株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(6.27.06)

2006-06-26 19:12:11 | 明日のモニタリング銘柄
今日注目銘柄に挙げた株は、落ちているのも上げているのもありますが、理由はそれぞれ納得できるものでした。

今の相場は乖離幅条件と指数値そして穏やかなOSCの上昇への切り返し、といった条件が比較的マッチしているようです。もちろん、強気相場であれば高いOSC値でも更に上値を追っかけることもありますが、今の相場ではそんなには続きません。

このあたりを慎重に見極めながら明日の注目銘柄です。

1.2459アウンコンサルティング ▲

 もう少し下げれば買いと思いつつ+4Kで4終わっております。OSCも+4%の39%と絶好です。一旦当面の底は打ったかに見えますが、明日の地合で本格的に押されるかも知れません。いずれにしても出来高がまだ細く、本復にはほど遠いでしょう。明日は、常時監視銘柄に格上げしての注目銘柄とします。

2.3770ザッパラス ▲

 「ザップ」などとけなした咎で、後場の上昇を見逃しておりました。これでOSCは+5%の50%です。出来高も急増。25日線は綺麗にクリヤー。ネットの占いが好調。それにしては37倍のPERは妥当か。明日こそ何とか乗り遅れないようにせねば。今日の利確の動きが収束してから、地合を見ながらの参戦が良いでしょうね。次の上げ目途は350Kです。

3.6158和井田製作所 ▲

 このところ期待を裏切り続けております。しかし、OSCは+1%の42%と微弱なサインですがコンバージェンス。RSIも+5%の29%で同じくコンバージェンス。指数値は6月2日の段階に15円相当分まで近づきました。2日の安値の2495円は極端としても明日更に下げたところからは一旦反発する可能性が濃厚です。市場とは逆の動きをするへそ曲がり株ですので、地合が悪ければ悪いだけ調子がよいかも知れません。

4.8890レーサムリサーチ △

 不動産株は軒並み苦戦しておりますが、この株が最もOSC(35%)がよいので取り上げます。乖離幅はゼロ。6月2日の180Kという安値にあと9Kまで近づいたようです。どうもどの不動産銘柄も、出来高も細りじり貧となっているのが気がかり。この株、サムライパワーなるよく分からない会社が8.4%の大株主です。役員が作った有限会社のようです。存在理由は不明。その不透明性のせいで全く不人気です。何とかこのやっかいな株に明日は打ち勝たねば。指数値が6月8日に後3Kと迫っていることが手がかりです。

5.8458エヌアイエフSMBCベンチャー ▲

 ジリジリと持ち直してきているようです。OSCも今日は+3%の43%です。出来高さえ伴えば、軽く500K越えから530Kあたりまで窺う力はあるのですが、どういう訳か停滞気味です。ここは一発、東証一部への昇格などのニュースが出ればぶっ飛ぶのですが、ともあれ、この底堅さから明日再度注目します。

6.4813ACCESS △

 今日は756Kを破られ激しく下げましたが、こうした悲観の中から希望の目が僅かですが出ております。それはRSIが前日同値の23%で踏ん張っていることです。OSCは2%下げて25%です。いくら何でも、OSCが20%台前半に突っ込めば、そこからは反発するのが世の常です。しかし落ちました。歯止めがもうありません。強いて言うと、週足のボトムラインに近い555Kあたりが底かと思います。しかし海外投資での先行投資はインデックスでミソを付けており、そのあたりのビジネス基盤とマネージメント手法を詳細に知らなければ収益急回復するかどうかの判断がつかないのも、雪崩を打っての売りに繋がっているのかも知れません。一応、落ちるところまで落ちるのを見定めるための注目銘柄です。

7.4666パーク24 △

 何とか切り返してOSCが37%と7%のダイバージェンスです。そろそろ6月から始まった民間駐車場委託の喧噪も収まる頃です。もともと、この民間委託で潤うような駐車場銘柄はなかったそうです。つまり、話題先行の線香花火というわけです。その喧噪に筆者もパラカで一枚噛んで火傷を負いました。この株との因縁は何もありません。全く白紙です。台湾と韓国に進出しているようですが、どういう意図か不明。それにしても何故韓国と台湾か?どうして土地が狭い香港ではないのか? しかしこの会社ROEが高い。

