スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

如月雑感'22

2022年02月28日 | Weblog
 月末に掛け岩手にコロナ感染者が一日最高の500人を超えた。頼みの綱、ワクチン接種3回目が遅れている所為なのだろう。
 2月と言う季節は立春に始まるので何となく嬉しいが、酷寒の日々が連続するので嫌いである。

 そんな最中に冬季五輪北京大会が開催され、郷土の小林陵侑が金メダルに輝いた、またスノボ岩渕麗楽(20才)のメダルこそ逃したが、高スキルにチャレンジしたシーンに熱い拍手を送った。2026ミラノオリンピックが楽しみだ。

 コロナ禍のスポーツ祭典の無事に安堵していた矢先、ロシア🇷🇺がウクライナ🇺🇦に侵攻、一方的に喧嘩を仕掛けてしまった。
 国力の違いは自明の理であるのだが、5日たつのに治まる見通しはない。
この国の傲慢さに他国は一斉に声を高めているのだが、振りかざした刃を収める術は見当たらない。

 世界から相手にされなくなって、信頼関係を保てて行けると思っているのだろうか、結局自らの首を絞め付けている行為は、プーチン体制の終わりを知らしめているのではと思う。
こんなリーダーに、長く国づくりを委ねてしまって来た、ロシア国民は相当複雑だろう。
 何れ、長引けば犠牲者は必ず増える。一日も早い停戦を願うが、誰がどう収めるのか?
            =おわり=



甦れ故郷

2022年02月24日 | Weblog
 5年前からふるさと納税制度を活用している。当初は返礼品に魅力があってのスタートだったが、最近はふるさと奥州市の応援を兼ねて、新米の返礼品を頂いている。

 この制度は一部の自治体の悪用で問題になり、今は住民税の20%を上限にしている。'21年度でのトップランクでは宮崎都城市や北海道紋別市は130億円を超える収入を得たようだ。ここの返礼品は宮崎牛や高価海産物とあったから、国民の胃袋を上手いこと掴んだのだろう。

 地元誌にふるさと奥州市の財政事情記事が掲載されていた。記事中に岩手のワーストは八幡平市、次に奥州市とあった。


 
 北京五輪の金メダリスト小林陵侑は八幡平市、大リーグMVPの大谷翔平は奥州市である、今やこの二人は世界のビック有名人なので、今後とんでもない高収入を得ること間違いないだろう。
 それぞれの自治体では、何とかしてふるさと納税として地元に還元して貰いたいと願っていると思う。然し、現実はどうなんだろうか?

      (奥州市のゆるキャラ)
  我が故郷奥州市のR3一般会計の歳入予算は580億円とあったから、ふるさと納税の活用次第では、奥州市を救える手段になるのだが・・・
            =おわり=

 

往時渺茫

2022年02月17日 | Weblog
 こんな難しい四字熟語は生まれてこの方お目にかかったことがない。
 仕事の師匠に82才の誕生祝いメールを送ったところ、"頭と体の戦いで往時渺茫、我が人生劇場も・・・"との返信があり知った次第である。

 この師匠は酒席で興が乗れば李白の詩を朗々と披露することがあった。学生時代に覚えたようだが、半世紀以上経っても忘れないとは李白や漢詩が好きだったんだろう。
 
 芭蕉も李白に憧れたと聞いた、漢詩のことは分からないが、おくの細道の冒頭に出て来る"月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり"とは何となく人生の哀感が感じられる。

 表題は「過ぎ去った昔の事はもうはるかかなたの事で、とりとめがなく、まるで夢のように思える」ということで、"おうじびょうぼう"と読むようだ。仕事は元より、頑健でスポーツ万能の師匠もこんな言葉を口にする歳になったんだなぁ!
 弟子の自分も往時渺茫と言うよりは重度渺茫😵
                                =おわり=



今 更

2022年02月09日 | Weblog
 親しくさせて頂いていた、元魚屋を生業にしていたおばちゃんに聞いたことがある。「おばちゃんは息子さん3人も医者にしたが、子供の頃どんな育て方をしたの?」と、その返答は「特別な育て方をした積もりはないが、本を読むことだけはさせた」と、語っていた。

読書が人格を形成する訳でもないだろうが、幼い頃の自分は"門前の小僧・・・"とは行かず本を読むのが好きではなかった。

 然し漫画だけは長いこと愛読した、幼い頃実現しない夢を追っかける源にもなっていた。

 昭和25年〜昭和35年代は「日本の漫画文化が作られた伝説の時代」と言われているとか、丁度自分らが5歳から15歳だったから小中学の頃に当たる。
 月刊発売日を首を長くして待ち望み、買った漫画は交換して読み回し、カバンの中は漫画でぎっしり、本屋では店主の目を盗み立ち読みし、仲間達との共通話題で大いに盛り上がったものだった。

 先月"ドカベン"や"アブさん"の作者水島新司さんが亡くなった。野球漫画の第一人者であって、コミック誌等に長く連載し、愛読した。

 自分は漫画に育てられたようなものだが、若し愛読したものが、漫画ではなくサクセスストーリーの様な小説であったなら、志も生き方も変わったのだろうか?

 今更ながら、そんな思いにさせられたボンビトである。
            =おわり=