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株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

ふらつく足どりで共食い状態

2008-01-17 11:20:18 | 株に出会う
いやはや、朝方の先物の気配に押されてか、特別買い気配の銘柄が多く、少し押してからの上げの早技にはビックリしました。

昨晩、「陰の極み、ここは絶対に買い」とか何とか、吹聴していた弱小有料投資顧問会社がありましたが、その扇動にまんまと乗ったかのようです。

その早技にはもとより筆者はついて行けず、例によって少し調整して、先物が再度朝方の高値を抜きにかかった、その最悪のタイミングで、よりによって下で指していた6217津田駒を245円で高値掴み。その後は上げる気配なし。案の定というべきか、一度は試したその高値13750円が抜けないと見るや、先物はジリジリと押されてくるので最悪の-5円での損切り。まんまと安く仕込んだ方々の餌食となってしまいました。駄目ですね、上がっていくのを見るとつい欲丸出しの本性が顔を出してしまいます。

タイトルにあるように、このように今の相場は少しでも下げる気配があると利確し利確されという、まさに共食い状態にあります。ドンドンと買い手が現れる訳ではありませんので、どうしてもこうしたタコの足の共食い状態のような修羅場を呈するようですね。

まあ、昨日のような急落はその筋も仕掛けづらいと見ているためか、前場の終わりにかけては13700円の下あたりで揉み合っております。

昨日の後場は、先物で13600円近辺にもあった、例のノックイン価格をどうしても筋の方は割り込ませたかったようです。それが2時過ぎからの予期せぬ急落という次第だったようです。

その安値で拾った方々は、当然、昨晩のうちにあちらこちらに明日は「陰の極み」で突っ込み買いとのプロパガンダを打ったものと思われます。

為替で円が突如売られたのも、国内の大口のドル買いがあったとの観測ですが、これもどうも仕掛け臭いですね。そうして、NYダウがほどほどの下げに留まっているうちに、シカゴのCMEはチャッカリと伸ばしておいて、今日の朝からの仕掛けと相成ったようです。

これは、後から分かることであって、筆者もそのことの確信が持てていれば、特に前日比ほどほどに始まった銘柄の突っ込み買いをしていたと思いますが、どうしても、昨日のトラウマもあり、30分くらいは様子を見ようということになります。

そして、2番目の上昇波動には遅れまいとする心理状態が密かに醸成されておりました。そこを、筋のお方はうまく10時過ぎの段階での見せかけの上げで突いておりました。

ああ、こんな解説をしていると、生まれつき悪い性格がさらに更に悪化しそうです。もう止めます。要するに今日の前場は負け、ということです。試し買い程度の玉でしたので、後場に何とか仕手筋を逆手にとって、このリベンジは果たしたいものです。

最後に、今日このままプラスで終了すれば、OSCもほどほどの上昇となり、今日のNYダウがプラス引けで為替も波乱がなければ、明日の前場は少なくともリバウンド局面入りかと思います。(誰でもそう思うわね。一体、為替とNYがどうなるのよ、という声が聞こえてきそう。)もし、今日の後場に更に上値追いが炸裂すれば、先日と同じように一旦利益確定で降りていた方が良いかも知れませんね。
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明日のモニタリング銘柄(1.17.08)

2008-01-16 17:10:18 | 明日のモニタリング銘柄
今日の後場はどうも不吉な予感が当たってしまったようです。

今の世界的な金融不安という状況のもとで、いつものように株がリバウンドを果たすのが異常かも知れません。これは欧米の金融機関に不測の事態が起こっている兆候かも知れません。年の初めの勝手な予測で指摘した、レバレッジ効かせた証券化商品の地雷をあちこちの投資銀行、ヘッジファンドその他機関投資家が実際には踏みつけているのかも知れません。何しろ、二重・三重にレバレッジを効かせていた筈です。

