思う感じであるけれど、近くで見ると葉や根は荒々しいとのこと。

 

この作品を見た人に感想を聞くと、朝であるとか夜であるとか、晴れの日であるとか嵐の日であるとか、様々な感想があるそうで、そういうのも名画の証とのこと。自分は雨の朝だと思った。さらにこの画のすごいところは、これを日本の風景だと感じさせるところなのだそう。それまで水墨画で日本の風景を描かれたことはなかったそうで、等伯が意図したことなのか不明だけど、みなこの風景を日本の風景だと感じているとのこと。たしかに日本の風景だと思ってた!

 

残念ながら今作も展示終了。・゚・(ノД`)・゚・。

 

まぁ展示終了なのは分かっていたのだけど、すでに一度見てるからOKと思ったのよね😌

 

🎨特別展『名作誕生 - つながる日本美術』:2018年4月13日~5月27日 @東京国立博物館平成館

特別展『名作誕生 - つながる日本美術』(東京国立博物館で開催)

 

 

 

ぶらぶら美術博物館:毎週火曜日 21:00~22:00 @BS日テレ

BS日テレ - 「ぶらぶら美術・博物館」番組サイト

 


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