豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

間違いだらけの軽井沢 

2006年03月15日 | 軽井沢・千ヶ滝
 
 3月、お彼岸も近いとはいえ、浅間山はまだ雪景色だった。
 
 今朝、子どもを部活に送り出してから、女房と2人で軽井沢に行ってきた。
 晴れ、10度。藤岡あたりから見える浅間山は、春霞のかなた、まだ白い雪をいただいていた。
 しかし、軽井沢の街中の雪はすっかり融けていた。今年1月6日に行ったときには一面の雪野原にゆったりとした熊の足跡などが残っていたわが家の庭も、すでに雪はとけて枯葉に覆われていた。

 突然思い立って、こんなコラムを書くようになったので、執筆の参考にするため、軽井沢に置きっぱなしにしてあった古い軽井沢の案内書を何冊かもち帰った。
 その中で一番役に立つのが、「軽井沢 その周辺」(三笠書房、1964年)という本。それを眺めていて、このコラムの間違えをいくつか見つけた。記憶を書いているだけで、事実を記しているつもりはないのだが、いちおう直しておきたい。
どうもぼくの乗ったタイムマシンは、時おりリコールが必要なようである。

 ① 諏訪神社の花火を見物したのは「明治屋」ではなく、「明治牛乳」だった。正式には明治乳業軽井沢販売所というらしい。
 店の看板には≪明治牛乳 MEIJI MILK SHOP≫とある。モームと“テス”のエピソードを思うと“MILK SHOP”というネーミングも泣かせる。

 ② それでは「MEIDIYA」なんて看板はまったくの記憶違いかと思いきや、別のページにしっかり≪MEIDI-YA 明治屋軽井沢出張所≫いう看板の写った写真が載っている。明治牛乳と明治屋の記憶が混同していたようだ。
となると、小松ストアーのピーナッツバター壜などの思い出も、ひょっとすると明治屋の店内かもしれない。

 ③ ロータリーから行って三笠書房の隣が小松ストアというのも間違い。写真で見ると、大塚無線-銀座小松ストアー-三笠書房の順になっている。
大塚無線(ビクターの看板が出ている)と小松ストアーとの間にちょっと隙間があるように見えるが、これが神宮寺への入り口だろうか・・・。

 ④ 軽井沢物産館の英語表記は“NAGANO PREFECTURAL PRODUCTS GALLERY”だった。「民俗博物館」などでは全然なかった。

 ⑤ 中軽井沢駅前交差点の化粧品店の名前は「桐万薬局」さん。白い雪をいただいた浅間山の麓の“キリマン”さんもいい。ぼくらも頂上の雪(“キリマンジャロの雪”)をめざしたいものである。
 きょうも店頭には誰か女性のモデルさんのポスターが貼ってあった。

 ⑥ ジャスコがあったあたりの地名は上ノ原ではなく、富が丘というようだ。

 ⑦ 浅間モーターロッジ(正式には「アサマ」と表記してある)の標高は1003メートル。
 この本に載っている浅間ロッジの広告によると、「ヨーロッパの高級スポーツカーをレンタカーしている」と書いてあるので、クラシックカーの展示という記憶はこれのことだと思う。

 * 写真は、2006年3月15日の午後、ツルヤから眺めた浅間山。 

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