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紫色に装いを改めた嵐電~単色化はJRだけでなく…

2010-10-22 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]


先日「MAKIKYUのページ」では、京都市内を走る京福電気鉄道の軌道線・嵐電で活躍するレトロ調電車に関して取り上げましたが、MAKIKYUが嵯峨駅前で電車を待っている際、2両しかいないレトロ調電車の双方に遭遇するだけでなく、運転時刻が近接していたレトロ調電車2本の間は、まだまだ数が少ない京紫色の電車が姿を現したものでした。

京紫色1色に塗られた電車は、今年に入ってから嵐電のイメージチェンジを図って登場したもので、今後の標準塗装になります。

今はまだ塗装変更された車両が小数に留まっており、レトロ調電車と同じ位捕まえにくく、運用状況次第では稼動車ゼロという事もありうる状況ですが、今後次々と数を増やし、逆に緑とベージュの現行塗装を追い求める事になりそうです。

ちなみに今回の塗装変更は、今までとは大きく異なる京紫色でイメージチェンジを図るだけでなく、新塗装は紫1色の単色となっているのが特徴で、関西に拠点を置くJR某社も最近になって、地方に所属する在来線ローカル輸送用の塗装車(概ね国鉄から継承した古参車両)を地域別に異なる1色の装いとしている事から、嵐電の新塗装はJRで用いていない色彩とはいえ、JRの単色化を連想させられます。

JRでは単色化の導入理由として、塗料の節約によるコストダウンを挙げており、嵐電はJRの様な大所帯ではないものの、JRと同じく塗料節約もあるのあろうかと感じるものですが、MAKIKYUが目撃した限りでは車内座席モケットまで紫色に交換されており、この点は外観塗装の変更だけに留まるJRより踏み込んだものになっていると言えます。

この京紫色の新塗装は、嵐電=緑系統の渋いイメージと言う印象が強いMAKIKYUとしては、随分なイメージチェンジだけに、やはり最近になって車両の塗装を変更しても、同系色を用いる事で従来の印象をある程度踏襲し、京都市内にも路線を持つ嵐電の親会社でもある大手私鉄などに比べると、どうも馴染めない…と感じるのが本音ですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方は如何でしょうか?

また大胆なイメージチェンジだけに、賛否両論が噴出しそうな京紫色の新塗装ですが、この装いは京都の中だけに留まるのか、古都の電車同士という事で嵐電と姉妹提携を結び、相手方の装いとした電車を走らせている湘南の某所にまで波及するのかも気になる所です。


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