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東急1000系・リバイバルカラー編成に遭遇

2016-08-15 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

先日「MAKIKYUのページ」では一畑電車1000系電車に関して取り上げましたが、同系の種車にもなっている東急1000系は現在でも東急多摩川・池上線において多数活躍しており、MAKIKYUは今月も池上線で乗車機会がありました。

同系は元々池上線などの支線向けに導入された車両だけでなく、東横線~日比谷線直通用に導入され、後に東急多摩川・池上線に転用された車両も存在しています。

日比谷線直通運転中止に伴って東横線から離脱・転用された車両の中には、制御機器更新を行った編成も存在しています。

制御機器更新を行った編成は、車体色も帯色が赤色→緑系を基調とした装いに改められ、内装も化粧板が木目調に改められるなど、雰囲気が大きく様変わりしており、この車両は編成番号も1500番台に改められています。
(以前この車両に関して取り上げた記事をご覧になりたい方は、こちらをクリックして下さい)

1500番台車も最近では数を増やし、東急多摩川・池上線の主力車両の一つと言っても過言ではない状況になっていますが、最近ではこの車両以外で1000系を大改装した編成も登場しており、これが今日取り上げるリバイバルカラー編成です。


リバイバルカラー編成は元々池上線用に導入された1017Fを改装、装いは紺色を基調に窓周りが黄色となり、この塗装は昔東急線で活躍していた旧型電車を模したものですが、個人的には小田急2600形最末期のリバイバルカラーにも通じるものがあると感じたものでした。

外観塗装の変更だけに留まらず、車内もかなり手が加えられており、化粧板は木目調、つり革の吊り輪もオレンジ色の優先席付近以外は木製になるなど、レトロ調に仕上げられているのが大きな特徴です。


木目調の化粧板は1500番台車や7000系などで用いられているものと比べると、色調がかなり濃いものとなっており、車内照明も近年流行のLED蛍光灯に交換、こちらも電球色を用いるなど、他編成とは違いが一目瞭然と言う状況でした。

ドア上には千鳥配置でLED文字案内装置と思われる出っ張りも見受けられましたが、ここはテープが貼られている状況で、せっかく大改装を施したからには、LEDかLCDによる文字案内等があっても…と感じたものでした。
(幾らレトロ電車とは言っても、バリアフリー対応も昔ながらにする必要はないと思いますので…)

またリバイバルカラー編成は内外共に大改装を施しているものの、編成番号は1500番台に改番されておらず従来通り=制御機器更新は行っておらず走行音も従来通りとなっているのも大きな特徴で、1500番台への改造車が相次いで登場する中で、それ以外の編成をリバイバルカラー編成に改装したのも少々意外な気がします。

この編成は現行のまま活躍を続けるのか、それとも今後制御機器更新を実施して1500番台に改番されるのかも気になる所ですが、趣味的には非常に興味深い車両で、機会があればまた乗車しても…と感じたものでした。



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