スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

回顧録

2018年07月25日 | Weblog
NHK朝の連ドラ「どんど晴れ」が放映されたのは11年前になる。盛岡の老舗旅館が舞台であった。
その際、地元紙の「声の欄」に投稿した記事が見つかったので、ブログ代わりにする。

「ドラマのタイトルバックに小岩井農場内の一本桜が満開の姿で映し出され、岩手の観光名所になることが期待される。

先日、故郷の江刺岩谷堂の幼友達有志がこの桜を見に行くから付き合えということで参加したのですが、残念ながら全くというほど桜の花はありませんでした。ウソという野鳥が花芽を食べてしまったからのようですが、ウソ名の通りドラマにケチを付ける鳥だなと思って見学してきました。

(うその雄)

この見学会は、中学の恩師に桜を見せたくて企画したようです。企画した友人も粋な計らいだったが、恩師熱海先生(当時85歳?)にとっても教員冥利に尽きる、のではと思った次第でした。

教育改革が盛んに論じられている昨今ですが、中学を卒業してから50年近く経つ現在も、こんなに慕われている先生がいらっしゃることに、教育の原点を教えられたような気がしました。
終戦っ子と言われる年代の我々ですが、貧しくても良い時代に良い先生に出会えたものだと、幸せ感に浸れたひと時でした」(2007.5.19)

この先生が亡くなってから2年になる。自分が中2〜3の担任だったが、先生は当時40歳前だったようだ。
(おわり)