言ってみれば、1億円の元手で10億円の証券を買い、その10億円の証券を担保にして、更に10倍の100億円の別の証券を買い、といったことを繰り返していたのが、連中という訳ですね。そこに、担保価値がなくなり流通しなくなった紙切れ同然の証券しか残っていないとしたら、あっという間に地獄まで真っ逆さまです。これがレバレッジの真の怖さですね。

もう、ここまでくると個別銘柄をモニタリング候補として挙げることはあまり意味をなさないようです。

まだ下がありうることを、オシレーターによるいつもの市況概況で確認をしておきます。

・日経先物:OSC25%(前日比-1%)
・CME日経先物:13585円(大証夕場比+145円、終値比95円)16日終値
・日経平均:OSC33%(前日比-3%)
・TOPIX:OSC37%(前日比-1%)
  ちなみにTOPIXのOSCの直近の最低値は11月12日の28%です。
・マザーズ指数:OSC27%(前日比-1%)
・ヘラクレス指数:OSC27%(前日比-1%)
・日本国債先物:OSC40%(前日同値)27銭高-金利低下
・NYダウ:OSC40%(前日比-2%)16日終値
・ドル円:OSC41%(前日比+7%)86銭円安 16日終値

今日の前場の切り返しという余計なことが起こったお陰で、ほとんどOSCが低下しておりません。日経平均のOSCは少なくとも8月17日の30%を下回らないと、このところの下落相場の説明がつきません。

ちなみに、明日の日経平均のOSCが29%になるためのシミュレーションをしてみました。寄り付きは13400円で始まり、13450円と少し反発しての高値を付け、その後13000円まで一直線に下落すると、OSCはちょうど29%にまで落ちます。このシナリオに沿って、明日以降今週は動くのではないでしょうか?

しかし、今日は余計な反発をしてくれたものですが、ものは考えようで、これで今週いっぱいの下落の余地が生まれたとも言えます。今日OSCが仮に25%でも落ちるような大下落をしてしまうと、それこそNYが今晩下げたからと言って、更に落ちる余地が確率論から言ってもほとんどなくなってしまうところでした。

上でシミュレーションをしたように、事態は13000円割れを一度は起こさないと灰汁抜けしない方向へと行っているような雰囲気です。もっとも、今晩にでもバーナンキが1%の利下げを緊急発表すれば、それはそれで話が違ってきますが、そうした狂気を今更起こすのなら、なぜ、初動で大きく先手を取らなかったのか?とも思えます。もっとも、そうしていたからと言って、今回の事態が回避されたとは全く思えません。

要は、ファンド資本主義と呼ばれる資本主義の深層(=真相)が顕わになってしまったことが、根本にある最大の問題、いや危機だと思います。資本主義の根っこが腐っていた訳です。略奪貸し付けにより、サブプライムローンで法外な手数料をせしめ、それを糊塗するために、信用評価機関と結託してCDOでまぶし、それを簿外資産として売り飛ばし、自身は法外な報酬を手にしていた、ということがあからさまになったのですね。

今日の後場は4716中国塗料のリバウンド狙いでの+10円と、2371カカクコムを戯れに指していたら421Kで出来てしまったので、引けにストップ安に張り付く前に、売買を繰り返しチャラにしたトレードのみ。とても危うくて手がつけられませんでした。

最後に、タイトルを「明日のモニタリング銘柄」と銘打っている以上、テクニカルに反発体勢にあると思われる銘柄を少しは挙げておかないと、看板倒れになりますので、筆者自身のためでもあり、少しばかりスクリーニングをかけておくことにします。

テクニカル用語の簡単解説

1.1412チャイナボーチー
 環境関連銘柄の一角ということで応援したい株。公募の16万円を大きく下回り、誰からも見放されOSCは-10%の26%と奈落の底に転落中。

