まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

環境処理センター視察

2008-04-10 22:55:18 | Weblog
今日は芦屋市の環境処理センターを視察してきました。

現在の焼却炉は平成8年より、
115tの炉が2つ三ヶ月交替で使用されています。

簡単な焼却作業の流れとしては
ダイオキシン類対策の為、焼却温度は約900℃~1000℃であり
また、焼却後のガスは下水処理場からの処理水を利用して
450℃に冷ました後、高反応消石灰又をふりかけて、
塩素を取り除きます。
ろ過式集塵機を通って最後に煙突を通して大気中へ
排出する仕組みとなっています。

ごみを焼却した後の焼却灰は約20%ほどに減少し
神戸沖の埋め立て場所に廃棄されています。

まちづくりの構想としては、焼却時に発生した熱を
シーサイドタウンの高層住宅の熱エネルギーに利用しようと
考えていたようですが、安定したエネルギー供給などの
問題もあるようで実行はされておりません。

実際に焼却炉でごみが焼ける場面やコンピュータ制御室なども
見学する事が出来き大変に勉強になりました。
また、ペットボトルなどの資源ごみ等の分別作業や
リユース(再利用)として家具や自転車の修理が行われてる工程等
2時間以上にわたる説明を受ける事が出来ました。
ベッドのマットレスは解体に非常に手間がかかり、
作業員泣かせというお話は、思いがけませんでした。
個人で考えるとマットレスはそうそう処分するものでは
ありませんが、芦屋市全体で考えると結構な数になるようです。


詳しい事は、別の機会にご紹介できればと思っていますが、
処理センターでは予約を行えば見学が可能であり、
毎年小学校4年生の生徒さんたちは、この施設を見学しているそうです。
子どもの時期にゴミ処理の現場を理解する事は
環境意識にも繋がる大切な事だと感じました。
芦屋市ではごみの有料化も近い将来?の検討項目にあがっており
改めて私たちとゴミを見直す為にも
市民グループや友人同士でも、ちょっといつもと違う事が
ないかなぁ~と感じておられる方は是非訪れてみてください。

また、資源ごみについては分別作業は大変に骨の折れる作業であり
「私たちの日ごろのゴミ分別」がいかに大切であるかも
再確認することが出来ました。
コマーシャルや企業の戦略にはまり?
「新しい商品をいつでも買えばよい」という感覚がありますが
<自分の購入したものには責任を持って出来るだけ長く使用する>
という意識も必要であると感じました。

作業中に手を止めて説明してくださった方々をはじめ
快く説明をしてくださった職員の方に感謝いたします!

*最後に余談となりますが、センター内には竹が植わっており
七夕の時期には無料でいただけるということです。




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