2018.10.26 『search/サーチ』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋
予告見て面白そうと直感。絶対見たいと試写会応募しまくったけどハズレ💦 公開初日が運よくシネマイレージウィークってことで、喜んで行ってきた~
ネタバレありです! 結末にも触れています!
「リンパ腫で妻を亡くしたデイヴィッドは、思春期の娘マーゴットとの関係に悩んでいた。ある日、マーゴットは友人宅での勉強会に行ったまま、マーゴットは帰らなかった。担当の女性刑事ヴィックの協力要請もあり、マーゴットのパソコンから情報収集を開始。そこにはデイヴィッドの知らなかったマーゴットの姿があり・・・」という感じかな。これはおもしろかった! 行方不明になった娘を探す話であること、ほぼ全編PC画面で展開することは知っていたけど、斬新なアイデアというだけにとどまらず、二転三転するストーリーでサスペンスとしても楽しめるし、家族の話としても良い。そしてこれは極力ネタバレなしで見た方が面白い!
アニーシュ・チャガンティ監督作品。今作がデビュー作だそうなので、もちろん作品を見るのは初めて。まだ27歳のインド系アメリカ人とのこと。脚本もぜヴ・オハニアンと共同で担当している。インド系だけに機械系に強いのかしら🤔
作品について毎度のWikipediaから引用しておく。『search/サーチ』(原題:Searching)は2018年にアメリカ合衆国で公開されたスリラー映画である。監督はアニーシュ・チャガンティ、主演はジョン・チョーが務めた。本作はストーリーの全てがパソコンの画面上で展開されるという異色の作品である。なお、本作はチャガンティの映画監督デビュー作でもある。
2018年1月21日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された。22日、ソニー・ピクチャーズが本作の配給権を獲得したと報じられた。当初、本作は2018年8月3日に全米公開される予定だったが、後に公開日は同年8月24日に延期された。
本作が公開される1週間前、主要キャストをアジア系俳優のみで固めた映画『クレイジー・リッチ!』が大ヒットを記録した。それは長らくホワイトウォッシングを続けてきたハリウッドに大きな衝撃を与えるものであった。本作の主演俳優、ジョン・チョーもアジア系であるため、同作の主演俳優であるヘンリー・ゴールディングとジョン・M・チュウ監督はその盛り上がりを本作にも波及させるべく、本作の無料上映会を主催した。
2018年8月24日、本作は全米9館で限定公開され、公開初週末に38万8769ドル(1館当たり4万3197ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場22位となった。31日には公開規模が1207館にまで拡大され、週末に602万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング4位となった。
本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには137件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.4点となっている。また、Metacriticには30件のレビューがあり、加重平均値は72/100となっている。なお、本作のシネマスコアはAとなっている。本作はサンダンス映画祭で観客賞次点となった。
と、ほぼ丸コピ。これホワイトウォッシュされずに、あまり有名ではない俳優たちが演じたというの大きいと思う。ジョン・チョーは知ってたけど、ほぼ知らない役者さん達だったので、とってもリアルだった。
