スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

からたち日記

2008年12月22日 | Weblog
昨日「カラタチ」の剪定を行った。
カラタチは柑橘の小さな実を付ける。食には適さないが何とも表現できない癒し系の良い匂いがするので育てている。



今年は20個ほど実を付けてくれたが、枝が込み合って風通しが悪いようで虫が発生し、葉を食い荒らすので今回は思い切って強剪定を試みた。
 
この木は野鳥から実を守るためなのか鋭いトゲがある。
その密集した枝を3時間ばかり掛け、素手で剪定格闘したので両手は引っかき傷だらけである。
バラ専用の手袋でも買ってきてやれば良いものを...終わってから馬鹿な自分を悔いている。
 
なぜこの植物が好きになったのかは小学生の頃に遡る。
登下校する岩場の高いところに自生していて、取りたくとも取れないことに端を発している。
晩秋になってやっと完熟して落ちた実を手にしその匂いに満足し自慢しあったものである。



その頃であったか島倉千代子さんが歌って大ヒットしたのも「からたち日記」
"こころで好きと 叫んでも. 口ではいえず ただあの人と. 小さな傘を かたむけた..."
若し幼い自分がその歌に哀愁を感じていたならとんでもなく、ませたガキであった。

今月旅立ってしまったが、昭和が生んだ偉大な遠藤実先生の作曲でもあった。

<銭明日二世こと菅村経悦>
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篤姫の生き方に学ぶ

2008年12月08日 | Weblog
NHK大河ドラマ「篤姫」は来週で終わるが、今回は自分としては珍しく全てを見ることになりそうだ。

7日は江戸城無血開城の後の大仕事、大奥の解体がテーマであったが、天章院篤姫が250人ほども居た大奥を物の見事に終わらせ最後に自分が去るシーンであった。

事実は解らないが、現代版大型リストラを物の見事に果たした篤姫のリーダーシップには感服させられる。

閑話休題

2009年の大河ドラマは「天地人」です。ロケ地の中心は 岩手県「えさし藤原の郷」である。

篤姫の時代から150年程度が過ぎ、今経済状況は凄まじい勢いで世界中の企業の経営悪化ばかりが目立ち、同時に派遣や契約社員のリストラ(首切り)が盛んに紙上に掲載される。

大奥を去った女性に退職金は出ただろうか、失業保険は支払われただろうか、年金はどうであったろうか、とつい考えてしまう。

多分何もなかった時代であったのだろう。然も女性の地位は今とは比べものにならなかった時代、果たして果たしてとまた考えてしまう。

その後の大奥OB一人一人のドラマがあれば是非見たいものである。

それにつけても篤姫が何度も口にする「家族の為」という言葉がこんな時代には特に心に響いた。

<銭明日二世こと菅村経悦>
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会うは別れのはじめ

2008年12月01日 | Weblog
男と女では友人の捉え方が違うと思うが、男にとっての真の友人は意外に居ないものではなかろうか。

私自身のことで申し上げれば第一線から退いた今、仕事の延長線上での友人は殆ど居なくなった。
残っているのは同郷の幼友達、多感な頃に知り合った仲間や趣味の仲間である。

そして最も苦楽を共にしてきた女房が最高の友人である。

要は利害関係にあった方々とは、その関係が終われば友人関係も無くなるのである。


陸前高田市の高田松原

閑話休題
11月の末に友人が65歳で亡くなった。
この友人とは40年もお付き合いさせて貰った。利害関係もあったが旅行や酒も随分ご一緒した。

盛岡にスナック喫茶という奴ができて間もない頃、彼は船乗りからマスターに転身した。確か店の名前は「マリーナ」と記憶している。
私も海が大好きでグループの名前を「マリングループ」と命名している。彼とは何か因縁めいた共通点があったようだ。

彼はいつ頃からか糖尿を患ってしまったが、私は今も飲み続けているが糖尿でもなく健康を維持している。

今は私の戯言に反応してくれる奴が一人いなくなって寂しいが、海に行っていればいつかどこかでまた出会うような気がしてならない。

<銭明日二世こと菅村経悦>
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