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静岡鉄道の急行列車~普段は平日朝のみの運転ながら…

2012-04-11 | 鉄道[東海]

今年春の青春18きっぷ有効期間は昨日で終了となりましたが、MAKIKYUは最後の1回分を8日に利用し、この日は日帰りで静岡まで
足を運んでいました。

その際には往復のJR利用で青春18きっぷを利用した他に、静岡市とその近郊で鉄道とバスを運行する静岡鉄道(静鉄)グループの1日乗車券を別途購入し、静鉄グループの電車・バスにも乗車したものでした。

静岡鉄道の電車は現在、新静岡~新清水の1路線のみで、車両形式も1000系1形式に統一されていますので、趣味的には余り注目されない地味な存在ですが、昨年秋には急行列車の運転が久々に再開された事でも注目されています。

現在運転されている急行列車は、基本的には平日朝ラッシュ時のみの運転で、新静岡方面は通勤急行・新清水方面は急行と種別呼称が異なり、上下列車で停車駅が異なるのも大きな特徴で、この列車の運行開始と共に、新静岡方の区間列車(普通)も多数設定される様になっていますが、これらの列車は運転時間帯が限られる事もあって、余所者には非常に乗り難い存在と言えます。


しかしながら今月の7・8日には新静岡駅周辺などの静岡市中心部において、静岡まつりが開催された事に伴って、両日に限り昼間時間帯に臨時列車として急行列車の運転が行われ、この列車は通常の新静岡行き通勤急行・新清水行き急行と同様の停車駅で運転されました。


MAKIKYUは新静岡行きの臨時急行に乗車する機会があり、初めて静岡鉄道の優等列車に乗車する事にもなったのですが、前面の行先表示は通常の急行や通勤急行ではなく、しっかりと「臨時急行」と表示していたのは大きな注目点と言えます。

途中通過駅入線時には、盛大にミュージックホーンを鳴らしていたのも注目点と感じたものでしたが、地方私鉄では屈指の高頻度運転で
知られる定期普通列車の合間を縫って走らせており、通過追い抜きを行わない事もあってか、ノロノロ運転となっていたのは、臨時列車故に致し方ないと感じたものでした。


また側面種別表示も見慣れたワンマン表示に加え、急行表示が点灯している姿を初めて見る事が出来た他、車内自動放送は通勤急行と案内していたのも印象的でしたが、臨時列車として昼間時間帯に急行列車を運行すれば、余所者でも比較的容易に乗車できるだけに、今後も時折臨時急行が運転される事に期待したいと感じたものでした。