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愛媛県・上島町有バス~離島内を走る自治体運営バスではポンチョが活躍

2013-02-25 | バス[四国]

先日「MAKIKYUのページ」では、因島~愛媛県上島町間を結ぶ旅客航路に関して取り上げましたが、その際には上島町内を路線バスで移動した事にも触れており、どんなバスが走っているか気になる方も居られるかと思います。
(MAKIKYUが生名島へ足を運んだのは、因島から対岸で路線バスが走っている姿を目撃した事も一因です)

MAKIKYUが乗車した路線バスは、生名島(立石港)から佐島を経由し、弓削島の上弓削港を経て久司浦へ至る、2つの橋を渡る路線バスの「幹線」で、初乗り運賃は100円・生名島内から弓削島内まで乗車する場合は150円となっており、上島町内では他に生名島内や弓削島内などを運行する路線もあります。

これらの路線バスは、長崎桟橋~立石港間のフェリーと同様に上島町が運行を行い、過疎地の自治体バスではよくある白ナンバー(自家用登録)による有償輸送で、上島町有バスと名乗っており、車内で「往復分まとめての支払いは…」などという掲示が見受けられたのは、如何にも離島のバスならではと感じたものでした。


乗車した車両は、近年コミュニティバスや都市圏での狭路運行路線、そして地方閑散路線での導入も多く、MAKIKYUの知人の中には大絶賛している者もいる日野製ノンステップのマイクロバス・ポンチョでした。


離島となると路線バス自体の運行がないか、ワゴン車クラスでの運行事例も存在する事を考えると、年式も新しくそこそこの車と言う印象を受けたものです。


ドアは前輪後側に1箇所のみ、座席配列は2+1列で着席定員確保を重視した仕様となっており、都市圏の路線ではポンチョの2ドア車などもよく走っていますが、収容力の小ささや、車両特性上2ドアでは前ドアと後ドアの間隔がかなり接近する事などを考えると、ポンチョは1ドア車の方が…と個人的には感じます。


また乗車したポンチョの運賃箱は、両替機能などのない簡素な箱で、如何にも過疎地域の自治体バスらしい装備と感じた反面、音声合成による車内放送が流れ、バス停のみでの旅客扱い(自由乗降扱いなし)となっているなど、離島を走る小規模な町営バスにしては…と感じる面も見受けられたものでした。

ただ上島町は全国的な知名度こそ低いものの、実質的に本土と陸続きになっている因島から非常に近い土地柄も影響してか、全島合わせた人口は7600人超(2012年末統計)と意外と多く、首都圏では比較的知名度の高い伊豆七島の三宅島や神津島などの倍以上の人口を誇る事なども踏まえると、意外と路線バスの便数などは…と感じたものでした。
(因島などとのフェリーでのアクセスが比較的容易な事や、フェリー発着地周辺に人口が集積している事等も、人口の割に路線バスが…と感じる要因かもしれませんが…)

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中で、上島町へ足を運ぶ機会のある方は余り多くないと思いますが、もし訪問機会がありましたら、是非上島町有バスへの乗車も検討してみては如何でしょうか?



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