もうすぐ成都を出発し、帰路に就こうとしているMAKIKYUですが、一昨日と昨日は成都の南にある大仏で有名な街・楽山の近くにあるローカル鉄道乗車に出向いていました。
一昨日は宿舎の方の情報で成都の新南門にあるバスターミナル(宿舎の方は皆、楽山へ行くならここと言う印象を持たれている様です)から高速バスで楽山へ。この方面へは市の外れにある石羊場から多数運行されている様で、こちらからの方が楽山でのアクセスは便利で、他の街へはここからしか…という所もあります。
(石羊場へのアクセスは成都駅から28路<空調車で運行>、またMAKIKYUが利用した観華青年旅舎に宿泊される場合、55路から新南門乗り換え<降車場所で待っていれば平気な様です>で行ける模様です)
楽山では郊外の辺鄙な所にある新しいターミナル(肖碩)に到着、その後沙湾と健為*のどちらかに行こうと思っていましたが、健為へのバスがないので最初に沙湾へ行くことに決定。とはいえこれも大半は中心駅からの発着が多数で、この辺鄙なターミナルからは1時間毎の運行ですので要注意です。(楽山の大仏観光でしたら、この辺鄙なターミナルからでも問題なしです)
沙湾ではバスターミナルから2路のバス(この街の市内バスは2路線のみの様で、この系統は火車駅も通ります)で草具*へ行き、ナローゲージ(線路の幅が狭い)の列車に乗車、ここの列車は電化されており電気機関車が客車を牽引しますが、客車は座席が全くないという恐ろしい代物で、居住性も低速にも関わらず快適とは程遠いダイナミックなもので、運賃は1乗車0.5元と格安、ただ外国人だと分かると3元とられます。
この鉄道は2路線あり、両線を往復乗車しましたが、最初は0.5元で乗車できたものの、2回目は外国人と発覚して3元(0.5元の乗車券を6枚)とられてしまいました。
ここは成都から日帰りでも訪問は十分可能でなかなか面白く、また往路は列車でのアクセスも可能(帰りは必然的に楽山でバス乗り継ぎ)ですので、レールファンの方で成都辺りへ行かれる方には是非オススメの場所です。
一昨日は沙湾のこの無座列車に乗車した後楽山へ、ここでは中心のターミナルで下車後すぐに招待所の客引きが…すぐそばで空調・シャワー付き60元というので宿泊しましたが、快適性は全く問題なしでした。(本来外国人が宿泊可能な宿ではなさそうな感じでしたが、宿の人間によるとOKとの事でした)
宿にチェックインの後は、楽山港へ市内バスで行きましたが、中心駅~楽山港は2系統の路線があり両者を乗り比べ、また港近くでは双眼鏡で商売をしている(2元)者がおりこれで大仏を有名な偵察、実際に入場見学したり船で眺めるとあまりに高い(現地の物価では有り得ない程、日本の物価で考えても安くありません)ので控えておきました。(仏閣の見学が好きな方でしたら、高い入場料を払って見る価値ありかもしれません)
昨日は朝楽山を出発して*健為へ、楽山では城北汽車駅という少々町外れでの発着ですので要注意です。
ここからさらにバスを乗り継いだ石渓という街(バス乗車時は石渓の街の手前で下車、嘉陽火車駅と紙に書けば通じます)に「芭石鉄路」という有名なナローゲージのSLが走る鉄道があり、これに乗車してきました。(ネット上でこの語句を検索すると、色々なサイトが見つかると思います)
ここは列車の本数が少なく、MAKIKYUがたどり着いた時には9時の列車が出た後で14時まで列車がなく、これに往復乗車(所要約2時間半)すると*健為~成都の直通バス(*健為発1630が最終)に乗車できなくなるので迷いましたが、ここまで来たからには…という事で成都へ帰還不可を覚悟で乗車、これも居住性は凄まじいもので煤煙もかなりのものでしたが、乗り応えはかなりのものでした。
その後はバスで*健為のへ、そして成都へのバスはもうないので途中の楽山へのバスに乗車しましたが、このバスの発車時点で1730頃、タイムリミットぎりぎりでした。
