4月8日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は4月1日比。
◆CME日経先物:15775円(-385円)OSC36%(-2%)RSI35%(+6%)VR改55%(+7%)↓
◆日経平均:15833円(-343円)OSC35%(+-0%)RSI30%(-4%)VR改45%(+18%)↓
◆TOPIX:1288(-14)OSC39%(+2%)RSI36%(+-0%)VR改63%(+35%)↓
◆マザーズ指数:1042(+51)OSC60%(+4%)RSI66%(+1%)VR改310%(+1%)↑
◆東証2部指数:4239(-55)OSC39%(-1%)RSI41%(-7%)VR改83%(+8%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):151.66(+0.1)↑ 金利下落
◆信用残評価損益率:売り残-6.071%(+0.566%) 損失幅縮小
買い残-13.241%(-0.931%) 損失幅拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:-5.2%(-1.4%)下方乖離拡大
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部: 92.9%(-5.99%)↓
マザーズ: 99.25%(-14.0%)↓
東証2部: 96.31%(-16.6%)↓
【海外市況】
◆NYダウ:17577(-216ドル)OSC54%(-16%)RSI49%(-34%)VR改105%(-306%)↓
◆上海総合:2985(-19)OSC66%(+7%)RSI54%(-14%)VR改84%(-149%)→
◆ドル・円:108.06(-3円53銭)OSC31%(-14%)RSI23%(-10%)↓円高昂進
◆米10年債利回り:1.72%(-0.07%)RSI38%(-4%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.23%(+-0.0%)RSI38%(+-0%)→
対10年債スプレッド:1.49%(-0.07%)↓ 3%が好況の目安。
◆VIX指数:15.36(+2.26)RSI48%(+14%)↑
◆CRB指数:171(+3)RSI54%(+9%) ↑
◆WTI原油先物:39.66ドル(+3.03ドル)RSI59%(+12%)↑
◆NY金:1240ドル(+17ドル)RSI53%(+5%)↑
日経225平均は、50日移動平均線を一気に割り込んでからは、再度奈落の底を目指す勢い。それと対照的に、原油、金、それにCRB指数は50日移動平均線にタッチしてから見事に切り返しております。
データには出ておりませんが、USドル指数については、この1週間は昨年10月にマークした下値に張り付いたままです。つまり、今回の円高を牽引するようなドル安には落ちこんでおりません。ということは、投機筋がドル安を狙ったというよりか、円高をターゲットにしたということになりますね。
これが何を意味するかは明らかです。日銀はマイナス金利までに手を染めてしまい、これ以上の金融緩和の手立てを失っている、そこを投機筋が狙いを定めて攻めている構図ですね。その背後には、彷彿と沸き起こっているアベノミクスの失敗が広く金融関係者に認識されてしまっていることがあります。目眩ましの「新三本の矢」などという政策に目先を惑わされているのは日本人だけでしょう。
ドル・円は一時107円台まで上昇。これはG7を控えた安倍首相が、「恣意的な為替市場への介入は慎むべき」「通貨安競争は絶対に回避を」などとWSJのインタビューで応えたため、日本は市場介入する意思がないと市場に受け止められたためです。その後、官房長官と財務相が介入をほのめかす発言をし、ドル・円は少し戻しておりますが、この間の円安こそ、日銀の異次元緩和の真の狙い(インフレターゲットではなく)だったことからすれば、元の木阿弥になりかけていることに対する政府の戸惑いが錯綜しているのでしょう。
話は少し飛躍しますが、例のパナマ文書問題。日本政府は(何と中国、ロシアと歩調を合わせて)一切調査する気がないと表明しております。日本のみでケイマン諸島関係だけでも55兆円もの金額です。オバマ大統領すら「国際的な租税回避は巨大な問題だ」と評しているのに、これを問題にしないところに今の政府の「支持基盤」がどこにあるのか明確に分かりますね。
このパナマ文書問題。これを解き明かすことがこの社会が健全さを取り戻すためには是非必要です。これで喩え、腐敗が明らかになった欧米、中国やロシアの指導者が失脚することにより市場が波乱に見舞われようとも、この問題を隠匿したままでは、ますます歪んだ不公正な社会をこの資本主義は作り上げていき、いずれ自壊し社会的な大きな変動に見舞われることになるでしょう。
◆CME日経先物:15775円(-385円)OSC36%(-2%)RSI35%(+6%)VR改55%(+7%)↓
◆日経平均:15833円(-343円)OSC35%(+-0%)RSI30%(-4%)VR改45%(+18%)↓
◆TOPIX:1288(-14)OSC39%(+2%)RSI36%(+-0%)VR改63%(+35%)↓
◆マザーズ指数:1042(+51)OSC60%(+4%)RSI66%(+1%)VR改310%(+1%)↑
◆東証2部指数:4239(-55)OSC39%(-1%)RSI41%(-7%)VR改83%(+8%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):151.66(+0.1)↑ 金利下落
◆信用残評価損益率:売り残-6.071%(+0.566%) 損失幅縮小
買い残-13.241%(-0.931%) 損失幅拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:-5.2%(-1.4%)下方乖離拡大
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部: 92.9%(-5.99%)↓
マザーズ: 99.25%(-14.0%)↓
東証2部: 96.31%(-16.6%)↓
【海外市況】
◆NYダウ:17577(-216ドル)OSC54%(-16%)RSI49%(-34%)VR改105%(-306%)↓
◆上海総合:2985(-19)OSC66%(+7%)RSI54%(-14%)VR改84%(-149%)→
