久しぶりの大雪でした。朝はたいした降りではなかったので長男にスノーシューを持たせて3人一緒に帰ってくるようにだけ言っておきました。
夕方までに30センチ近く降り、降りが弱くなるのを待って除雪にかかった。子供だけでは大変そうなので女将はスキーを履いてラッセル道付け部隊で出動。何とか帰ってきたけど1人は、のんきに遊び呆けていて後でお説教をくらった。
大雪の後は雪崩が心配だ。そんな訳で今日は網走、根室地区の遭難対策協議会の遭難救助訓練があった。雪崩で2人埋没したと言う想定で救助に向かった。まずはビーコンを使って埋没場所を絞ったところでゾンデ棒を使って雪の下を探る。反応のあるところを掘り出し、ソリを使って搬送。
訓練だから緊迫感はないけどやってるのとやってないのでは実際の現場で差が出るんじゃないかなと思う。
30年位前、ニセコで実際に経験した。
一報を受けてすぐに現場に駆けつけた。大規模な雪崩で二人のスキーヤーのうち1人が埋ってしまった。雪崩発生地点までのシュプールがはっきりと残っていた。その日は雪崩が大規模なのと時間切れで翌日朝から自衛隊も動員され捜索が行われた。かなり時間がかかって発見されたが真っ白に凍った状態で発見された。伸びたまま凍った片腕はソリからはみ出したまま山から降ろされた。
この時北海道新聞のカメラマンにゾンデ棒を使って探している時の写真を撮られ後で送ってきた。このカメラマンはこの数ヵ月後、取材中の飛行機が墜落し亡くなってしまった。
残り少ない雪山シーズン、事故がありませんように!