さて、ネタバレありで書いているブログなので、今作もネタバレありで書く予定だけど、頻繁に使われるSNSツールについても、TwitterやInstagramしか使ってない。facebookなど知ってても使ったことないから詳しく書けないし、中には今回初めて見たものもあったりする。なので、詳しいことは書けないし、間違っている可能性が大でございます。さらに展開がめちゃめちゃ早いので、着いて行くので必死。なので、全ての部分を詳細には書けない。というわけで、ザックリした理解で、ザックリした場面紹介のレビューになりますことをお断りしておきます。
前情報どおり冒頭からPC画面。開始から数分で家族構成と現在の状況までを一気に見せちゃう。この数分で10年近くが経過するのかな? 幼かった娘が小学生になったり成長する中、妻がリンパ腫になる。1回目のリンパ腫は治り再び3人の幸せな生活が始まるが、数年後再発。今度は奇蹟は起きず、どんどん衰弱していく様子がビデオという形で映し出されていく。この見せ方はスゴイ。毎回、記念撮影というと変顔する一家に若干の違和感を感じなくもないけど、それが幸せ描写ということであり、後の悲劇との対比となっているのでOK。
妻のパム(サラ・ソーン)を亡くしたデイヴィッド・キム(ジョン・チョー)は、高校生になった娘のマーゴット(ミッシェル・ラー)と2人暮らし。ゴミ捨てはマーゴットの担当なのに、いつも忘れると怒るのもiMessageの画面の中。電話で直接話したりもするけれど、そんな時もFaceTimeを使っているので、基本はPC画面の中。家の中で一緒にいる場面も動画だったりするけど、これも特に違和感はない。多少強引な部分もなくはないけど気にならない。
マーゴットは友人宅で勉強会があると出かける。夜は遅くなるし、もしかしたら泊まりになるかもと言う。心配したデイヴィッドは何度も電話。一度、友人宅と思われる場所でテレビ電話で話したりもするけれど、マーゴットは慌てて電話を切ってしまう。友人に呼ばれたからと謝るメッセージが来るけれど、その後マーゴットからの連絡はなし。数時間後、マーゴットから電話がかかって来るが、眠っているデイヴィッドは気づかない。電話は3回鳴るけれどデイヴィッドが起きることはない。マーゴットが行方不明になることは分かっているので、正直ここまでがちょっと長いなと思ったりもしなくもないけど、惹き込まれて見ているので気にならない。
翌朝、マーゴットの姿はなく、ゴミも捨てられないままだった。デイヴィッドはマーゴットにメッセージを送り、小言を言うが返事はない。それから何度もメッセージを送るが全く返事が来ない。これ、LINEだと既読にならないから、もうすこ早く異変に気付いたかもしれない。さりげなくテレビ会議でデイヴィッドの仕事風景も入る。どうやらシステム系の仕事をしてるっぽい? だからパソコンスキルがスゴイって設定なのかな? そういうことがさりげなく画面上だけで、説明的なセリフもなく説明されているのも上手いと思う。
その後、デイヴィッドはあることに気付く。そうだピアノ教室に行っているんだ。冒頭の家族説明部分の映像で、子供のころからパメラと練習をしているシーンを見せられているので、マーゴットが今でもピアノを習っているのだと見ている側も思うわけです。しかし、これは娘が失踪する話なのだから、そこにはいないことも知っている。デイヴィッドは検索してピアノ教室に電話を掛ける。すると案の定マーゴットは来ていないと言われる。それどころか半年前に辞めていると言われるのだった。始まった感にワクワク🤩
弟のピーター(ジョゼフ・リー)に連絡するも、思春期の娘にはよくあることだと言われてしまう。それでも心配なデイヴィッドはパムのパソコンにログインし、アドレス帳からマーゴットの幼馴染のアイザックの母親に連絡する。アイザックの母親は2人は友人たちとキャンプに行っていると答える。アイザックに連絡するとマーゴットは待ち合わせ場所に来なかったと言われてしまう。ここに至りデイヴィッドは警察に連絡する。ちょっと心配し過ぎな感じもするけれど、夜中に3回電話が入っているのも不審だし、そうじゃないと話が進まないのでOK。