2.6301コマツ
 25MAラインからの乖離は-20%と売り込まれ、OSCも38%で前日同値に沈んでおります。この円高では株主の37%を占める外国人もそれは逃げるというものです。しかし、このコマツがPER11倍になっている現状こそ、日本株の現状かと思いますが、実はこの会社、筆者が若い頃に初めて買った株なのです。確か350円位で買って、1ヶ月くらい持ってから売って儲けました。株で初めて儲けたのがこの株です。そうした縁からも、ここまで成長したこの株を応援したいものです。

3.7751キヤノン
 さすがに今日の4350円の安値からは反発しております。OSCは+9%の36%にまで跳ね上がっております。明日はこの4350円に近づけば近づくほど買い場となります。オイルマネーが入っているという根も葉もない噂があるようです。しかし、あの御手洗さん、年を取るまでにもう少し品の良い顔に出来なかったのですかねぇ~。あの顔が日本の財界の典型かと思うと、この株を買う気も失せるというものです。

4.7201日産自動車
 もうこうなりゃ、破れかぶれでこの株も挙げておきます。OSCは+4%の36%で久々に1000円割れ。日産を買うのはあのゴーンを買う訳では決してありません。あのスカイラインGTRをあの値段で世に問い、世界の自動車業界を震撼させたその技術力に敬意を表してです。時速300キロの世界ですよ。筆者の家のガレージがもっと大きく、株で大きく儲けた暁には、是非GTRを買いたいと思うほどです。明日は、絶対に他車にブーストしてやれよ。

5.6907ジオマテック
 地味系からはこれを。909円からの上昇でOSCも+7%の42%まで上昇。成膜加工の専業大手。液晶だけでなく有機EL向けも。筆者好み。隠れた優良株か?ここから下げても800円まで。

6.4849エンジャパン 
 やっと出血が止まったようです。しかし転職サイトという他人の褌で相撲を取る業態のせいでここまで貶められたようです。致し方ありません。自ら何かを生み出す会社ではないのです。いわば世の中の泡のような存在かと。しかし、かつて80万円以上もしていた株です。さすがに200Kを割ることはなかったようです。筆者が最も嫌う業態。

7.3402東レ
 炭素繊維で今後注目される株。今日はボーイングの例の一件もあり、大きく売り込まれ、OSCも-9%の31%まで下落。筆者の家の浄水器がこの会社のものです。という縁もあり日頃から親近感を抱いております。400円位の時からの付き合いですが、ここは少し贔屓してやらねば。

以上です。今日はあまりの下げに、昔を懐かしみながら、少し情に溺れたような銘柄を選別してしまいました。多分、世の異変を感じて少々気がふれたのでしょう。

明日は暮れぐれも地合の急な変動に巻き込まれて頓死だけはしないようにお気を付け下さい。
 
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当面のリバウンドなのかどうか?

2008-01-16 11:20:27 | 株に出会う
昨日のNYダウは一時12500ドル割れ。OSCはまだ42%もあり、短期調整としては、一気に12100ドルあたりまでの下落は想定しておいた方がよさそう。

日経も当然に、現在のOSC36%から30%割れ水準までの下落を覚悟せねばなりません。既に昨日のシカゴCMEは13695円で終わっておりますので、今日から週末にかけて13000円割れまで、一気にNYダウと連れ安する可能性まで見えてきました。この水準までくると、年初に書いたフィボナッチ比率での50%押し目水準です。

しかしながら、今のところ前場の終わりにかけて各市場ともリバウンドの色彩を強めております。既に分足のMACDは過熱状態です。皆さん、いつ突き落としが来るのかを警戒しながら、じり高を辿るのでやむを得ず買い上がりをしている感じですね。

但し、安心するのはチョイと早計かと思います。背後には欧米の金融危機の高まりがあるためです。

イギリスのノーザンロックは買い手が結局つかずについに国有化の方向。欧州の不動産バブルはアメリカ以上です。そして、特にイギリスは国際金融センターとしての位置づけから、オイルマネーを中心とする世界の資金が集まり、その資金が不動産(特に高級不動産の暴騰そして今年の下落)やアメリカ発の証券化商品へと流れ込み、それが裏でアメリカへのファイナンスをサポートしていたという構図です。その逆流が始まっております。

