マツダの新しいデミオを近所のディーラーに見に行ってきた。展示されていたのは濃いブルーのやつだったが、なかなかよかった。外観がシャープである。ちょっとボンネットがずんぐりした感じだが、インターネットやクルマ雑誌に載っている写真よりも実物のほうがすっきりとしている。プント・グランデには負けているが・・。
一番好感をもてたのはそのサイズである。基本的に僕はこのサイズの車が好きなのだ。“コンパクト”カーというのは、やっぱりこの程度の大きさ(小ささ)でなければ。
実は3年前にカローラ・ランクスに乗り換える時に、ランクス、ティーダ、アクセラ・スポーツのどれにするかかなり迷った。ティーダが登場したばかりだったので、カローラもマツダも相当の値引きを提案してきた。ランクスは31万円引き、アクセラは36万円引きだったと記憶する。ティーダは強気でまったく値引きをしなかった。見てくれはアクセラが気に入っていたのだが、車幅が1740mmだかあって図体が大きすぎるのでやめて、結局ランクスになった。
(ちなみに、最近僕はアクセラ・セダンの後ろ姿が気に入っている。ごくたまに街中でアクセラ・セダンの後ろにつけると、ずっとその後ろ姿を眺めながら走り続けたい気持ちになる。)
そのとき、せっせと家まで来てくれたりした営業マンに今回も偶然出会った。今回は近づいている車検を通して、少なくとももう1サイクルはランクスに乗る予定なので、そのことを伝えた。そのせいか、「試乗しますか」とは言ってもらえなかった。ちょっと乗ってみたかったのだが。
展示車に座ってみただけだが、ドアの開閉感はランクスよりチープ、運転席シートもランクスより劣る。パネルもチープ。後席のドアはさらにチープ、足元も狭かった。今あえてランクスから乗り換える必然性は見当たらない。
しかし、ランクスの後継車オーリスは5ナンバーをはみ出し、車高も変に高くなってしまったから、オーリスに乗り換える気はない。デミオは走り次第ではランクスの次のクルマの候補に入れておこう。