株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(6.6.06)

2006-06-05 17:33:51 | 明日のモニタリング銘柄
後場は、寄り付きから急騰した銘柄もあり、一時マザーズ指数も+50ポイントを超えましたが、その後利確の動きから、再度引けにかけて粘り通すと言った展開になりました。

その後場の寄り付きでは3777ターボリナックス3756豆蔵を監視しておりましたが、上げ始めたのを気づくのが遅くエントリー出来ませんでした。そこでもう1つ出遅れ感のあった8941レイコフが上げるのを見て思わず220Kと222Kで買ってしまいましたが、この株の動きが誠に曲者でした。完全に蓋をしながら下へ下へと下ろさせてから、急に蓋を取り上げることを後場ずっと行っておりました。相場操縦もいいところです。こういった出来高が少ない銘柄ではよく見られる光景ではありますが、途中から監視した身にとってはそんな姑息な輩が跋扈しているとはつゆ知らず、うっかりと「飛んで火に入る夏の虫」となってしまいました。半分は218Kに戻してところで売りましたが、残りは引けでプラスで終わりそうでしたので持ち越しです。(最後の成り売りでゼロ終了)この株の乖離幅条件が-16Kと良いためでもありました。この株に煩わされたお陰で、他の銘柄への注意がそがれました。ダブルで損をした気持ちです。呉々もこうした変な癖株にかかわることがないようにお気を付け下さい。あくまで今日の値動きだけの感想ですので悪しからず。

相場全体は、結果的には全面高で終了しておりますが、筆者の買い時と売り時が悪く、思ったほどの利益があがっておりません。そのあたりは明日以降にも試行錯誤しながら何とか体得したいと思います。特に低OSC、低RSIの観点からの明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説


1.4238ミライアル ○

 地味系の代表格。今日も下げはしましたがOSCが+8%の56%と大きくコンバージェンスし、RSIも+7%の43%とコンバージェンスしております。乖離幅も-170円と良好です。今日は引けに高値を付けておりますが、明日の寄り付きで押されるようならそれを待ち、若干のプラスで始まるようなら8500円越えを目安に買いエントリーという戦法です。とにかく、この大きなコンバージェンスで、出来高は少ないものの明日は注目。PER22倍のシリコンウェーはー容器のメーカーです。以前には原料高(原油からつくる)での利益鈍化予測で下げたことがありますが、半導体の市況はそんなに柔ではないと思います。このあたりからの反発があってもよさそうです。

2.3770ザッパラス ▲

 この株も立ち上がりに手間取っております。OSCは+6%の42%、RSIも+8%の34%まで伸ばしましたが、1日の底値からの上昇率が今ひとつです。しかし、5月31日の安値の284Kは、今日きちんと抜きましたので、その後の320Kあたりまでの一気の回復を期待しつつ注目したいと思います。筆者の好きな銘柄の1つ。

3.8789フィンテックグローバル ▲

 この株の切り返しの足取りが少々弱いのは、この間の下落が穏当だったためと思われます。直近のピークは5月22日の670Kでした。この時のOSCが53%です。RSIは43%です。そして今日終了でOSCが56%、RSIも45%と、完全にその水準を抜いております。607Kまで戻しながら押されてはおりますが、テクニカルには更なる反発態勢を示唆しております。明日は600Kアップから620Kあたりまでは期待できそうです。

4.3803イメージ情報開発 ○

 乖離幅-8K、OSCが+7%の35%、RSIも+2%の23%と出遅れております。随分と売られた割には2日に出来高が少なくそろりと19K程度上げたため、今日667Kあたりまで行ってからの売りが入ったためと思われます。まだしこりはあるかと思いますが、明日の押し目でじっくりと狙う戦法ですが、680Kあたりから落とされなければ730Kまでの奪還がイメージできそうです。あくまでイメージトレーニングの領域に過ぎませんが。まあ、出遅れではありますがPERも31倍です。IPOウィーク入りで、どうしても隣の芝生が青く見える方々が多いかと思いますが、このまだデビューまもない株にもチョイとご注目下さい。

5.4240クラスターテクノロジー ◎

 ここまで落ちればぼちぼちと買いではないでしょうか。何せ、ナノテク期待の星のようなのです。あのポンツーこと日本通信とは逆の軌跡を辿っております。ポンツーは上場直後から人気化し7万円があっというまに20万円になりました。この株は19万円の初値からここまで転落です。ポンツーにはあまり事業の急成長の夢がないのに、この会社にはそれがあります。OSCは+7%の38%、RSIも+6%の20%です。筆者はこの株で今年最大の損失を被りました。ナノテクに期待しすぎて、当座のトレーダーの方々の利益偏重の動きが見えなかったためです。そのリベンジもあります。もうここからは10万円も下がることは決してありません。そろそろ買い時でしょう。

6.8993アトリウム ▲

 今日、チョイと上げすぎましたがこれでほぼ公募価格に到達です。OSCも30%台から+7%の42%となり、RSIも何とまだ前日比+14%の19%です。PERは不動産流動化銘柄では標準的な22倍少々。これも反発期待での買い時か。