現在、ドルだけでなくポンドが弱いのも、こうしたアメリカとイギリスのこれまでの金融を中心とした一蓮托生の経済モデルの崩壊からは当然の帰結かと思います。

ユーロは賢明にも、英米のそうした金融至上主義に乗らなかったために、中間層の疲弊が少なく、それがアメリカほどの消費減退には陥っていないようです。日本はこの潮流に乗ろうにも乗れなかったので金融面での不安が少ない、ということでの消去法的な側面からの円高になっているに過ぎません。

前場は、2371カカクコムのまさかのストップ安までの下落からの反転で-1Kとなった他は、様子見の姿勢が勝ち、9438エムティアイで+6Kを抜いただけ。

堅実なところで、4901富士フイルムを朝から4200円で指しておりましたが、これは逃しております。

ちなみにOSCは先物が+4%の30%、日経平均が+6%の44%、マザーズ指数が+8%の36%、ヘラクレス指数が+5%の33%、TOPIXも+8%の46%と、数字の上では完全にリバウンドしております。しかし、各市場とも昨日の安値水準を上回れていないことにも留意。まだまだ押されすぎからの自律反発の域です。後場に更に伸びるとしてもこの安値水準までが精一杯と見ます。

この前場の反発局面で、特に先物は売買判断指数が159%にまで達しておりますので、後場はこの反動からの急な下げに見舞われることもあり得ますので注意。相当な強気局面(最近では12月5,6日あたり)でないと、この160%近い水準からは翌日に反落しております。

もし買い上がるにしても、後場の出だしで仕掛け的に上昇した時がタイミングとしては考えられますが、果たして、売り方の踏み倒しが勝つのか、相場全体のマクロな下降トレドからくる弱気が勝つのか、このあたりが見ものかと思います。

いずれにしても、引けにかけて更に戻したからと言って、明日も強気相場のリバウンドが続くと思っている参加者は少ない筈です。
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明日のモニタリング銘柄(1.16.08)

2008-01-15 18:34:23 | 明日のモニタリング銘柄
しかし、後場の下げは更にひどかったですね。阿鼻叫喚の叫びが筆者にも届きました。チャートも何もあったものではありません。

一応、市況関連データを確認しておきます。

・日経平均:OSC36%(前日比-1%)
・日経先物:OSC26%(前日比-1%)
・マザーズ指数:OSC28%(前日比-4%)
・ヘラクレス指数:OSC28%(前日比-8%)
・為替:円ドル106.76円(前日比1円43銭の円高)16日6時半更新
・国債先物:137.94円(前日比7銭安、OSCは前日比-2%の40%)
・NYダウ:OSC42%(前日比-2%)1月15日
・シカゴCME:13695円(大証終値比-285円、夕場比-235円)1月16日追加

まだ、日経平均のOSCは36%あります。11月12日の31%という安値(昨年の最安値は8月17日の30%)までは5%程高め。しかし、12月20日の35%までは首の皮1枚でつながった状態。

しかし、先物のイーブニングセッションでは円高の進行もあり、大証の終値より20円下げて13960円となっております。すっかり14000円割れが板に付いた格好。

市場は悲観1色ですが、もう一段の下げでそろそろリバウンド体勢が整ってきているのではないかと見ております。

それは、先物のOSCが26%にまで落ち込んでいるためです。これは例のノックインでのヘッジされていた先物の成り売りがなせる技かと思います。あの昨年8月17日の強烈な下げの日でもOSCは27%です。