しばらくするとローズマリー・ヴィック刑事(デブラ・メッシング)から連絡が入る。事件担当に任命されたというのだった。ヴィック刑事はとにかくマーゴットの交友関係など情報が欲しいと言う。しかし、デイヴィッドはマーゴットのことを全く知らないことに気付く。仲のいい友人は誰なのか。まぁ、思春期の娘と父親なんてこんなものなんじゃないかな。この辺りも母娘ではなく父娘という設定が上手いと思う。
デイヴィッドはマーゴットのfacebookなどから親しい友人を探す。しかし、自分が知らない娘の一面を見る。明るく振る舞い友人もたくさんいると思われたマーゴットだが、高校に入った頃から孤立していたらしい。いじめにあっている様子はないものの、一人でいることが多かったらしい。中にはかなり過激な言動の青年もいて、彼は危険人物とのつながりを示唆したりする。でも、典型的な中途半端なワルという感じであてにはならない。
勉強会を主催した生徒によるとマーゴットは9時に帰宅して、その後のことは全く知らないという。勉強ができるから呼んだけれど、特に親しいわけじゃないと面倒くさそうに言うこのヒスパニック系の女子生徒は、後に意外な面を見せる。イヤ、ある意味ありがちか🤔
デイヴィッドはEXCELでマーゴットと交流のあった人物たちのリストを作る。顔画像を入れ込み、マーゴットとの関係、当日の行動などを書き込んでいく。とにかくこの作業が早い! 改めてデイヴィッドのパソコンスキルにビックリ。これはヴィック刑事と共有する。
順番が曖昧になってしまったけれど、ヴィック刑事がマーゴットが偽造IDカードを取得していたことを突き止める。また、デイヴィッドはマーゴットがピアノのレッスン代100ドルを預金していたこと、そして失踪直前に2000ドルを引き出していたことを発見する。ヴィック刑事の見解はマーゴットは何かから逃げているのではないか。
次々現れるマーゴットの知らない顔。デイヴッドは自分は父親失格だと落ち込む。するとヴイック刑事は息子が勝手に自分の名前を使って募金を集めていたエピソードを話す。親だからといって子供の全てを知っているわけではない。あなたは悪くない。その後募金はどうしたと聞くと、そのまま集めて寄付したと笑う。実はここに後の伏線があった。
わりと早い段階でマーゴットが夜中にガソリンスタンドに寄った映像が見つかる。デイヴィッドには行く先に全く心当たりがない。これによりマーゴットは逃げたのではないかとなったんだっけ? ちょっと忘れてしまった😅
自分は使ったことがないので分からないのだけど、マーゴットはTumblrなどいろいろなツールを使っていたらしい。ライブ配信できて、チャットもできるツールはなんだろう。インスタではないと思う。いちいちツールの名前が出てたけど、展開早いし量も多いので覚えきれない。保存されていたチャット動画を見ていくと、ある女性と頻繁にやり取りしていることが分かる。親が病気だから自分が働かなければならないという彼女に、マーゴットは同情をしている様子。
ヴィック刑事はこの女性に事情を聞きに行き、彼女は当日バイトだったことが分かったとデイヴィッドに伝える。この捜査風景はなし。後から考えると上手い。
警察が何かを発表する前に、テレビなどではマーゴットが行方不明になっていることが話題になっていたと思うけど違ったかな。こんな段階で報道しちゃうんだと思った気が。でも、この頃はまだSNS上でも特に反応なかった気がする。これは後の対比になっているのかな🤔
いつものようにマーゴットのSNSを探していると、マーゴットが頻繁に湖に出かけていることに気づく。これ何かを画像の中に見つけて湖の場所を特定した気がしたけど忘れた。あの夜、ガソリンスタンドを出た後、マーゴットが向かった先はこの湖なのではないか。果たしてルート上にこの湖がある。デイヴィッドすごいぞ! むしろ警察何をしているのかと思うけど、これも後の複線なっているのかな。
夜中ヴイック刑事のとにデイヴィッドから興奮状態で電話が入る。デイヴィッドの姿は見せず、ヴイック刑事のFaceTimeの映像を見せるのが緊張感を煽る。デイヴィッドは何かを発見したらしいのだけど、興奮していてよく分からない。とにかく急いで行くとヴィック刑事が家を出るところで画面切り替え。遺体が発見されちゃうのか? とドキドキ。