◆ドル・円:108.06(-3円53銭)OSC31%(-14%)RSI23%(-10%)↓円高昂進
◆米10年債利回り:1.72%(-0.07%)RSI38%(-4%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.23%(+-0.0%)RSI38%(+-0%)→
対10年債スプレッド:1.49%(-0.07%)↓ 3%が好況の目安。
◆VIX指数:15.36(+2.26)RSI48%(+14%)↑
◆CRB指数:171(+3)RSI54%(+9%) ↑
◆WTI原油先物:39.66ドル(+3.03ドル)RSI59%(+12%)↑
◆NY金:1240ドル(+17ドル)RSI53%(+5%)↑
日経225平均は、50日移動平均線を一気に割り込んでからは、再度奈落の底を目指す勢い。それと対照的に、原油、金、それにCRB指数は50日移動平均線にタッチしてから見事に切り返しております。
データには出ておりませんが、USドル指数については、この1週間は昨年10月にマークした下値に張り付いたままです。つまり、今回の円高を牽引するようなドル安には落ちこんでおりません。ということは、投機筋がドル安を狙ったというよりか、円高をターゲットにしたということになりますね。
これが何を意味するかは明らかです。日銀はマイナス金利までに手を染めてしまい、これ以上の金融緩和の手立てを失っている、そこを投機筋が狙いを定めて攻めている構図ですね。その背後には、彷彿と沸き起こっているアベノミクスの失敗が広く金融関係者に認識されてしまっていることがあります。目眩ましの「新三本の矢」などという政策に目先を惑わされているのは日本人だけでしょう。
ドル・円は一時107円台まで上昇。これはG7を控えた安倍首相が、「恣意的な為替市場への介入は慎むべき」「通貨安競争は絶対に回避を」などとWSJのインタビューで応えたため、日本は市場介入する意思がないと市場に受け止められたためです。その後、官房長官と財務相が介入をほのめかす発言をし、ドル・円は少し戻しておりますが、この間の円安こそ、日銀の異次元緩和の真の狙い(インフレターゲットではなく)だったことからすれば、元の木阿弥になりかけていることに対する政府の戸惑いが錯綜しているのでしょう。
話は少し飛躍しますが、例のパナマ文書問題。日本政府は(何と中国、ロシアと歩調を合わせて)一切調査する気がないと表明しております。日本のみでケイマン諸島関係だけでも55兆円もの金額です。オバマ大統領すら「国際的な租税回避は巨大な問題だ」と評しているのに、これを問題にしないところに今の政府の「支持基盤」がどこにあるのか明確に分かりますね。
このパナマ文書問題。これを解き明かすことがこの社会が健全さを取り戻すためには是非必要です。これで喩え、腐敗が明らかになった欧米、中国やロシアの指導者が失脚することにより市場が波乱に見舞われようとも、この問題を隠匿したままでは、ますます歪んだ不公正な社会をこの資本主義は作り上げていき、いずれ自壊し社会的な大きな変動に見舞われることになるでしょう。
4月1日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は3月25日比。
◆CME日経先物:16160円(-610円)OSC38%(-15%)RSI29%(-15%)VR改48%(+1%)↓
◆日経平均:16164円(-839円)OSC35%(-13%)RSI34%(-16%)VR改27%(-36%)↓
◆TOPIX:1301(-65)OSC37%(-12%)RSI36%(-11%)VR改28%(-35%)↓
◆マザーズ指数:991(+26)OSC56%(-1%)RSI65%(+-0%)VR改309%(+101%)↑
◆東証2部指数:4294(-108)OSC40%(-18%)RSI48%(-23%)VR改75%(-55%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):151.56(-0.33)↓ 金利上昇
◆信用残評価損益率:売り残-6.637%(+1.921%) 損失幅縮小
買い残-12.31%(-2.968%) 損失幅拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:-3.8%(-5.9%)下方乖離に転換
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部: 104.33%(-12.43%)↓
マザーズ: 113.25%(-6.16%)↓
東証2部: 112.91%(-17.0%)↓
【海外市況】
◆NYダウ:17793(+277ドル)OSC70%(+-0%)RSI83%(+7%)VR改411%(+126%)↑
◆上海総合:3010(+30)OSC59%(-7%)RSI68%(+8%)VR改233%(+-0%)↑
◆ドル・円:111.59(-1円42銭)OSC45%(-11%)RSI33%(-14%)↓円高昂進
◆米10年債利回り:1.79%(-0.12%)RSI42%(-10%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.23%(-0.07%)RSI38%(-10%)↓
対10年債スプレッド:1.56%(-0.32%)↓ 3%が好況の目安。
◆VIX指数:13.1(-1.64)RSI34%(-3%)↓
◆CRB指数:168(-4)RSI45%(-9%) ↓
◆WTI原油先物:36.63ドル(-2.96ドル)RSI47%(-13%)↓
◆NY金:1223ドル(+6ドル)RSI48%(+1%)→
予想より少し上回った米雇用統計を受け、ダウは年初来高値を更新。一方、円高が昂進した日本株はマザーズ市場を除いて大きく落ちこみました。日経225平均は25日移動平均線を一気に上から下に突き抜ける下落モードへと転換。これだけ円高が進めば、円安でお化粧されていた企業業績は想定為替レートを突破する円高で下方修正を余儀なくされ、株安が進行するのもやむを得ないところ。日銀短観で見られた各企業の先行きへの不安感はそれを正直に示しております。
アメリカは、雇用統計全般の数字もさることながら、注目すべきは平均時給が予想よりも上がっていることです。つまり賃金インフレの芽が見え始めているということ。これは利上げを後押しする強力な理由になりますね。それに、これまでドル高傾向が続いたことから、ここにきても製造業の雇用者数は-2.9万人と落ちこんでいることですね。これを修正するために、ドル安=円高へと戻すモーメンタムが働いている局面なのでしょうか?
