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黄金分割比率を超える

2007-11-30 11:22:08 | 株に出会う
しかし、この切り返しはいささかオーバーシュート気味のような気がしますね。

日経平均と先物は11月8日の安値をも超えて、ついにフィボナッチ比率とも言われる黄金分割比率の15670円を前場に超えて終了です。

先物で見ると、前回の8月17日の時は、たったの1日で奪還。10月11日には17530円の高値をマーク。その後11月9日に、再度黄金分割比率を割り込み、そして今日奪還です。奪還するまで、前回はたったの1日。今回は14日かかっております。

これからは、この15670円が抵抗線となって機能するのかどうかで、これから先の相場の見通しも決まってくるかと思います。

しかし、先物のOSCは+5%の62%まで急伸。日経平均も同値の60%と高水準です。10月11日の高値をマークした時の先物のOSCは70%ですので、もう少し上げ余地は残されているのかも知れません。

こういう節目になると、業績好調銘柄が先物に合わせて上昇度合いが強いようです。

例えば、5563日本電工、6330東洋エンジニアリング、6804ホシデンなどです。

その日本電工を前場の切り返しタイミングの818円で拾ったのは大正解でしたが、今日の押し目の値動きを見ているためか、823円での早売りでした。833円まで行っております。1分足のMACDがだれてくるまでは我慢しようと、心に決めていた筈ですが、行動ファイナンス学通りの失敗でした。心理状態を改善するしかありませんが、ここは機械的な売買に徹することの重要さを再認識。しかし、人間的な勘でいくつかの窮地からの脱出も出来ているため、状況判断の切りかえが実に重要かと思った次第。

こういう日に、上に行かない銘柄はその日はトコトン駄目なようですね。昨日賑わった4617中国塗料は今日は一服日。9110新和海運他の海運株も、バルチック指数の下落もあり、まだ手負い状態です。朝方の上昇でかなりのエネルギーを使い果たしたらしく、日本電工が怒濤の買い上がりを先物に合わせて見せている間も、ほどんど動かずでした。

こうした上昇エネルギーの度合いをきちんと見極めつつ、後場は買い銘柄を慎重に選んで行きたいと思います。

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