場面変わって翌日。マーゴットが乗っていたと思われる車が発見された。これによりマーゴットは何者かに誘拐されたものとして公開捜査に切り替える。ヴィック刑事は現場で捜査状況等を伝え、ボランティアによる捜索協力を呼びかける。その際、警察が捜査した場所を指摘。それ以外の場所を探して欲しいと発表。ボランティアたちは既に捜索に入っているらしい。
事件性を帯びてきたことにより、俄然SNSが騒がしくなる。マーゴットを応援するものから、誹謗中傷するものまであらゆるハッシュタグが出来て、さまざまな投稿がされる。例の勉強会を主催したヒスパニック系の生徒は、彼女は親友だったと涙ながらに訴える動画を投稿。すごい量のいいねをもらう。こわ~😱 でも、そんなものかしらね。そういう人物にはなりたくないけれど😒
デイヴィッドの元にもたくさんのメールなどが届くけれど、中には葬儀会社から案内メールまで来ている。こんな無神経な業者もいるかなと思うけど、あり得そうな感じが怖い。この辺り人間心理の怖さをよく表している。そして、これは後の重要な伏線。
そんな中例の中途半端なワルが、マーゴットを誹謗中傷する動画を投稿。怒ったデイヴィッドは位置情報から映画館にいること確定。彼をボコボコにしてしまったらしく、その動画をYouTubeにアップされてしまう。デイヴィッドの様子がちょっとおかしくなってくる。
なかなか手がかりがつかめない中、マーゴットの車の画像を見ていたデイヴイッドは、助手席の足元に見覚えのあるパーカーを発見する。弟が着ていたもので、これ大学のロゴマークかな? 弟に不信感を抱いたデイヴィッドは、マーゴットと弟のiMassageを探す。するとそこには2人がデイヴッドに隠れて頻繁にあっていたこと、そしてどことなく性的な関係をにおわす会話が残されていた。うわー。まさかの展開にドキドキ。
デイヴッドは弟の家に隠しカメラを仕掛ける。弟は何も気づかず、兄を心配してねぎらいの言葉を掛ける。しかし、デイヴッドも彼同様弟に疑いの目を向けている観客にもどこか白々しく感じる。このやり取りはしばらく続くけど、ついにデイヴィッドが疑惑を突き付ける。直前、さりげなく外に止めてあった車に戻るシーンがあり、それが盗撮カメラに映っている。この映像は車の中にあるデイヴイッドのパソコンの画面ということかな。凝ってる。
デイヴッドとしてはどこまで意図していたのか不明だけど、結果2人は殴り合いのケンカになる。最初はしらばっくれていた弟だけど、ついに本当のことを話す。実は弟はマーゴットに大麻(だっけ?ドラッグではなかったと思う)を与えていたのだった。お互いストレスがたまっているから、時々一緒に吸っていたというのだった。もちろん性的な関係についてはキッパリ否定。それにしちゃチャット内容が怪し過ぎるけど、ここはミスリードさせればOKということで。
2人が殴り合っている間、実はヴイック刑事から何度も電話が掛って来ていた。犯人が逮捕されたと言うのだった。犯人は性犯罪歴のある中年の白人男性で、マーゴットに酷いことをしたと告白して自ら命を絶ったというのだった。えー。こんな終わり?
犯人の告白映像はテレビでも放映される。マーゴットの遺体は発見されていないが、自白がある以上殺されたのだろうということになる。信じられないデイヴィッドだが、しかたなく葬儀社のメールを開き、リンク先をクリックする。するとそこに見覚えのある人物が! マーゴットとSNSで頻繁に槍としていた女性。調べてみると彼女はモデルらしい。連絡先を調べて電話すると、彼女はマーゴットのことは知らないし、警察の聴取も受けていないと言う。え?😲
不審に思ったデイヴィッドは警察に電話をしてヴィック刑事を呼び出すも繋げないと言われてしまう。話の流れから電話の相手はヴィック刑事が自ら志願してマーゴットの件の担当になったと話す。え?任命されたのではないのか? これは意外な展開!😲
デイヴィッドはヴィック刑事をもう一度検索。以前見た労働者らしき男たちと写った写真。彼女の横に写っていたのは犯人と言われている男。これは?