7.4296ゼンテックテクノロジー △

 出来高を伴う貸借銘柄のため予想が難しい銘柄ですが、一応テクニカルには反発完了という姿を示しております。OSCは+4%の43%に、RSIは+5%の30%へと戻しております。この株、一方向へ流れればものすごい上げエネルギーを発揮しますが、売り方の強い押し戻しもあります。あくまで分足などで確認しながら、押され過ぎと思われるところから1枚噛むのが良いかと思います。結構難しい株ですがデイトレの腕を磨くには最適です。

8.4187大阪有機化学 ◎

 5月10日に三菱UFJが最上位のレーティングを付与して上げてから、押され放しで出来高も細っております。しかし、今日やっと反発しOSCは+2%の53%に、RSIも+10%の19%へと浮上しました。乖離幅も-10円です。目標価格は1200円とのことですが、液晶のカラーフィルターの原料と半導体のフォトレジスト原料の成長性を囃しているようです。ケミカルなことは筆者もその優位性がよく分かりませんが、日本高分子化学とともに惹かれる銘柄です。地味系の典型か。

9.6324ハーモニック・ドライブ・システムズ ▲

 もう一つ渋い株をご紹介。唯我独尊と言いますか、この大荒れの相場にも我が道を行くという風情です。それは精密制御減速機という特殊技術を持っているからです。MM銘柄にしては値動きがおとなしいのも不思議です。多分、一部の通の方々しかこの会社には興味がないのでしょう。OSCが+3%の42%、RSIは36%で前日同値。少し押したところで買って、じっと海路の日和を待つというのが、この株の買い方にはふさわしいかもしれません。

10.3713ネットマークス ▲

 やっと泥沼から抜け出したようです。5月12日に新光証券がレーティングを引き上げてからの調整でした。OSCは+2%の44%、RSIは+8%の18%、乖離幅は-3Kです。150Kあたりまでの反発狙いです。

【その他の注目銘柄】

・3036アルコニックス △
・3798ウルシステム ▲
・3788GMOホスティング&セキュリティ ▲
・3732イーウェーブ ▲
・9938住金物産 ▲
・6677エスケーエレクトロニクス ▲
・3343チップワンストップ △
・4849エンジャパン ○
・8922IDU △
・4312サイバネットシステム △
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やっと定常状態に戻った

2006-06-05 12:13:04 | 株に出会う
金曜日の乱高下で、やはりこれまで溜まっていた何か鬱屈したものが流されたようです。寄り付きにどれもが高く始まるとは思っておりませんでしたが、一応のやれやれ売りが一巡した後の場のエネルギーを見ておりました。

マザーズ指数がプラ転しそうになってからの反転ぶりは、これぞ定常状態での株価の動きかと思いました。つまり、上げるとなればけ、れんみのない上げ方なのです。メリハリがあって、ちょこっとフェイントをかけるような姑息な値動きではないということですね。売るのも買うのもこうした思い切ったトレーダーがいないと、全く興ざめしてしまいます。

相場はこうでなければ、勝ち負けは別にしても全く面白くありません。その意味で、今日の前場のような雰囲気で今後の相場が展開されることを期待したいものです。

前場は、持ち越しの2459アウンコンサルティングこそ、-1Kでの早売りとなってしまいましたが、3804システムディは、前場の高値近くで何とか売り抜け、後は、8922IDU3776ブロードバンドタワーなど売買し利確。そして引け際に、ふと見たら押しに押されている6920レーザーテックを3170円で購入しました。

反省点は、出来高の少ない株はある意味でボラティリティが低いので、ちょっとしたことで大きく下落してしまうということを再認識したことです。それは、きょうのシステムディの寄りからの値動きに現れております。こうした株は市場が好転しても素直に反応しないこともあります。今日は幸い-5%程の下落から何とか買い上がりがありましたので、そこで売ることができました。やはりデイトレードに合った銘柄というものがある訳ですので、そこを外すといけません。IDUはまさにデイトレ向きですね。こうした出来高が多い銘柄は、循環的に値段が上下しますので、落ちたと思ったところから、相場全体が上向きになり始めたことを確認して、2-3ティック上でもよいので買いに入ると良いようです。それも最初の押し目での買いが一番上昇確率が高くなり、二番目、三番目の波動に入るに連れて、その日買った方々の売買の思惑が交錯するためか、ボラティリティは段々と低くなっていくようです。その後引けにかけて再度上か下かへの大きな波動が起こります。途中段階ではあまり手がけても一か八かの賭けに近くなるようですね。

さて、今日の前場の動きを見て後場の寄り付きで高めに寄りつくようだと、1時過ぎまでは一旦上昇に転じる銘柄が多くなるのではないでしょうか。そこから引けにかけて一本調子で上がるとは思えず、調整の揉み合いを挟みながら、引けにかけての強弱感次第で再度動き出すと予想しております。

こうした市場心理をうまく捉えて売買タイミングを計るということが、短期勝負のトレーダーにとっては命綱なのでしょうが、筆者はまだまだその勘所を磨く必要がありそうです。IDUなど、せっかく最初の押し目の287Kで買っておきながら(実はこれは少々早めでした。280Kあたりまで落とされております。)、下に持って行かれたのに「気を悪く」して、戻りの290Kで売ってしまいました。その後、この日の高値の305Kまでこの株は行っております。せめて、280Kからの切り返しの後、1分足で25本移動平均を抜いた285Kあたりで買いを入れるようにならないと安定した成績は残せそうもありません。

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