昨日MAKIKYUは3月一杯で廃線となる鹿島鉄道乗車へ出向き、その際に乗車した車両の一つを今日の記事でも取り上げていますが、鹿島鉄道の鉾田行き列車乗車中に常陸小川駅を通った際には、貨物輸送の廃止後に廃車されたものの、その後常陸小川駅で静態保存されていたDD901号ディーゼル機関車の真横に重機の姿が…
しかも機関車の両側のボンネット部分が外され、運転台部分だけが残存している状況でしたので、最初は何をしているのだろうかと気になったのですが、ボンネットのあった部分には何人かの作業員がバーナーの火花を散らして作業しており、最悪の結末―解体の真っ最中と言う有様でした。
その後石岡方面へ向かう列車に乗車し、常陸小川駅に到着した際には機関車の運転台部分も無くなり地面に転がされている状況で、下回りだけが無残に残る状況に変貌しており、あっという間の解体劇には驚かされました。
MAKIKYUとしては、鹿島鉄道の廃線後に既存営業車やこの保存車の処遇がどうなるかは気にしていましたが、まさか廃線を来月に控えた今の時期にあっさりと解体されたのは誠に残念で、この機関車の姿を楽しみにこれから鹿島鉄道訪問を…と考えられていた方の期待を裏切る事にもなりますので、色々事情があって解体は止む無いという状況であったとしても、せめて廃線前の名残乗車でやってくる大勢の人々に姿を披露して貰い、解体は廃線後にしてもらいたかった気がします。
また画像は昨日の解体中シーンと共に、保存されていた往時の姿(列車内から撮影したものです)を掲載しますので、まだこの機関車を見た事が無く、一度この機関車の保存されている姿を見たかったという方は宜しかったらご覧頂けると幸いです。
DD901は廃線まで残ってほしかったです。
これは超ショックですね…。この機関車を目当てにカシテツを訪問する愛好家もいっぱいいるでしょうに、そのくらいの「最後の商売っ気」くらいはなかったのでしょうか。それとも、その商売っ気を発揮する余地もないほど切羽詰っているのでしょうか。私もmelonpan様と同様、廃線まで残ってほしかったと思いますが、残念でたまりません。
私も葬式鉄は嫌いなので(というかカーニバル状態が嫌なので)もうカシテツを訪問する気はありません。
今回の解体は誠に残念な話で、まして廃線前の人で賑わっている最中に行われたのかと思うと、こちらも何故この時期に…と感じます。
ただ某大手私鉄グループという事も考えると、この様な行動があってもおかしく無いかもしれません。
あと鹿島鉄道を昨日訪問したのは「さよならマーク」こそ付いているものの、平日で青春18きっぷも使用開始前という事でさほどの人出にはならないと考えた事もありまして、実際単行ワンマンでも座席が埋まらない程度の状況でしたが、今後はカーニバル状態になる事が目に見えていますので、こちらも来月は訪問しない可能性が高いと思います。
DD901が解体されたのは正直言って驚いています。廃線後はどこかの公園で保存すべきだったのではと思います。
>水兵軌道様
はじめまして。この車両は側線での保存車両で運行や安全面に支障をきたす事は無いでしょうし、廃線前で人出が増えるこの時期に敢えて解体する事はこちらも理解し難いです。
諸事情で解体止む無しなのかもしれませんが、解体するにしてもせめて廃線後にした方が良かった気がします。
>m-wonder様
こちらの鹿島鉄道最終訪問(恐らく)は、偶然この機関車の解体実施日に遭遇してしまったのですが、こんな事があるとは予想もしていませんでしたので驚かされました。
状態が悪いという話も聞いた事があり、廃線後の保存には難があったのかもしれませんが、それにしてもこの時期に解体とは…
他の方へのコメントにも記していますが、これは理解し難いものです。
かしてつを取り巻く付近住民の冷ややかさにも嘆かわしく思うのですが、この解体は、そうした地域の空気を象徴しているような気もしました。
そちらのご指摘はその通りで、今回のDD901解体も残念ですが、それだけでなくこの地域の公共交通自体が常磐線を除くと…という気がします。
先日鹿島鉄道に乗車した後は石岡→神立(JRで2駅)を100円で行ける地域巡回バスにも乗車したのですが、これだけ割安な運賃(自家用車のガス代より安いはずです)でも空気を運ぶに等しい状況ですので、この地域の公共交通に関する関心自体の低さを感じさせられました。
DD901の解体は、近頃の金属価格の高騰が影響していると思われるのですが・・・。貴重な車両だっただけに残念です。僚友DD902とモーターカーも、北海道の私鉄(たぶん太平洋石炭販売輸送か十勝鉄道)に売却された模様です。