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JR四国バスで走るアンパンマンバス~JR四国グループは鉄道だけでなく…

2012-03-02 | バス[四国]

先月上旬にJR東日本とJR四国のHPにおいて、JR四国が保有するアンパンマントロッコ列車をJR東日本管内で走らせ、東日本大震災被災県の親子連れに抽選で…という仰天ニュースが発表され、キクハ32形車両(構想図によると伴車のキハ185形も)が東北地方などで走る事に驚いた方も多いかと思います。

日頃アンパンマントロッコ列車を走らせているJR四国は、アンパンマンの作者が高知県出身と言う事もあり、アンパンマントロッコ列車を走らせるだけでなく、定期特急列車で用いられる2000系気動車の一部などでもアンパンマンデザインのラッピング車両(車内も一部はアンパンマンデザイン)を走らせ、高知駅の入線メロディにもアンパンマンのテーマ曲を編曲したものが用いられるなど、トロッコ列車だけでなく至る所でアンパンマンに関連したものが見受けられます。

JR四国本体だけでなく、グループ会社でもアンパンマンに関連したものが幾つも見られ、JR四国の駅構内などに店舗を展開する焼きたてパンショップ「ウィリーウィンキー」でアンパンマンの顔の形・デザインを模した「アンパンマン」を発売している程です。

また本体から分社化したJR四国バスでは、現在「アンパンマンバス」と称した路線バスのラッピング車両を走らせており、こちらは1月中頃に四国を訪問した際にその姿を目撃できましたので、取り上げたいと思います。

現在JR四国バスが運行する一般路線バスは、2路線と極めて少なく、事業主体は高速バスになっているのが現状ですが、その一つが高知県内を走る大栃線で、同線は原則的に全便アンパンマンバスでの運行となっています。

土佐山田駅を基点に大栃へ至るこの路線は、途中にアンパンマンミュージアムがあり、アンパンマン列車などのJR線列車を利用し、アンパンマンミュージアムを訪れる観光客向けのアクセス手段にもなっています。

MAKIKYUは高知から帰る際に、たまたま土佐山田駅で若干の乗り換え時間があり、その際に駅前にアンパンマンバスが停車していたのですが、現在JR四国バスで運行している一般路線車は中古車ばかりとなっています。

 
最初に見かけたいすゞキュービックも、元は関西の公営交通で使用していた車両で、高知県内の一般路線でいすゞ車自体が希少(県内大手2社では共に日野車を多数使用し、また土電グループは三菱車・県交グループは日産ディーゼル車も多数使用していますが、共にいすゞ車は見た事がありません)な上に、四国の一般路線バスで大型路線車自体が少ないですので、全国的にはありふれた車種ながらも、高知ではかなり貴重な存在です。

 
その後アンパンマンバスはもう一台現れ、今度は三菱エアロスターKでしたが、こちらも関西の大手私鉄系バス事業者から移籍した車両で、車種だけでなくベースカラーも異なるなど、素人目にも複数種類のアンパンマンバスが走っている事が一目瞭然と言う状況です。


また土佐山田駅のJRバス乗り場も、屋根上にアンパンマンなどのキャラクターやアンパンマン列車・バスのデザインと共に、「アンパンマンバスのりば」と記した標識が掲げられていたのも特徴的でした。