スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

文月雑感'22

2022年07月31日 | Weblog
 7月北東北は26日に梅雨明け宣言があった。それからは暑い夏が一気に来て、始まったばかりの夏にもう音を上げている。

 このひと月に限らず世界でいいニュースを聞いたことがない、毎日毎日戦争のニュースを目にすれば人の死にも鈍感になり、コロナで多くの方が命を落としても、元総理が銃で一瞬にこの世から消えてしまっても、そうなんだ程度で命の尊厳が分からなくなってしまう。

 いいニュースでもないが、警察庁が公表した2021自殺者のデータで岩手県がワースト争いから抜け出した。全国的にも20,830人と減少したようだが、我が県は199人と10万人あたり16.4%は昨年の23%からは大幅に減っていた。
参考に、青森・山梨23.7、新潟21.3、和歌山21、高知20.5がワースト、神奈川・石川13.2、京都14.6、徳島・埼玉15がベスト県。

 このデータがどんなことを意味するのか分からないが、自殺って絶望の淵にあるものだろう。何かで知ったが、夢や希望がないやつに絶望する資格はない。

 その通りなのだろうが、高齢者に若者に夢や希望がある社会なの・・
                                 =おわり=


 







今度生まれたら

2022年07月26日 | Weblog
 小説家内館牧子さんって、日常にあるテーマを取り上げてくれる。先日も表題のテーマをTVで見た。
確かに、人間誰しもそんなことを何度か考えたことがあると思う。

 自分も当然あるにはあったが、そんなに不幸な人生でもなかったので、こんなもんだろうと考えてもみたことは今日までなかった。


大雑把に、生まれて〜30歳までは人生の投資、〜60歳までは第一線でひたすら稼ぐ、〜75歳までは後継者作りと共に人生を楽しむ、それ以降はお釣り、そんなもんだろう。
そう思うに最初の時代をどう生きるかにかかっている。

 "今度生まれたら"にとって、輝いて生きる為に大事なことは、何てたって生きる糧を稼ぐ仕事が必要だろう。
 自分もそうなのだが、大概の人間は質実剛健、頭脳明晰、資産家とは行かないところに生まれ育って来ている。
 みんな夫々コツコツと努力を積み重ねて、今があると思う。

 そんな生き方を、今度生まれて来た時も望みたくないが、凡人としての生き方しか辿れないようなので、突拍子のないことを考えてもなぁ、何かしら夢がないことで・・・

 然し、人生には幸運のチャンスや奇跡はいつの時代も、誰の身にも必ず訪れるものだ!
自分もそうだったから言える🤗
            =おわり=


 
 


義 理

2022年07月18日 | Weblog
 義理と言う意味を調べたなら「他者に対して、損得を優先せず温かみのある対応ができる人」とあった。

 田舎生まれの自分が育った環境は、義理を欠けば暮らし向きが成り立たないようだったと思う。村八分の慣習がまだまだ残っていた時代で、自分勝手な生き方では部落から弾かれる、確かに窮屈さもあったが、忘れてはならない大切なことだったと今は思う。

 平成令和生まれの人口が35%を締めるようになった今、若人には義理チョコ程度だけが通用しているのではないだろうか?

 歳の差が親子ほど違う、奴と先週一献傾けた。彼は晩婚であったが、子供に恵まれ幸せそうであった。
 "お前さんは奥方の縁者を、奥方はお前さんの縁者を大切にして暮らせ"
酒の所為もありついつい説教じみた言葉を発してしまった。

 彼は昭和の後半生まれで、義理は重んじているようだが、家庭を持てば義理を軽んじないで、二人で共有することが大事だと言いたかった。

 "義理がすたれりゃ、心は闇だ"
こんなことを口に出す自分も、旧い人間になんだろうな!
            =おわり=


兄の法事

2022年07月12日 | Weblog
 日本のコロナ感染は'19.12に始まったが、この治療方法の手探りをしている中の、'20.7に長兄(寺の住職)が病院で一人寂しく旅たった。
 先週、その兄の三回忌法要が自分達が生まれた寺で行われた。葬儀の際も弔問客は少数に限定されていたが、未だ何ら変わらない近親者のみの法事となった。

 間もなく寺を継ぐ兄の孫が喪主と僧侶を務め、我々4姉弟の関係者8名だけが参列した、寂しいものであった。

 次兄も80歳になり、特に昨年心臓を患った所為か弱気発言を口に出す様になっている。
 いつ消えてもおかしくない歳なので、元気な内に泊まりがてら食事会でもやりたいとなり南三陸の別荘に案内した。

 途中、箱根山の展望台に寄ってみた、天気も良く碁石海岸から広田半島、広田湾から唐桑半島の眺望にため息が漏れた。
 夜は陸前高田の海鮮居酒屋で美味い酒と海の幸で、思い出話に花が咲いた。

 この先、誰も欠けることがなくこうした集いが、時々あれば嬉しいのだが?
 今日は天国の兄貴に深く感謝し、コロナのない世界でのんびりしてと祈った。
            =おわり=