商品や原油が、このところ堅調に戻しておりましたが、この一週間でがらりと様相を変えております。再度、下方へと引っ張られております。これは本来株式市場にとってはマイナス要因ですが、今のところ、ダウも上げ、10年債の利回りも下降(価格は上昇)といいとこ取りの形となっております。しかし、長短のスプレッドが更に落ちこみ1%台半ばというのは、好況からはほど遠い現状と言えます。
◆CME日経先物:16160円(-610円)OSC38%(-15%)RSI29%(-15%)VR改48%(+1%)↓
◆日経平均:16164円(-839円)OSC35%(-13%)RSI34%(-16%)VR改27%(-36%)↓
◆TOPIX:1301(-65)OSC37%(-12%)RSI36%(-11%)VR改28%(-35%)↓
◆マザーズ指数:991(+26)OSC56%(-1%)RSI65%(+-0%)VR改309%(+101%)↑
◆東証2部指数:4294(-108)OSC40%(-18%)RSI48%(-23%)VR改75%(-55%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):151.56(-0.33)↓ 金利上昇
◆信用残評価損益率:売り残-6.637%(+1.921%) 損失幅縮小
買い残-12.31%(-2.968%) 損失幅拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:-3.8%(-5.9%)下方乖離に転換
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部: 104.33%(-12.43%)↓
マザーズ: 113.25%(-6.16%)↓
東証2部: 112.91%(-17.0%)↓
【海外市況】
◆NYダウ:17793(+277ドル)OSC70%(+-0%)RSI83%(+7%)VR改411%(+126%)↑
◆上海総合:3010(+30)OSC59%(-7%)RSI68%(+8%)VR改233%(+-0%)↑
◆ドル・円:111.59(-1円42銭)OSC45%(-11%)RSI33%(-14%)↓円高昂進
◆米10年債利回り:1.79%(-0.12%)RSI42%(-10%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.23%(-0.07%)RSI38%(-10%)↓
対10年債スプレッド:1.56%(-0.32%)↓ 3%が好況の目安。
◆VIX指数:13.1(-1.64)RSI34%(-3%)↓
◆CRB指数:168(-4)RSI45%(-9%) ↓
◆WTI原油先物:36.63ドル(-2.96ドル)RSI47%(-13%)↓
◆NY金:1223ドル(+6ドル)RSI48%(+1%)→
予想より少し上回った米雇用統計を受け、ダウは年初来高値を更新。一方、円高が昂進した日本株はマザーズ市場を除いて大きく落ちこみました。日経225平均は25日移動平均線を一気に上から下に突き抜ける下落モードへと転換。これだけ円高が進めば、円安でお化粧されていた企業業績は想定為替レートを突破する円高で下方修正を余儀なくされ、株安が進行するのもやむを得ないところ。日銀短観で見られた各企業の先行きへの不安感はそれを正直に示しております。
アメリカは、雇用統計全般の数字もさることながら、注目すべきは平均時給が予想よりも上がっていることです。つまり賃金インフレの芽が見え始めているということ。これは利上げを後押しする強力な理由になりますね。それに、これまでドル高傾向が続いたことから、ここにきても製造業の雇用者数は-2.9万人と落ちこんでいることですね。これを修正するために、ドル安=円高へと戻すモーメンタムが働いている局面なのでしょうか?
商品や原油が、このところ堅調に戻しておりましたが、この一週間でがらりと様相を変えております。再度、下方へと引っ張られております。これは本来株式市場にとってはマイナス要因ですが、今のところ、ダウも上げ、10年債の利回りも下降(価格は上昇)といいとこ取りの形となっております。しかし、長短のスプレッドが更に落ちこみ1%台半ばというのは、好況からはほど遠い現状と言えます。