【下落見極め監視銘柄】

・4809パラカ 後10Kほどの下落待ちも、乖離幅-13Kと拡大。
・3373リンクセオリー 9日より指数値下落。450K割れなら反発か。
・8941レイコフ 200K割れあれば参入。
・9421ネブロジャパン 900K台の下ではさすがに反発か。
・4563アンジェスMG モルガンの目標価格650Kより大幅割れ。下げ止まり?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の収穫と反省(6.26.06)

2006-06-26 15:52:00 | 株に出会う
後場は日経先物も15100円の節目を越え、15230円まで登りつめるも、15280円までの勢いがないと見るや押されて、15140円に留まっております。

この上昇過程でパシフィックマネジメントを+1K抜きだけをしましたが、もう少し我慢が出来たと思います。節目の229Kで当初は指していたのですが、目先の動きに惑わされ薄利でした。その他、パチスロ入替特需で上昇機運の6428オーイズミを途中から監視し上げかかった1227円で買うも、その後上昇が阻まれ一旦態勢を立て直すため、1229円で撤退。これはずっと上げてきている銘柄の上げエネルギーが枯渇しかかっているかもしれず、やむを得ないと思っております。6月7日の高値1239円を抜く時が来れば再度参戦です。今日この水準をクリヤーしていれば直近高値でしたでしょうね。明日以降も監視したいと思います。

昨日引けに-2Kで撤退の3041ビューティ花壇が、今日はストップ高まで行きました。動意づいているのは分かっていたので、この株の特徴である、急激な押し目を期待して340Kでずっと待っておりましたが、350K割れがなく、それに焦れた買い方がそのままストップまで押し上げました。ここから引けに360Kまで落ちているのはこの株らしいですね。余程ストップ高近辺で手を付けようと考えましたが、ここはこれまでの経験からの自制心が勝ちました。

もう1つ6324ハーモニック・ドライブ・システムズを前場から472Kで指していましたが、何度か近づくものの不成立。そして引け際に482Kの今日の高値まで行きました。あと10分が勝負と、ここでも買いを自制し引け際の値動きを監視しておりました。482K越えでのパニック高的な動きがあれば乗ろうと思っておりました。そうなれば、テクニカル的に申し分のない形になるからです。結果は引けに失速。OSCも-1%の43%となり、この株、まだ下落モードから立ち直れていないことが今日のところは証明された形です。

という訳で収穫は、地合を見ながら買いタイミングを慎重に見極めることが出来つつあること(これでデイトレにおける損失回避が結構出来るはずです)、それからオーイズミのように、高値更新期待という明確なターゲットを持って相場に入り、期待通りの上昇が見られないときに、市場からは一旦身を引くということができたこと、といったことでしょうか。

実は引けに、よく分からない動きをする筆者がずっと気になっている銘柄を買いました。2929ファーマフーズです。前場は229Kの金曜日安値で、後場は230Kでずっと待っておりましたが、上にも行かずかといって降りても来ずでした。そして、引けに買いが湧いてきたので、やむなく232Kで買ってみました。公募価格230Kの株です。ここ数日公募価格割れは少々あるものの、そこからの下げは見られません。ロックアップのないVCがまだ保有していれば、もっと売って良いはずです。それがありません。メンタルバランスチョコレートGABAで今期の業績は急伸が予想されております。同じ野村が手がけたタカラバイオのような赤字ではありません。タカラも一時公募の200Kを少し割ってからの240Kあたりまでの反発はすぐでした。(といっても1ヶ月くらいはあったかと思います)その後昨年の2月4日に860Kまで付けるほどの棒上げを演じました。この時の初動の240Kで筆者は買い、値動きが緩慢なので245Kで売った、その直後からのストップ高の連ちゃんでした。これは昨年の取引で最も悔いが残るケースでした。今ならその高値に食い下がっていたと思います。何しろ上げ方が尋常ではありませんでした。

このファーマフーズにその時の再来までは期待しませんが、一度火がつくと手に負えなくなるのではないでしょうか。この株は、投げが出て220Kでも割るようなことがない限り、仕込みネタとして重宝していきたいと思っております。こういう、割安感のある成長銘柄を見つければ、これはデイトレではなく最低スイングトレードに持って行くのが鉄則であることを、昨日のカリスマ投資家のセミナーでも改めて思い知りました。何とか、「市場に聞きながら」うまく自分を制御できればと思っております。動意付いた時は、一気に買い増しをするか、リスクが感じられれば、今の玉をギリギリまで持ち続けるか、どちらかです。

