9月3日(火)のNY市場概況です。
1.NYダウ
寄り付きで史上最高値を更新した後、まっしぐらに下落の一途で、OSCも17%もダウンの57%に落下。30日がピークだった可能性が濃厚。何しろ、30日は総合指数が1.12にも達しておりました。これは、5月17日の1.128以来の高水準。
更に良くない兆候は、MAX値を点灯させた昨日の終値、41563ドルに対して、今日の高値が41490ドルと、かなりの差がついてしまっていることです。これが、勢いがある時には、41563ドルを上回る高値をマークしております。これが失速状態を示唆。
2.Nasdaq
同様な下落ですが、こちらのMAX値が点灯したのが8月21日で、その時の終値は17919ドル。これを当日の高値が下回ったのが8月26日でした。以後、一貫して高値の切り下げが続いております。つまり、8月26日から完全なピークアウト状態にあったのが、このNasdaq。今日はOSCも節目の50%割れの46%に落ち込んでおります。当然ながら売られすぎサインも点灯。(ダウは未点灯)
3.ドル・円
恐らく、雇用統計を控え雇用指標の悪化を先取りする形で、利下げが大きく行われるのではとの見通しから、金利安(米国債高)で日米金利差が更に縮小するとの見込みから、円高へと大きく振れたのでしょう。これからも、この米国債の金利下落(価格は上昇)と日銀の政策金利の上げ予兆の構図が続くかぎり、円安へと大きく戻すことはないでしょう。昨日までのMAX関数の点灯は、その最後の予兆だったのかも知れません。
4.CME日経225先物
米国株安+円高のダブルパンチを受け、7時18分現在37640円で、日経225の終値比1056円安。今日は波乱の1日となりそうです。
5.米10年債利回り 3.836%(-0.005%)
8月5日の3.374%まであと僅かでキャッチアップ。
6.VIX指数 20.72(+5.17)危険水域に突入。
7.SOX指数 4759(-400)大幅安。
8.バルチック海運指数 1919(-105)大幅安。
9.レーザーテックADR株価 25387円(ー1108円)
以上です。
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