まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

スハ43系を気楽に改造…

2008年11月30日 | 工作室から
最近、工作意欲が途切れる事がなく、忙しいと言いながらも少しづつ工作していました。今日は、天気も良かったので一気に塗装して完成させました。

ここの黎明期に、KATO製スハ43系の改造ネタをやりましたが、今回はその第2弾と言ってもいいでしょう。期間はかなり空いてますけど…(笑)

主な加工は次の通りです。

1.屋根にスウェード調塗料を吹き、更に再塗装。
2.デッキ部分にエッチングパーツのドアを貼り付け
3.車体は全て再塗装


オハ46-512

お気楽な改造をコンセプトにしておりますので、デッキドアににKS製のエッチングパーツをはめ込んだだけです。同車は、片側がのみ木製ドアの車両で、そのアンバランスが面白くて作ってみました。
同車は現在、大井川鉄道にオハ47-512として現存しております。また国鉄時代の写真が、山と渓谷社刊『国鉄車両形式集8 客車 貨車』に掲載されております。


スハフ42-2123

実は今回のきっかけはこの車両なんです。つい最近ですが、KATOからスハフ42近代化改装車が発売されました。新車を買うほど余裕がなかったのですが、泥沼初期の頃の改造車のレストア用に車体だけを注文しておりました。
この車両の大きな加工部分は、客室窓枠の交換です。パーツは後述の車両のを用いました。デッキドアやトイレ窓はそのまま利用しております。

実車は浜田区で活躍しており、私にとって馴染み深い車両でした。廃車後は玉造温泉駅に長期間留置されており、その姿は高宮今日子さまが撮影されております。


オハフ41-202

さて、今回一番手間が掛かったのがこの車両です。実車は昭和54年に行商用として3両が幡生工場で改造されました。全車が下関区に配置され、晩年は50系と併結する為に元空気管の引き通し等の改造が行われました。この内、203番はオヤ62-11に再改造され廃車後は、松阪市内に利用されたとのことですが現存するのでしょうか?

この車両は茶色に再塗装したのですが、加工の手間を考えて窓枠を前述のレストア前の車両のと交換し、スハフの加工の手間を省きました。
端梁は元空気管を増設し、バランスを取る為にブレーキ管も新たに付け直しました。また写真でジャンパ線受けを確認したので、それも両側に取り付けております。鉄P誌での特集で同車の写真が掲載されております。どうもジャンパ線は、旧型用のKE54と50系用のKE85とを結ぶ特殊なものが用いられているようです。



画像のように、元のシ-トは取り外して、プラ板で簡単にロングシートを作り取り付けました。さすがに吊革までは着けませんでしたが…(笑)

さて、客車も少しだけ片付きましたので、今度こそ気動車を作ろう…かな?