バスは楽山の城北汽車駅に1855頃到着、もう時間ギリギリなのでタクシーを利用(MAKIKYUがタクシーを利用する事は少なく、今回の旅行では武漢に続いて2都市目です。)して中心駅へ。運転士に「至成都的汽車駅」と書いたメモを見せると直ぐに急行、ここまでは3㎞強で5分程度で到着(5.1元)し、ターミナルに駆け込むとチケット販売は殆ど終了していた感じでしたが呼び出すと係員が応対、成都の文字が出ている場所を指差すとチケットが…1900発となっており、購入時点では既に3~4分程過ぎていましたが無事成都へのチケットを入手、ただターミナル内の改札(中国では高速バスも改札ありです)は既に閉鎖、外で待たされる有様で10分程してバスが到着、乗客が少ない(発車時点で大型バスに十数名)のか少々待機していましたが30分頃に出発、どうやらこれが成都への最終便の様でしたので、乗車できたのは幸運でした。
成都ではターミナルの窓口に「石羊場」という表記があったので、不便な場所に到着するのかと思っていましたが、市内に入ってから延々と一般道路を走り出すので別の何処かへ…少々心配になりましたが結局は新南門のターミナルに到着、無事成都へ帰還できた際は随分ホットしたものです。
*健為のSL乗車は、極端な話14時発の列車乗車でしたら何とか成都から日帰りでも(高速バスなどではなく、貸切車がある場合は楽勝です)行けますが、帰りが楽山で乗換えとなり、時間にあまり余裕がなく最悪帰還不可能となる可能性もありますので、これはあまりオススメできません。
ただMAKIKYUが乗車した1730発の前に、北門を10分頃に出るバスもあるようですので、*健為の街を散策していて成都への最終バスを逃してしまった…という時の打開策にはなりますので、この方面へ行かれる方はこの事を知っておくと便利かもしれません。
一昨日・昨日と乗車した2つのナローゲージ鉄道やアクセスのバスなどに関しては、その内別の機会に追って取り上げたいと思います。
注)
*健為の「健」の字の左側が「イ」ではなく「牧」の左側
草具*は具の字の左側に「土」
また駅の字は中国語圏では別の文字です
画像は沙湾を走る座席無し軽便列車車中のワンシーンです。(後日追加)
一昨日は宿舎の方の情報で成都の新南門にあるバスターミナル(宿舎の方は皆、楽山へ行くならここと言う印象を持たれている様です)から高速バスで楽山へ。この方面へは市の外れにある石羊場から多数運行されている様で、こちらからの方が楽山でのアクセスは便利で、他の街へはここからしか…という所もあります。
(石羊場へのアクセスは成都駅から28路<空調車で運行>、またMAKIKYUが利用した観華青年旅舎に宿泊される場合、55路から新南門乗り換え<降車場所で待っていれば平気な様です>で行ける模様です)
楽山では郊外の辺鄙な所にある新しいターミナル(肖碩)に到着、その後沙湾と健為*のどちらかに行こうと思っていましたが、健為へのバスがないので最初に沙湾へ行くことに決定。とはいえこれも大半は中心駅からの発着が多数で、この辺鄙なターミナルからは1時間毎の運行ですので要注意です。(楽山の大仏観光でしたら、この辺鄙なターミナルからでも問題なしです)
沙湾ではバスターミナルから2路のバス(この街の市内バスは2路線のみの様で、この系統は火車駅も通ります)で草具*へ行き、ナローゲージ(線路の幅が狭い)の列車に乗車、ここの列車は電化されており電気機関車が客車を牽引しますが、客車は座席が全くないという恐ろしい代物で、居住性も低速にも関わらず快適とは程遠いダイナミックなもので、運賃は1乗車0.5元と格安、ただ外国人だと分かると3元とられます。
この鉄道は2路線あり、両線を往復乗車しましたが、最初は0.5元で乗車できたものの、2回目は外国人と発覚して3元(0.5元の乗車券を6枚)とられてしまいました。
ここは成都から日帰りでも訪問は十分可能でなかなか面白く、また往路は列車でのアクセスも可能(帰りは必然的に楽山でバス乗り継ぎ)ですので、レールファンの方で成都辺りへ行かれる方には是非オススメの場所です。
