本の断捨離、第2弾もアメリカもの。
ベトナム戦争期で、私のなかでアメリカ時代の終わりが始まった頃のものである。
上の写真のハッカー“アメリカ時代の終わり”などは確かに一時代の終わりを印象づけた内容だったように記憶する。
そうは言いつつ、やはりまだアメリカに興味は残っていたのだろう。時おり“アメリカもの”を買っている。
終わりが始まっても、アメリカのダメなところを暴く“ベスト & ブライテスト”のような本が堂々とベストセラーになっていたあたりに、まだまだアメリカの力を感じさせた。
最近の“America First !!”などとは大違いである。
子どもの頃にテレビで見た“ララミー牧場”“ライフルマン”“ローン・レンジャー”“幌馬車隊”“ボナンザ”(“カートライト兄弟”)などなどの影響がまだ残存していたのかも知れない。
あるいは、嫌いではあるけれど、アメリカというのは一体どういう成り立ちの国なのか、なんであのような振る舞いをしてしまうのか、という大人としての興味もあったのだろう。
阿部斉さんの本なども読んでいる。
ここには“アメリカの民主政治”と“アメリカ大統領”が写っている。
この2冊の書名は、ある事情から私には印象的である。
最後は建国200年を記念した“ライフ”の特別号の表紙。
きょうの夕刻、BSで“プライベート・ライアン”(S・スピルバーグ監督、1998年)を見た。
ラスト近くの戦闘シーンはただの“チャンバラ”だったし、武器や戦闘機を売って金を稼ぐ最近のアメリカを思うと、素直な気持ちで感情移入することはできなかった。
ラストシーンからも、メッセージも伝わってこない。
YOUTUBEでジャッキー・エバンコの“ダニー・ボーイ”を聴くこと(見ること?)ができる。
戦死したアメリカ兵の棺が星条旗に包まれて共同墓地に戻ってきて、星条旗がたたまれて待ち受ける遺族に手渡されるのだが、正直言ってあのYOUTUBEの方が感動的だった。
今年最後の映画にしたくはない。明日は何を見ようか・・・。
2017/12/30 記