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昨日乗車した小田急線1000形の各駅停車~種別部分を見るとちょっとしたリバイバル運行かと…

2007-12-18 | 小田急グループ

 

MAKIKYUは現在神奈川県民の一員とはいえ小田急沿線ではなく横浜市内某所におり、日頃小田急線を通勤などに使っている訳でもありませんので、小田急ファンを自負していながらも、小田急線に乗車する機会は月に数度といった有様ですが、ごひいきの路線という事で、沿線に用事がある時以外でも都心方面へ出かける際などは、時間に余裕があれば少々遠回りで運賃も余計にかかる事を承知で、敢えて片道は同線を利用する事も多い状況です。

ただ今月は色々忙しかった事もあり、沿線からさほど遠くない所に居るにも関わらず、昨日ようやく今月初めて小田急線に乗車する事になり、夜に江ノ島線~小田原線の幾つかの電車を乗り継いで大和→成城学園前間の片道を乗車したのですが、小田原線の各駅停車に乗車した際には、1000形と呼ばれる昭和末期~平成初期にかけて製造されたステンレス製通勤車両の4両編成を2編成併結した8両編成が…

この組み合わせの編成は以前は嫌でもやって来る状況であったものの、最近は4両編成の経年車(4000形・5000形)廃車が進み、これに伴う代替新造車両である3000形が8両固定編成である事から急行系列車の増結などにはそのまま運用できない事もあって、3000形8両編成が続々と導入されるのと引き換えに1000形4両編成は玉突きで急行系列車の新宿方4両に用いられる事が多くなり、最近は時々見かけるという程度の状況になっています。

ただ大抵数本は1000形4+4両の8両編成が稼動していますので、見かける事自体が非常に珍しいという程ではなく、この編成に遭遇した事だけでは敢えてブログの記事にする程でも…といった所ですが、昨日乗車した1000形の4+4編成は列車種別の部分に各駅停車であれば現在は通常「各停」の青地に白文字の種別幕(漢字表記の下にはLOCALと英文も併記)を表示している所が無表示(黒幕)となっているのが特徴的です。

というのも、1000形千代田線編成が地下鉄線内に乗り入れた際には種別幕無表示状態で走っている姿をよく見かけ、かつては小田急線内の各駅停車もこの形態でしたが、その後「各停」幕(黒字に青文字)を表示する様になり(この幕自体は各駅停車の種別幕を無表示としていた頃から存在)、その後更に種別増加(快速急行・区間準急の設定)に伴って種別幕が交換されていますので、近年の小田急線内各駅停車で種別幕無表示に遭遇する機会は限られており、それが現在少なくなっている1000形の4+4両編成なのですから、この組み合わせに遭遇する確率はかなり低いものになります。

そのため1000形の登場当時から暫くの間はよく見かけた姿(4両編成は種別幕無表示状態で2編成併結の8両編成で運用される事が多く、現在は発売中止となっている小田急線専用のプリペイドカード・ロマンスカードが発売された頃のレギュラー版1000円カード絵柄にも使われていました: 残念ながらMAKIKYUの手元にあるこのカードは使用済みのみです)の再来の様に感じられたものですが、これは言い方が少々大袈裟かもしれませんが、定期列車におけるちょっとしたリバイバル運行では…とMAKIKYUは感じたものです。

とはいっても現在運行中の7000形ロマンスカー(LSE)の復活旧塗装や、数年前に運行された2600形通勤型電車(NHE)の復活旧塗装の様なインパクトはなく、車両自体は古くも新しくもない中堅格のありふれた存在で、それも地味な役回りの各駅停車ですので、この異変に気づいた乗客がどの程度居たのかも気になる所です。

写真は昨日遭遇した種別幕無表示の1000形4+4両編成の各駅停車とその側面行先表示幕ですが、複々線化工事に伴って地下駅として新装オープンした成城学園前駅ホームに停車しており、小田急線開業80周年ステッカーを付けた姿や、側面の行先表示幕に英文が併記されている辺りは現代を感じさせるものです。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
1000形 (6994)
2007-12-19 23:28:50
 確かに、各駅停車運用は減りましたね。近年はGTOインバーターの音すら、居住沿線次第では聞き辛いので、このような唸り電車の各駅停車もいずれ貴重な存在となるかもしれません。
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最近ではソフト更新も… (MAKIKYU)
2007-12-19 23:52:40
6994様こんばんは。

この形式は各駅停車での運用が減少していると共に、VVVF制御のソフト更新に伴って走行音も変化した編成が過半数を占めている状況ですので、外観や内装の変化は少ないものの、以前に比べると色々変わっているものと実感させられます。

またGTOインバーターの走行音も、この車両の原型の様に初期のものとなれば聞ける所はある程度限られてしまいますし、事故廃車を除いても改造車などで既にVVVFインバーター制御車の廃車事例なども出てきていますので、確かにこれから初期VVVF音も貴重な存在になってしまうかもしれませんね。
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