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市場概況(5.11.11)

2011-05-12 07:28:56 | 市場概況
5月11日(水)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。 下に11日の海外市況

◆日経先物:9860円(+40円)OSC55%(+-0%)5月2日のOSC64%、終値10030円から下落に転じる。RSIは58%(+1%)
◆日経平均:9864円(+46円)OSC59%(+2%)5月9日のOSC55%、終値9794円から切り返しに転じたか?RSIは61%(+4%)
◆TOPIX:858(+1)OSC56%(+-0%)5月2日のOSC60%、終値866ポイントから下落に転じる。RSIは60%(+5%)
◆マザーズ指数:480(+2)OSC65%(+5%)5月9日のOSC62%、終値474から切り返しに転じたか?RSIは91%(+-0%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:83.55%(-3.0%)-5月11日現在。
 マザーズ:98.58%(-3.0%)-5月11日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率49%(+-0%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率19%(+2%)

しかし1408サムシングHDはしぶとい。前場チョイと見ただけで後は触る気がないので放置していたら、終わってみれば登録銘柄中で上昇率トップ。前日あれだけ上げてもRSIが+1%の26%だったことが余程幸いしているらしい。つまり、ひと相場が終わって誰もいなくなったところに、誰かが再度土壌をチェックしたら、どうやら「金粉もどきのレア金属」がまた出てきたらしいと嗅ぎつけた、さすらいの一匹狼が多数出没した気配なのです。

それを筆者は、一昨日システムトラブルのせいもあり、もうこんな荒れ野にレアメタルを探すのはゴメンとばかりに、その場を立ち去ったのでした。見る目がなかった。

さて、愚痴めいたことはどけておいて、今日はその日興のシステムの使い勝手をチェックかたがた、終わってみれば15トレードを数えておりました。唯一の負けが前場から持ち越し、一旦利確した後、再度273200円で買い、それをその後の押し目で700円安で手放した4751サイバーエージェントのトレードのみ。しかし、サイバーを触る方々は一本気のトレーダーが多く、どうも相性が悪い。筆者の見る目が不純なので、ついつい裏を掻いてしまい、素直に突進するトレーダーの方々の格好の餌食になるようです。どうやら、巣鴨のとげ抜き地蔵にでもお参りして「厄落とし」をするまでは、この株を触るのは止めておいた方がよさそう。

1つだけ持ち越しがあります。青息吐息の8697大阪証券取引所です。この株、大震災の時を除いて平時は、年初から綺麗に405000円あたりを底にして一定の切り返しを見せております。今日はその安値を500円ばかり凌いで、かつOSCは+4%の49%と節目の50%直前です。明日のピボットは408000円(-6000円)で、これは震災時をも下回る年初来の最低水準。RSIは31%で3月15日の29%に次ぐ低水準。もう売り枯れ状態と見ました。まあ、この株かなりの偏屈株ですので明日の動きは全く分かりません。

以下は11日の海外市況

◆ドル・円:81.02円(+16銭)OSC46%(+3%)5月4日のOSC32%、終値80.6円から円安へと切り返し中。 RSIは40%(+7%)
◆ユーロ・ドル:1.419ドル(-0.022ドル)OSC34%(-4%)4月27日のOSC71%、終値1.479ドルからユーロ安へと転じる。RSIは33%(-11%)
◆USドルインデックス:75.31(+0.7)50MA(75.25)をついに抜く。
◆米10年債利回り:3.19%(-0.04%)200MA(3.09%)に接近中。(11日現在)
◆米3ヶ月国債:0.03%(+-0.0%)対10年債スプレッド:3.16%(-0.04)3%切ると要注意。(11日現在)
◆NYダウ:12630ドル(-130ドル)OSC48%(-3%)RSIは59%(-16%)4月28日のOSC77%、終値12763ドルから下落中。
◆Nasdaq:2845(-27)OSC50%(-2%)4月29日のOSC81%、終値2774からまだ下落中。RSIは60%(-16%)
◆上海総合:2883(-7)OSC52%(-3%)5月4日のOSC36%、終値2867から切り返し中。RSIは31%(-2%)
◆VIX指数:16.95(+1.04)50MA(18.34)についに並ぶも、その後2日連続で急落からの切り返し。
◆WTI原油先物:99.35ドル(-4.76ドル)50MA(106.34ドル)を大きく割り込み乱高下中。
◆CRB指数:338.58(-9.99)50MA(357.75)を割り込み200MAとの中間で乱高下中。
◆NY金:1501.0ドル(-14.8ドル)50MA(1461.14ドル)に接近する急落からの反発して揉み合い中。
◆バルチックドライ指数:1334(-10)50MA(1406)をついにデッドクロスし更に下落するも7日連続反発から2日連続下落中。
◆シカゴCME(円建て):9775円(-85円)

ついに商品市況の下落に足を引っ張られる形でNY株が下落。このところダウにしても高値を切り下げてきており、昨日まではそれでも反転の形にはなっておりましたが、昨日の中国の4月の鉱工業生産や小売売上が事前予想を下回りインフレ懸念が後退し、これが世界的な商品需要への押し下げ懸念を誘発。そしてリスク資産としての株から債券への逃避の流れとなりました。

また、S&Pがポルトガルの格下げを示唆したことでユーロは軟調。対ドルでのユーロ安、ドル・インデックスの上昇傾向が確定的な情勢です。このUSD指標が下げている間はドル安と逆比例する商品高=リスク選考=株高という連鎖が働いておりましたが、この間のドル・インデックスの急上昇により、今日は原油の再度の100ドル割れを典型とする商品安=リスク回避=株安へと逆回転しております。

今日の下落の震源地は中国だったということになります。

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