スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

不死身な友人

2018年07月15日 | Weblog
今回は商売を通じての旧い友人、福島在住の山家(やんべ)安充さんに、尾瀬ガイドをお願いした。彼は仙人の様な方で山歩きの達人と聞いていた。

(檜枝岐 小豆温泉=左が山家さん)

然し、10年程前からガンと闘っていた。69才で前立腺癌、72才で胃がん、73才で肺癌、75才で大腸癌と、凄まじい病歴をくぐり抜けて来た訳だが、79才の現在も山を歩く体力も気力も充実した、尊敬する先輩である。

病歴も凄いが、若い時の"九死に一生を得た"事故歴も半端じゃない。

一度目は小6の春休み、東北本線のトンネル内でダイナマイトに飛ばされた事故。坑夫が3人死亡、子供5人も飛ばされた。二度目は大学時代の19歳、朝日連峰国立公園登山で台風の煽りに巻き込まれ、クレバスに落ちた事故。ザックが氷壁に引っ掛かり助かる。三度目は23歳、バイクで走行中、トラックが急に曲がったのに巻き込まれた事故。気がついたなら家族が集まっていた病院ベットにいた。26歳の時には、就職先の銀行の宴会で急性アルコール中毒に。酒の大飲みで救急車で運ばれる。

尾瀬の帰り、福島陣場町の歓楽街で一献傾けながら、山家さんの強運に乾杯した。
=おわり=


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