第23節はカターレ富山をBMWスタに迎えての一戦。
熱さとの戦いでもある。応援しているだけでも汗だくなのにピッチを走る選手達はどれだけの熱さなのか。条件は同じと言えどガス欠した方が不利に決まっている。
そして、先制して試合の主導権を握った方が有利になる、解りきった事だ。
これを実践できたのが我らがベルマーレ。
前半の5分だった。藤田征也が右サイドを駆け上がりゴール前中央に絶妙なクロスを上げる。待ち受けていたウェリントンが強烈なヘディングでゴール右隅に決めた。相手のGKは一歩も動けなかったほどの素晴らしい先制点だった。監督いわく、「征也のクロスはエクセレントだった。」と。
これで、湘南のペースに。富山の攻撃もウェリなど前線の選手が早め早めに封じ込めた。ラインもコンパクトに保ち、攻守の切り替えも早くゴールを狙うが追加点が奪えない。
1-0のまま、後半15分が過ぎる。あと一点が欲しい。
お互い疲れのピークに達する頃だ。フレッシュな選手と交代させて試合を決めたい。
66分に控えのエース:吉濱遼平が。動きは良かったがチャンスが訪れなかった。
そして、81分に樋口寛規が。
三ヶ日前に清水エスパルスから湘南へのレンタル移籍の告知があった選手だ。
プロ4年目の22歳。J1での出場機会(リーグ戦)はなくレンタルでFC岐阜で2年間試合経験を積んだ選手だと言う。ちなみに彼のプロ初ゴールは、2012年3月J2リーグ戦4節の湘南vs岐阜@BMWスタで挙げたんだって!。でもこの試合は2-1で湘南の勝利でした^^
173cm70kgと選手としては小柄な方だがプレーに速さと強さがあり、足元のさばきは上手いように見えた。
彼にとっては公式戦今年初のピッチに。気持ちがすごく入っているように思えた。2分後に放ったシュートはほしくもポストに嫌われたが、ゴール前での力強さを感じたシュートだった。
そして、86分、ついに欲しかった二点目が入った。樋口寛規の移籍ご挨拶ゴールだ。
左サイドの三竿雄斗からニアにグラウンダーのクロスが入る。中央から相手DFの前に走り込み右足でゴールを決めた。
両手を広げやや控え目のガッツポーズを決めて三竿やメンバー達に祝福された。
試合を決定づけた背番号40にスタジアム中から大きな拍手と歓声が。アディッショナルタイムを入れると10分チョットのプレーだったが今後に期待できる選手になって欲しいと思う。
試合は、2-0の完封勝利。
ヒーローインタビューを受ける樋口選手。
そして、いきなりの決弾賞。
終わってみれば、23節は樋口寛規デーになっちまった感じ。
これからが勝負だぞ!
もっともっと馴染んでチームに貢献して後半戦の立役者になれるよう期待したいものだ。
岡崎慎司2世の意地を湘南で見せてくれ。
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