多分徹底的に下げさせておいて、そこからの逆流で往復ビンタで利益を確保する動きが明日以降に必ず出てくる筈です。

今晩、NYダウが下げた時が、そのチャンスかと思います。

なぜ、日経平均がここまで下げるのか? 再度イギリスのテレグラフの論調を借りると、

1.輸出需要の減退による景気低迷。
2.国内は設備投資の手控えと、建築基準法の施行で不動産が心停止状態。
3.個人消費は給与所得の低下で駄目。
 (2002年以来の65%もの企業収益の分け前が労働者に行っていない咎が表面化)
4.国内の預金利息やら株価低迷で資金の新興国への逃避。
5.政治の怠慢(誰も大騒ぎしていない。福田政権は何もやれない)

ということになるようです。

但し、現在の日経平均の配当利回りが、10年もの国債よりも高いことは過去3回しかなかったが、全て日本株を買う絶好のチャンスだったとのこと。

そして、最後に「人の行く裏に道あり花の山」で締めくくっております。そろそろかも知れませんよ。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

【OSC20%台の押されすぎ銘柄】

1.8728M2J 27%(-5%)
2.2150ケアネット 28%(-6%)
3.6638ミマキエンジニアリング 28%(-8%)
4.8936リプラス 26%(-3%)
5.8703カブドットコム 21%(-4%)
6.7751キヤノン 27%(-1%)
7.6492岡野バルブ 28%(-11%)
8.1983東芝プラントシステム 29%(-5%)
9.1976明星工業 27%(-3%)
10.4644イマジニア 20%(-7%)
11.4849エンジャパン 27%(-3%)
12.6666リバーエレテック 29%(-2%)
13.4281DAC 29%(-6%)
14.4314ダヴィンチ 27%(-9%)
15.4755楽天 29%(-6%)
16.3436SUMCO 27%(-6%)
17.6581日立工機 28%(-2%)
18.7202いすゞ自動車 27%(-4%)
19.8035東京エレクトロン 28%(-2%)
20.6966三井ハイテック 26%(-4%)
21.8924リサ・パートナーズ 25%(-5%)
22.8934サンフロンティア不動産 29%(+-ゼロ)
23.5727東邦チタニウム 27%(-10%)
24.5491日本金属 26%(-6%)
25.5566中央電気工業 27%(-3%)
26.3116トヨタ紡織 23%(-2%)
27.4563アンジェスMG 23%(-16%)
28.4296ゼンテック・テクノロジー 28%(-1%)

【OSCが10%以上下げている下げすぎ銘柄】

1.6263プロデュース 46%(-12%)
2.2461ファンコミュニケーションズ 29%(+1%、コンバージェンス)
3.8992日本レップ 34%(-11%)
4.6363酉島製作所 49%(-14%)
5.9888UEX 38%(-10%)
6.4080田中化学研究所 40%(-10%)
7.6849日本光電工業 48%(-12%)

【OSCを上げているコンバージェンス銘柄】

1.2142USJ(51%、+6%、+500円)
2.2497NGIグループ(40%、+3%、-9K)
3.9433KDDI(50%、+1%、+19K)
4.9020JR東日本(58%、+1%、-1K)
5.8411みずほFG(43%、+1%、-7K)
6.6752松下電器(39%、+4%、+45円)
7.3382セブン&アイ(42%、+3%、+75円)
8.8697大証(69%、+2%、-2K)
9.6624田淵電機(30%、+1%、-29円)
10.9022JR東海(49%、+2%、+19K)
11.4519中外製薬(56%、+3%、-1円)
12.9438エムティアイ(57%、+1%、-7K)
13.1328金連動投信(67%、+2%、+30円)
14.6256ニューフレアテクノロジー(39%、+1%、-16K)

どうでしょうか? まさに新興市場も主力市場も死屍累々たる有様です。

明日は、OSCが押されすぎの銘柄を買いの第一候補とし、次にOSCがコンバージェンスしている強気銘柄を買いの第二候補としたいと思いますが、OSCが20%台にまで突き落とされている銘柄にも優良銘柄はかなりあるかと思いますので、それらを狙うのも手です。