一昨日は沙湾のこの無座列車に乗車した後楽山へ、ここでは中心のターミナルで下車後すぐに招待所の客引きが…すぐそばで空調・シャワー付き60元というので宿泊しましたが、快適性は全く問題なしでした。(本来外国人が宿泊可能な宿ではなさそうな感じでしたが、宿の人間によるとOKとの事でした)
宿にチェックインの後は、楽山港へ市内バスで行きましたが、中心駅~楽山港は2系統の路線があり両者を乗り比べ、また港近くでは双眼鏡で商売をしている(2元)者がおりこれで大仏を有名な偵察、実際に入場見学したり船で眺めるとあまりに高い(現地の物価では有り得ない程、日本の物価で考えても安くありません)ので控えておきました。(仏閣の見学が好きな方でしたら、高い入場料を払って見る価値ありかもしれません)
昨日は朝楽山を出発して*健為へ、楽山では城北汽車駅という少々町外れでの発着ですので要注意です。
ここからさらにバスを乗り継いだ石渓という街(バス乗車時は石渓の街の手前で下車、嘉陽火車駅と紙に書けば通じます)に「芭石鉄路」という有名なナローゲージのSLが走る鉄道があり、これに乗車してきました。(ネット上でこの語句を検索すると、色々なサイトが見つかると思います)
ここは列車の本数が少なく、MAKIKYUがたどり着いた時には9時の列車が出た後で14時まで列車がなく、これに往復乗車(所要約2時間半)すると*健為~成都の直通バス(*健為発1630が最終)に乗車できなくなるので迷いましたが、ここまで来たからには…という事で成都へ帰還不可を覚悟で乗車、これも居住性は凄まじいもので煤煙もかなりのものでしたが、乗り応えはかなりのものでした。
その後はバスで*健為のへ、そして成都へのバスはもうないので途中の楽山へのバスに乗車しましたが、このバスの発車時点で1730頃、タイムリミットぎりぎりでした。
バスは楽山の城北汽車駅に1855頃到着、もう時間ギリギリなのでタクシーを利用(MAKIKYUがタクシーを利用する事は少なく、今回の旅行では武漢に続いて2都市目です。)して中心駅へ。運転士に「至成都的汽車駅」と書いたメモを見せると直ぐに急行、ここまでは3㎞強で5分程度で到着(5.1元)し、ターミナルに駆け込むとチケット販売は殆ど終了していた感じでしたが呼び出すと係員が応対、成都の文字が出ている場所を指差すとチケットが…1900発となっており、購入時点では既に3~4分程過ぎていましたが無事成都へのチケットを入手、ただターミナル内の改札(中国では高速バスも改札ありです)は既に閉鎖、外で待たされる有様で10分程してバスが到着、乗客が少ない(発車時点で大型バスに十数名)のか少々待機していましたが30分頃に出発、どうやらこれが成都への最終便の様でしたので、乗車できたのは幸運でした。
成都ではターミナルの窓口に「石羊場」という表記があったので、不便な場所に到着するのかと思っていましたが、市内に入ってから延々と一般道路を走り出すので別の何処かへ…少々心配になりましたが結局は新南門のターミナルに到着、無事成都へ帰還できた際は随分ホットしたものです。
*健為のSL乗車は、極端な話14時発の列車乗車でしたら何とか成都から日帰りでも(高速バスなどではなく、貸切車がある場合は楽勝です)行けますが、帰りが楽山で乗換えとなり、時間にあまり余裕がなく最悪帰還不可能となる可能性もありますので、これはあまりオススメできません。
ただMAKIKYUが乗車した1730発の前に、北門を10分頃に出るバスもあるようですので、*健為の街を散策していて成都への最終バスを逃してしまった…という時の打開策にはなりますので、この方面へ行かれる方はこの事を知っておくと便利かもしれません。
一昨日・昨日と乗車した2つのナローゲージ鉄道やアクセスのバスなどに関しては、その内別の機会に追って取り上げたいと思います。
注)
*健為の「健」の字の左側が「イ」ではなく「牧」の左側
草具*は具の字の左側に「土」
また駅の字は中国語圏では別の文字です
画像は沙湾を走る座席無し軽便列車車中のワンシーンです。(後日追加)