豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

不思議な「不思議なピーチパイ」

2022年02月24日 | テレビ&ポップス
 
 偶然に見つかった古いドーナツ盤レコードの話題をいくつか。

 最初は、竹内まりやの「不思議なピーチパイ」。

 ジャケット裏に「製作:RVC株式会社」とあり、レコードの盤面にRVCとあるが、RVCというのはレコード会社なのかどうか・・・。「’80」という著作権表示らしきものがあるから1980年の作品なのだろう。(なお、B面は同曲のカラオケ版)。
 不思議だったのは、ジャケットの女性が竹内本人ではないこと。
 歌っているご本人の写真をジャケットに掲載しないレコードもなかったわけではない。次に書く「マンダム--男の世界」もそうだったし、中島みゆきや五輪真弓のデビュー盤にもご本人の写真はなかったはずである。
 竹内まりあまでもが・・・と、不思議に思ってよく見ると、何とこのレコードは資生堂が発行(?)した非売品だった。
 「不思議なピーチパイ」が化粧品会社の春のCMソングだったことは覚えていたが、それが資生堂だったとは記憶になかった。当時はそんな宣伝を打つのは資生堂かカネボウしかなかったが。しかも資生堂はテレビのCMでこの曲を流しただけでなく、レコードまで販売促進用に出していたのだ! ジャケットの女性も資生堂のモデルさんなのだろう。

 ぼくは資生堂の化粧品とは全く関係なかったから、おそらくぼくの母親が資生堂の化粧品を買って、化粧品店からこのレコードをもらったのではないかと思う。ひょっとすると、中軽井沢駅前の桐万薬局さんでもらったかも・・・。
 
   *   *   *
   

 CMレコードをもう一つ。
 男性化粧品を販売していた「丹頂」が社名を「マンダム」と変更したさいのテレビCMからヒットしたジェリー・ウォレス「マンダムーー男の世界」。

 こちらは非売品ではなく、東芝音楽工業が発売したれっきとした市販品(東芝LIBERTY,LR2571,400円)。著作権表示から1970年発売と思われる(著作権者はJen-Mor Music Corp. とあるが、誰だろう?)。
 CMに出演していたのは、このレコードのジャケットに登場するチャールス・ブロンソンだった。このレコードにはチャールス・ブロンソン版のジャケットのほかに、もう一枚別のジャケットが入っていて、そっちのジャケットの裏面にはジェリー・ウォレスの(モノクロ)写真が入っている。C&W界のベテラン歌手と紹介されている。
 “All the world loves a lover ・・・” という彼の歌声は今でもぼくの耳に残っている。

 2022年2月24日 記

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