しかし、この期に及んでは、テクニカルもへったくれもありません。ご自分がずっと監視している銘柄がトコトン押されて、これ以上はもう押しようがないと思った時に、思い切って買ってみるのも手ですが、この勇気たるや相当な力が必要なようです。いわゆる打診買い程度に抑えておき、少なくともNYダウが落ち着くまではその日上げすぎたら利確をかける程度がよろしいのではないでしょうか?
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あまりにひどい寄り天

2008-01-15 11:19:14 | 株に出会う
週末のNYダウの乱高下はありましたが、今日の先物は金曜日比で10円安で寄りつきました。その後、14250円まで伸びるも、これが先週の上値抵抗線として機能し、抜ける力がないと見るや、後は金曜日の流れで、下値付近での揉み合いです。

多くの銘柄が特買いで始まっておりましたが、いずれもほぼ寄り天。この寄り付きで買った方は、どういう目算があったのか定かではありませんが、かなりの方々が手痛い目にあっているのではないかと思います。

今の相場は、少し上げてから上値を抜けると見せかけて、梯子を外しての売りをかけるというのが、どうやら玄人筋の基本戦略のようなのです。これはアメリカの大手金融機関の決算が出そろうまではあまり変わらないと思いますが、誰もがそのように思っているその裏を掻くのが相場というものでもあります。

その証拠?にNYダウは、実は1月8日のOSC29%を底にしての切り返し途上にあります。1月11日にチョイと調整はしましたが、昨日はIBMなどIT系の決算を好感してのプラス引けで、OSCを44%まで伸ばして上げ基調継続です。

対する日経平均は、昨年12月27日のOSC55%を天井にしての下げ基調継続ですが、11日につけた37%が底かも知れません。今日は先物がふらついておりますが、OSCを+2%の39%に戻しております。これが引けまでプラス引けで終わるかどうかが後場の焦点です。

持ち越しの4518富山化学は+17円で売り逃げました。

それ以外のトレードはなし。先物が本格的に切り返してこないと、例のノックイン価格の前後でうろついている限りは、チョイとした不安心理が蔓延すれば、安値を切り下げて14000円割れということも後場は考えられなくはありません。為替も円高方向ですね。金のスポット価格が900ドルを大きく越えるなど、相変わらずの金融不安が続いております。単なる利下げではこの欧米の金融不安は払拭されないでしょう。

どこかのブログで書かれておりましたが、今回のサブプライム問題、スープの中に蠅を混ぜた(CDOとして組成する時)のがそもそもの間違いでした。蠅がたったの1匹とはいえ混じっているスープを、誰が好んで買って飲むものですか!?

スープ全体に買い手がつかないのは当然のことです。そのスープを大量に抱えているのが欧米の金融機関という訳です。もうそのスープは幾ら濾過しても駄目です。捨てる以外にはないでしょう。何故なら、濾過する過程で船場吉兆(全くあのおかみ、我執が強くてどうしようもないですね)のように、またチョロまかすのではないかと、皆さん疑心暗鬼に陥っております。一度、丸刈りにして出直してこい、というのは正直な気持ちではないでしょうか。そうなると、シティやメリルリンチの前CEOなどの全財産を没収して、更に会社に追わせた損害賠償訴訟をして豚箱にでも入れない限り、蠅(=彼らCEOとも言えます)の入ったスープを買わされた投資家の気持ちが収まらないでしょうね。

ああ、いやな世の中になったものですね。

補足:1月14日付けのイギリスのテレグラフによれば、これまで世界の112社がサブプライム・モーゲージの貸し付けで既に1700億ドル以上の評価損を計上済。
しかし、サブプライムモーゲージを担保とするCDOその他を、まだ最大で$1、2兆を世界の金融機関を中心とする112の会社は抱えているようです。先日の筆者の100兆円という損失額総計予測以上のひどさです。
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