MAKIKYUが3月に五島列島の福江島を訪問した際には、島内移動は専ら五島自動車(五島バス)の路線バスを利用し、貸切バスを利用する機会はない状況でした。
しかしながら離島だけに都市間バスの運行こそ存在しないものの、五島バスは一般路線バスだけでなく、定期観光バスや貸切輸送なども行っており、その気になれば路線用の「兼用車」でも対応できるとは思いますが、貸切専用車も存在し、何台かの車両が稼動する姿を目撃したものでした。
貸切専用車の中でも、先日の記事で取り上げたいすずMRだけは、一般路線車と同じ赤と白の装いですが、それ以外の車両は兼用車を含む路線車とは異なる装いになっています。
その中でも中型車は自家用バスなどで良く見かけるトップドアの標準床車で、ワンマン装備や行先表示などがない事を除けば、一般路線で充当しても不思議ではない雰囲気を感じたものでした。
しかしながら大型車は、乗車距離も限られる離島のバスらしからぬハイデッカー車を目撃し、九州では本土でも結構な経年車が多数活躍している状況を見ると、本土の下手なバスよりも…と感じる程でした。
大型貸切車は前モデルのセレガでも、島の大きさや需要などを考えれば上等な車両と感じる程ですが、中には新型セレガも含まれており、沖縄本島を除く日本の離島でこの車両が走っている島(島外からフェリーで航送されてきた車両は別とした場合)は他にどれだけあるのだろうか…とも感じたものでした。