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直近IPO銘柄のエントリータイミングの考察

2021-07-22 11:05:15 | 株に出会う
このところ、直近IPOの値動きをよく見るようになりました。以前は、あまりに値動きが激しく、また過去データもないのでエントリーは控えておりました。
ところが、今使っているツールで、不完全ながら買いサイン点灯があることが分かり、俄然、博打魂が目覚めてしまったという訳です。

そこで、直近IPO銘柄への参戦の仕方について、今の時点で分かっていることをまとめてみたいと思います。

1.上場直後の数日間はあまりにデータが少なく、テクニカルに判別がつかないのでパス。

2.上場日から右肩上がりの株に注目する。(これは当然ですね。売りから入れないので)

3.30日壁突破が崩れてから以後の、買いサイン点灯した日をマークし、翌日の押し目を拾う。

4.直近壁が現れてから、その値を終値で抜くタイミングでウォッチを開始する。その後、何度か崩されても、下から直近壁を抜く時に参戦する。

5.基本はデイトレ。持ち越しはしない。(値動きの波が大きく下げ局面では思わず投げてしまうため)

6.出来高が段々と細っている銘柄は次に動意付かない限り参戦を見送る。

といったところになります。

このような基準に照らして、直近IPOでは参戦の「資格」がある銘柄は、以下の6銘柄でしょうか?

4068ベイシス(調整中で買いサイン点灯)
5759日本電解(調整中で買いサイン点灯するも、30日壁突破から9日間遠ざかっている)
7373アイドマ(21日に買いサインが初めて点灯するも、引けにかけて消える。30日壁突破消滅は3日間のみ)
7370Enjin(上場5日目に買いサインが点灯したのみ。壁突破も11回を数える)
7096ステムセル研究所(買いサインは一度も点灯していないが、強い勢いが継続中)
4932アルマード(買いサインは6度も点灯。出来高も多いがあまり値動きがない)

その中から7373アイドマの日中分足からのエントリータイミングについて考察してみたいと思います。

分足の設定は、楽天証券のマーケットスピードをお使いの方は、レイアウト登録から、4分割の画面レイアウトを選択し、チャート1に「一目均衡表」、チャート2に「平均足」、チャート3にMACD、チャート4に出来高、以上を設定します。このあたりはお好みで色々と変えてもいいかと思いますが、とりあえず、この4つのチャートで説明をします。

原則1 平均足が陰線で出来高が多くなっている時は売り圧力が強いので参戦しない。
原則2 MACDが下から上に出てきたタイミングで参戦を考慮する。(すぐに参戦すると騙しに合うこともあります)
原則3 一目均衡表の転換線(ピンク色)が基準線(赤色)を下から上にきちんと抜くタイミングで参戦する。「きちんと抜く」というのが意外と難しい。

以上の原則に基づいて、この株の21日の分足を分析すると:

1.寄り付きで5080円(+240円)で始まるも、9時11分に5220円を付けて停滞。この間、出来高が減っている。雲に遮られている
2.ピークを付けるまでは平均足は陽線ですが、10時前から陰線に変わってきている。しかも右肩下がりに。逃げる人が段々と多くなっている。MACDも上から下へと落ちている。
3.11時頃まで平均足はずっと陰線。実際の株価も上下はあるがほぼ緩やかな下落傾向。出来高も段々と細る。ピンク色の転換線の下で株価は推移している。
4.後場が始まってMACDがわずかに下から上に出るも、依然として転換線の下で推移してもみ合っている状態。
5.午後2時近くまでこの状態が継続していたが、2時を過ぎるあたりから、出来高が増えるとともに、転換線が基準線の上に出て、平均足と実際の分足が陽線に切り換わり、以降、転換線の上での陽線継続が始まり、出来高も大きく増えている。この日、出来高が最も多くなった2時半過ぎに陰線をマークするも、あくまでも転換線の上を維持。恐らく、この段階で早い段階でこの株を仕込んだ方々の利益確定売りが増えたものと思われます。しかし、雲の中に突っ込むことなく、引けにかけて更に上昇して終了。

以上となります。まとめると、

● MACDが下から上に出ていること。(後場が始まってまもなくでしたね。)
● 転換線が下から上に基準線を抜いていること。(午後2時頃でしたね。)
● 平均足が明らかな陽線に転換していること。(午後2時ちょっと過ぎでしたね。)
● 出来高が急増し始めていること。(14時15分頃でしたね。)

これらを冷静に読み解くことが出来れば、14時15分頃に出来高急増で動意づいた初期段階で参戦出来た訳ですが、これは一瞬ですので、その直後に出来高が激減している(2時20分頃)ことがあったりすると、利確の嵐が吹き荒れるのではないかと思ったりして、意外とタイミングよく参戦するのは難しいものです。

しかし、改めてこうしてチャートを分析してみると、午後2時過ぎから2時半頃までは、明確に平均足が陽線となっております(それも大きめの)ので、このタイミングで思い切って買うのが正解となります。

もう一つ、最後にこの楽天証券の分足チャートには一目均衡表の遅行スパンというのがあります。これも上向きが継続しているかどうかの判断にはなりますが、あくまでも遅行データあり、時間差がありすぎますので参考までに見ることをお勧めします。

しかし、冷静に振り返ると何であの時買えなかったのか?と嫌になります。しかし、実際の株価の荒い動きを前にすると、理屈通りにはマウスがクリック出来ないもんなんですよね。

ちなみに、昨日は4068ベイシスは冴えない動きでした。しかしこの株、買いサインが点灯しておりますので、また、もうすぐ転換線が基準線の上に出そうですので、来週のモニタリング銘柄に指名しておきたいと思います。
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