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【tv】ぶらぶら美術博物館「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」

2018-11-08 01:16:47 | tv

【tv】ぶらぶら美術博物館「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」

 

 

現在、東京国立博物館平成館で開催中の「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展。自身も前売買って来週末に見に行く予定。そんな中、BS日テレぶらぶら美術博物館で取り上げられていたので、メモ取りながら見てみた。ということで、備忘メモとして記事にしておく。

 

大報恩寺は別名千本釈迦堂と呼ばれている。1227年開建。応仁の乱で焼け残る。本堂は洛中では一番古い。

 

大報恩寺(千本釈迦堂 大報恩寺)ではピンと来てなったのだけど、千本釈迦堂のことなのね?😲 応仁の乱(Wikipedia)では京都の大部分が焼けてしまったけど、焼け残ったのは奇跡的。

 

おかめ像で有名。長井飛騨守高次の妻。うっかり柱の1本を短く切ってしまったが、おかめが他の柱も切りそろえて上に足せばいいと助言した。この技法を斗組(組(ますぐみ)とは - コトバンク)という。


おかめ像のことは全く知らなった💦 この方がおかめ(Wikipedia)の元になったのかしらね? 今回の展示とは関係ないのだけど、番組で紹介された像がけっこうなインパクトだったので画像貼っておく😌

 

 

慶派の仏師、特に快慶、快慶の弟子の行快、運慶の弟子肥後定慶の作品がたくさんある。

 

快慶(Wikipedia)はもちろん知っているし、運慶(Wikipedia)の弟子定慶(Wikipedia)はかろうじて名前だけ知ってたけど、行快(Wikipedia)については全く知らなかった💦 慶派(Wikipedia)の仏師の像が多いとうのはどうしてなのだろう? その辺りのことは特に話してなかったような?🤔

 

本尊釈迦如来坐像は弟子の行快作、釈迦の弟子である十大弟子立像は快慶の作。おそらく、本尊も快慶が作ったと思われるが、死後に本尊が変わったのではないか。最近、金剛寺の行快作不動明王が国宝に指定され話題になったが、この仏像にもある作風が阿弥陀如来坐像にも出ている。ぽっちゃりでつり目。

 

なるほど、絶対ないということはないかもしれないけれど、弟子を師匠が作って本尊を弟子が作るということはあまりないかも。金剛寺の不動明王が国宝になったというのは全く知らなかった💦 

 

 

十大弟子立像はチーム快慶作。快慶監修の作品は快慶作ということになる。目犍連立像の足ほぞに巧匠 快慶作との記載があるため、この像は快慶が作ったことが分かる。この像には金泥の跡が残る。目犍連は超能力を持っていることに関連している?優波離(Wikipedia)は戒律を守る。頭に行快と快慶の署名があるので、これは行快が作った。


十大弟子(Wikipedia)というからには十人分の像を作らなきゃならないわけで、慶派の仏師を束ねていたわけだから、そりゃ1人で作るわけないよね。納期の問題もあるけど、はやりそこは部下を使わなきゃ。育てる意味もあるし。1体だけ作ろうと思った時に何故目犍連(目犍連(もくけんれん)とは - コトバンク)だったんだろう? 十大弟子の序列は分からないけど舎利子とか有名どころいるのに。やっぱり超能力か?🤔

 

頭の形で2グループに分かれる。 まん丸:理想形=快慶グループ、でこぼこ頭:リアル=運慶系統。手が足りずに運慶派の仏師にも助っ人を頼んだのでは? 裾も違う。裾を下げている=快慶派、裾を上げている=運慶派。本当は上げて着ていたけれど、快慶はかっこよさを取ったのでは?

 

頭の形が違うというのは解説の学芸員の方から説明があった。確かに丸くつるっとした頭と、頭頂部が尖っている頭がある。これは分かりやすい違い。裾の違いについては、おぎやはぎの矢作が指摘していた。理由についても出演者の憶測。確かにそれぞれ頭の形の違いともリンクしてるので、合っているのだと思う。しかし、慶派の中でも運慶派と快慶派に分かれてたのは知らなかった💦

 

耳の作り方にも違いがある。耳の真ん中の出っ張っている部分を対耳輪と言うが、この部分の先が二股に分かれており、その上の部分が伸びていると弟子の作品で、横に寝ていると快慶の作。仏像を作るには決まりごとが多いが、耳には特に決まりがないので個性を出したのでは?

 

これはなかなか興味深い! 肉眼で確認できるかな? 単眼鏡持っていくからきっと大丈夫 仏像には三十二相八十種好(Wikipedia)という特徴があるんだよね。いちいち覚えていないから、見てもサッパリ分からないけど、おそらくこれに則って作られているのだと思う。耳の中までは決まりがないということなんだね。それは盲点だった。

 

 

六観音菩薩はチーム肥後定慶の作品で、唯一重要文化財に指定されている。六道から救う観音様たちを集めている。平安時代から信仰を集めるが、6体揃って残るのは少ない。肥後定慶は准胝観音を作成。木そのもので彩色なし。中国などでは白檀で造られたが、日本では栢を用いられた。

 

六観音菩薩(六観音(ロクカンノン)とは - コトバンク) は宗派によってメンバーが変わるそうで、准胝観音(Wikipedia)が含まれるのは密教(Wikipedia)とのこと。そういえば、先日見た「京都・醍醐寺展」(感想はコチラ)の醍醐寺も密教だったね! 聖宝が准胝観音と如意輪観音を笠取山に安置したことが醍醐寺の始まりだった。六道(Wikipedia)から救ってくださるために、それぞれを担当されているということで、地獄は聖観音菩薩様(Wikipedia)が担当。出演者たちは聖観音様をよく拝んでおこうと言っていた😀 何故彩色されていないのかの説明はあったかな?🤔 忘れてしまった😅

 

 

六観音菩薩様たちは、10月28日までは光背を背負われていたけれど、10月30日からは外されたお姿だそうで、360度拝見することができるのだそう。光背は別に場所を設けて展示されるということで、こちらもきちんと見られるので一安心😌

 

ということで、事前にいろいろ勉強できてよかった! 見に行くの楽しみ😍

 

🎨特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」:2018年10月2日~12月9日@東京国立博物館 平成館3・4室

東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館)特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」

 

 

ぶらぶら美術博物館:毎週火曜日 21:00~22:00 @BS日テレ

BS日テレ - 「ぶらぶら美術・博物館」番組サイト

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