どうやらこの日はマーゴットの葬儀の日だったようで、弟から頻繁に電話が掛って来ていた。場面が切り替わると教会。参列者の中にはヴィック刑事もいる。画面にふらふらと登場するデイヴィッド。参列者は立ち上がって彼を悼むけれど、明らかに様子がおかしい。
教会内に警官たちが入って来る、するとヴィック刑事がゆっくりと立ち上がる。画面が切り替わって取調室。囚人服姿のヴィック刑事。彼女の自白によると、彼女の息子は以前からマーゴットに好意を持っていた。この息子ちょっと障害とかあるのかな? 息子は普通ではない的な発言があった。とにかく、マーゴットに直接声を掛けられなかった彼は、かわいい女子で画像を検索し、それをアイコンにしてSNSでマーゴットに話しかけた。彼女と話しているうちに作り話がエスカレート。親が病気でお金のために働いているという話をマーゴットは信じてしまった。マーゴットが2000ドルを送金してきたので、これは本当のことを告白するしかないと、あの夜後をつけた。しかし、マーゴットは驚いて抵抗したため谷底に突き落としてしまったのだった。息子の告白を受け、ヴイック刑事は自ら捜査担当に志願し、隠ぺい工作をしたというのが真相。犯人にしたてた男性も殺したらしい。うわ~💦 この結末は予想できなかったわ。
少し時間が戻って連行されるヴィック刑事が車に乗り込む。助手席にはデイヴィッドが座る。ヘリからの映像で警察署に向かって走っていたはずの車がUターンする。後にニュース映像の中で語られていたと思うのだけど忘れた。とにかく、車中でデイヴィッドがマーゴットの生存の可能性をヴィック刑事に聞くと、すでに5日(だったかな?)経っているから生きてはいないだろうと言われたが、デイヴィッドは3日前に雨が降ったことを思い出した。マーゴットが水なしで放置されているのは2日だ! ということで、マーゴットが突き落とされた谷に向かったということ。やや強引だけどOK。
場面変わってマーゴット捜索現場。リポーターはこれはライヴ映像であること、マーゴットが発見されても生死は分からないことを繰り返し伝える。生死が分からないのに生中継しちゃうんだとビックリ。とはいえ、この展開ならばおそらくマーゴットは生きているのだろうと見ている側は思っているのだけど。果たしてマーゴットは発見される。担架で運ばれる姿を映し、生死は不明だと言うけれど、体全体を覆っているのではなく、顔が出ている時点でマーゴットの生存は見ている側には分かる仕組み。
また画面変わって元気になったマーゴットとデイヴィッドのチャット。何気ない会話だけど、2人の間の絆が深まっているのが分かる。マーゴットはピアノを再び習い出し、どうやら音楽学校に進学許可が出たらしい? そして、冒頭でデイヴィッド打つのを躊躇した言葉。ママも誇りに思っているよを打ち込む。映画はここで終了😌
とにかく画面展開が早い。いろんなツールを次々使って行くんだけど、その都度ちょっと考えたり、こっちはどうだろうと迷ったりがカーソルなどで感じられるの共感するし、数人でチャットしてると1人が送信した内容に返信しようとすると、別の1人が新たな情報を送って来て、打ってたメッセージ消すとかリアル。あと、マーゴットに母親のことを思い出させないためか、自分がパメラのことを語るのが辛いのか、ママと打とうとして消す感じで、2人の間の微妙なズレも表しているし、単純にそのメッセージを作り直す感じもあるあるだったりする。そういう細かい部分が上手い。
予算の関係なのかもしれないけれど、キャストがあまり知られていない役者だったというのが逆にリアルだったように思う。いろいろ画面には登場するけど、主要人物はデイヴィッド、マーゴット、ヴィック刑事、そして弟のピーターくらい。中で知っていたのはジョン・チョーだけで、それも『スタートレック』シリーズでのチョイ役。最初は気づかなかったくらい。でも、常に眉間にしわを寄せての熱演はリアルだったし良かったと思う。
こういう映画の特性上、後から考えるといろいろ粗は出て来ると思う。でも、とにかく押し切ったという感じで、それは嫌いじゃない。今現在のSNSツールやPCスキルを駆使しているので、これを10年後イヤ5年後に見たらアチャー😣ってことになってるかもしれないけれど、今はこの勢いでOKなんだと思う。
これはネタバレしない内に、今見るべき映画だと思う。スケール感が変わることかはないから、むしろPC画面で見た方が楽しかったりするかもしれないけれど、時間が経ってしまうと古くなってしまうので。でも、ミステリー作品としても楽しめると思う。オススメ😌