今日はついに8734アストマックスが、ガス欠を起こしました。この株は初動の120Kで買いながら失敗しております。クラスターテクノロジーの悪夢があったようです。しかし、クラスターと違って利益を出しておりPERもまだ29倍弱です。もっと大胆に乗るべきでした。今思うとクラスターはやはりリスキーなタイミングでの買いでした。値段が安かったので軽い気持ちで入ったのがよくありませんでした。200Kが600Kまで下げるのですからバカには出来ませんね。これは今年最悪のミストレードでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下落相場に咲く花

2006-06-26 11:37:46 | 株に出会う
世の中不景気になるほど活況を呈する商売というのもあるようですが、株も同様かもしれません。

前場は総体的に下落基調を辿っているので、とりたてて為す術もなくといったところです。
そんな中、注目銘柄では4794DEXがいきなりストップ高始まり手をつけられず、金曜日にどういう訳か狂い咲いた3785エイティングは、訳も分からない上昇についていくほど勇気がある訳でなし、持ち越し株の8882ゼファーも苦労して+1Kで売り、再参戦してこれまた苦労して-1Kで逃げる、といった調子でした。

このような下落相場ではおとなしくしている以外にはありません。しかし、こうした時こそ狂い咲く花があるようです。

その狂い咲き候補は、いわゆる不良株とお茶目株に分かれるようです。不良株の代表格は、筆者はもうトラッキングも何もしておりませんが、4316ビーマップです。今日+12K。お茶目株の代表が3756豆蔵です。+15K。

両社に共通しているのは、社名になにがしか、その筋の方々を誘い込む魔力があることです。その点、デザインエクスチェンジなどという当たり障りのない社名を付けた銘柄は、いささか損をしているのかと思います。まだこの株はDEXなどという省略形の愛称があるからましです。

ゼファーなどというのは、ギリシャ時代の何かの名称かもしれませんが、愛称の付けようがありません。前場に少々上げている3770ザッパラスにしても、省略するとすればザップにしか成りようがありませんが、これは戦時中のジャップを連想さえ、返ってマイナスです。

それに比べて、ビーマップや豆蔵のそのままでも愛らしい響きは、生まれついての美形に生まれているお嬢さんくらい得しております。

まあ、くだらない駄洒落ごとはどけておいて、一つ迂闊だったのは、「一押しは買い」という格言に注意しなかったことです。

例えば、2480システムロケーションです。22日にストップ高まで付け、翌日反落し、今日はまた+170円です。出来高は少ないのですが、公募値段を回復して、俄然この会社の業態が見直されております。それから、豆蔵もそうです。やはり22日に久方ぶりに出来高を伴って狂い咲き、翌日は静かに調整。そして、今日またまた前場だけで3234株の大商いでの反発です。何も根拠はありません。豆蔵などは、単にちょっと変わったソフトハウスですが、マイクロソフトと提携するなど何か怪しい期待を抱かせているだけの銘柄なのです。ビーマップはまさに夜に咲く花もいいところです。世のボンボンやお嬢には毒気があり過ぎます。そんな世界に迂闊に足を踏み入れるべきではありません。

しかし、こうした不安心理が蔓延している相場において必要とされる、ひとときのストレス解消には、真面目株、地味株は向かないものです。返ってストレスが増進されるようす。真面目株、地味株を前にしては人間、自分をバカにして何もかも発散できないのです。どうしても相手の生真面目さに合わせないといけないとの、妙な飾り気が出てしまいます。これでは息が抜けません。

そうです。皆さん相場に生真面目一方で取り組んでいるのではなく、一方では破滅願望があり、一方ではエキサイティングな場面を期待しながら相場に参集しているようなのです。

こうした相場心理も読み解きながらトレードするのも、退屈しのぎには面白いかも知れません。

しかし、全く戦果なしでは時間の無駄です。教訓の1つ2つを得るか、実益としての利益を上げるか、後場はどうにかしなければ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする