スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

文月雑感'18

2018年07月31日 | Weblog
💦暑い暑い暑い💦今月の盛岡真夏日は17日間となりそうだ、然しここ岩手に猛暑日はまだない。昨年の真夏日は11日だったから平年値以上だろう、ダイビングも辞め寒冷地仕様になってしまった身体には暑さは堪える。

岩手の梅雨明けが20日頃となっていたが、タチアオイという花がてっぺんまで咲けば明けるということを初めて知った。昔の人は日常を観察しながら季節の移ろいを楽しんだのだろう。

畑の野菜や庭の花卉の世話やらで、暇なく過ごした月になった。胡瓜の連作障害も心配したが、対策を講じたなら見事な四川胡瓜がどんどん成っている。

そんな合間を縫って「吉幾三ラストコンサート」を見に出掛けた。カラオケでも歌わせて貰っているが、彼の独特な人間臭さは何処から出ているのだろう、日本人の特にも東北人特有の匂いがするエンターテイナーだと思った。吉さん最高👏

=おわり=


回顧録

2018年07月25日 | Weblog
NHK朝の連ドラ「どんど晴れ」が放映されたのは11年前になる。盛岡の老舗旅館が舞台であった。
その際、地元紙の「声の欄」に投稿した記事が見つかったので、ブログ代わりにする。

「ドラマのタイトルバックに小岩井農場内の一本桜が満開の姿で映し出され、岩手の観光名所になることが期待される。

先日、故郷の江刺岩谷堂の幼友達有志がこの桜を見に行くから付き合えということで参加したのですが、残念ながら全くというほど桜の花はありませんでした。ウソという野鳥が花芽を食べてしまったからのようですが、ウソ名の通りドラマにケチを付ける鳥だなと思って見学してきました。

(うその雄)

この見学会は、中学の恩師に桜を見せたくて企画したようです。企画した友人も粋な計らいだったが、恩師熱海先生(当時85歳?)にとっても教員冥利に尽きる、のではと思った次第でした。

教育改革が盛んに論じられている昨今ですが、中学を卒業してから50年近く経つ現在も、こんなに慕われている先生がいらっしゃることに、教育の原点を教えられたような気がしました。
終戦っ子と言われる年代の我々ですが、貧しくても良い時代に良い先生に出会えたものだと、幸せ感に浸れたひと時でした」(2007.5.19)

この先生が亡くなってから2年になる。自分が中2〜3の担任だったが、先生は当時40歳前だったようだ。
(おわり)

不死身な友人

2018年07月15日 | Weblog
今回は商売を通じての旧い友人、福島在住の山家(やんべ)安充さんに、尾瀬ガイドをお願いした。彼は仙人の様な方で山歩きの達人と聞いていた。

(檜枝岐 小豆温泉=左が山家さん)

然し、10年程前からガンと闘っていた。69才で前立腺癌、72才で胃がん、73才で肺癌、75才で大腸癌と、凄まじい病歴をくぐり抜けて来た訳だが、79才の現在も山を歩く体力も気力も充実した、尊敬する先輩である。

病歴も凄いが、若い時の"九死に一生を得た"事故歴も半端じゃない。

一度目は小6の春休み、東北本線のトンネル内でダイナマイトに飛ばされた事故。坑夫が3人死亡、子供5人も飛ばされた。二度目は大学時代の19歳、朝日連峰国立公園登山で台風の煽りに巻き込まれ、クレバスに落ちた事故。ザックが氷壁に引っ掛かり助かる。三度目は23歳、バイクで走行中、トラックが急に曲がったのに巻き込まれた事故。気がついたなら家族が集まっていた病院ベットにいた。26歳の時には、就職先の銀行の宴会で急性アルコール中毒に。酒の大飲みで救急車で運ばれる。

尾瀬の帰り、福島陣場町の歓楽街で一献傾けながら、山家さんの強運に乾杯した。
=おわり=


尾瀬へ

2018年07月12日 | Weblog
20年ほど前から行ってみたいと思っていた尾瀬に行く。ツアーの旅ではなく、現地に詳しい友人をガイドにお願いすることにしてやっと実現出来た。
日本では知らない人はいない、有名な国立公園なのだが、なかなか実行出来なかった。福島、新潟、群馬の三県にまたぎ、シーズンには相当な観光客で溢れるそうだから、そんな混雑が嫌で足が遠のいていたのだろうか?

(本来のニッコーキスゲ)

車で盛岡から高速道路を使い郡山迄行き、そこからは奥会津方面の入り組んだ枝道を経由して、檜枝岐村に着いたのは夕方に近かった。
正味の運転時間で7時間もかかるとは思いもしなかった。1日目は行くだけで精一杯になった。

翌日、宿から握り飯を用意して貰い6時半に出発した。平日早朝のシャトルバスで登山口沼山峠へ、思ったほど入山者は居なくて、気持ちよく清々しい木道を2時間ばかり、森林浴を満喫し尾瀬ケ原に出る。

一番の目的はニッコーキスゲの群生と出会うことだったのだが、期待外れの状態、盛りがまだ早いのか、自然生態系が変わったのか、感動には至らなかった。
環境庁がビジターセンターを建て替え中で、作業ヘリの騒音もこの地の自然をぶち壊す。

(尾瀬木道)

出来れば最高の尾瀬を再訪問したいのだが・・・、と後ろ髪を引かれる思いで木道をとぼとぼ戻る。
=おわり=