まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

都市環境委員会視察(その1)

2008-07-30 20:37:10 | Weblog
29日・30日にかけて都市環境委員会で広島の尾道市と福山市に
公立病院の視察に行ってきました。

29日
尾道市の「公立みつぎ総合病院」

この病院の基本理念は
「地域包括医療・ケアの実践と地域包括ケアシステムの
 構築及び住民のための病院づくり」です。

高齢者率の高い地域で求められる医療として、
<公立みつぎ総合病院を核とした地域包括ケアシステム>として
隣接した「御調保健福祉センター」と「保健福祉総合施設」との協力により
保健・医療・福祉の連帯&統合システムの構築が目指されました。

◇みつぎ総合病院は、
●急性期病棟、亜急性期病棟
●緩和ケア病棟、回復リハ病棟、療養病棟
の他に
●地域包括医療・ケア連携室
●老人性認知症センター
●高次脳機能地域支援センター
また
●訪問看護ステーション
●介護予防センター
●居宅介護支援事業所
●ホームヘルパーステーションが
兵併設されており、これらの部署が敷地内にある
「保健福祉センター」と連携をとっています。

◇保健福祉センター
●地域ケア係
●保健福祉係
●地域包括支援センター
●歯科保健センター
●いきいきセンター
●国保介護福祉課仮

◇保健福祉総合施設
●介護老人保健施設「みつぎの苑」
●特別養老老人ホーム「ふれあい」
●保健福祉総合施設付属リハビリテーションセンター
●ケアハウス「さつき」
●グループホーム「かえで」
があります。

”寝たきりゼロ作戦”を合言葉に施設を継ぎ足し継ぎ足し
現在の大規模施設となったようです。
駅前の開けた地域から車で35分と立地条件として
決して良くはない病院施設ですが、特に高齢者の方にとっては
この場所に来れば、安心が手に入るという医療とサービス&施設が
支持されている理由であると感じました。

また、病院の長である病院事業管理者の「目指すもの」がはっきりと
感じる事ができた病院であったと感じました。
この事業のために、この部門が必要、この施設がいる、
他の事業との連携を強化する・・・といった当たり前ですが、
合理的で理想的な病院経営がされえているように感じました。






市立芦屋病院に対する声

2008-07-28 18:49:23 | Weblog
6月議会が終わり作成した「いとうまい NEWS」に
芦屋病院の独立行政法人に対する現状を
掲載しました。

この際、紙面に限りはありますが、
わたしは出来る限り公平な目線で現状をお伝えしたつもりです。

これに対して、これまでに私に寄せられた声をご紹介します。

●独立行政法人にかわっても、経営がうまくいくとは思えない。
●高額な病院建替えは、特定の人が得をする事業なのでは?
●医療制度や研修制度の変更だけで赤字が膨らんだのではなく、
 議会の監視の甘さがこれほど大きな赤字を作ったのではないか
●補助金や繰入金を当てにした収支見込は将来が不安
●これまで実現できなかった巡回バス運行が本当に実現するのか疑問に思う。
●救急に対する医師が確保できるとは思えない
 (先日、知り合いが土日に手術が必要になったとき、対応できないので
  他の病院に入院したほうがよいといわれた)
●あれもこれもではない、身の丈にあった病院にすべきでは?
●なにかに特化した病院にすべきでは?
●責任者不在の話し合いでは何も変わらないのでは?
●住民投票など、市民の声を直接反映させる決定を希望
●JR南~43号線までの交通便のよい場所に移動させるべき
●もっと病院の良いところをアピールすべき
 (先日入院したが、思ったより快適でよかった)
●人の生命に関わる病院に関しては、税金を可能な限り使用するべき
●西宮・神戸に病院があるので、廃止してもいいのでは?
●病院建替え費用は押さえるべきであるが、病院が生まれ変わる
 のであれば、建替えもいいと思う。
●バスが巡回するのであれば、場所はそれほど問題ない。
●高齢者が増えるこれから、病院は必要だと感じる。
●もっと、市民に開かれた病院になるように希望する
●しっかり時間をかけて議論をしてほしい。
●何十年も芦屋病院にかよっているので、これからも続けばよい。
●駐車場はもっと広くしてほしい。

明日から、都市環境常任委員会で尾道市の公立病院と
福山市の病院を視察してきます。
公立みつぎ総合病院は、公立でありながら
経営状態がよいということで、その現状を探ってきたいと思います。




後期高齢者医療制度」を考える市民のつどい

2008-07-26 21:55:31 | Weblog
兵庫県保険医協会 西宮・芦屋支部が開催した会に
出席しました。

1部「ストップ・ザ・医療破壊」
笑福亭 松枝さん による医療落語
*生で落語を聞いたのは初体験でしたので
 ちょっと興奮しました。

2部「ここが問題!後期高齢者医療制度」
兵庫県保険医協会 西宮・芦屋支部

話の中では、これまでの「老人保健制度」と
「後期高齢者医療制度」のちがいとして、
高齢者の「医療」が「「医療費」の問題とちがっていて
後期高齢者医療制度に関する法律は随所に
<医療費用の適正化を図る(の推進するための計画)>と
記載されています。
また、医師に対しては、制度に関して協力する義務が発生してる
事も問題に取り上げられていました。

憲法での25条「生存権」や「平等」からも問題がある、
なにより「安心できる医療提供」が脅かされているといった
趣旨の話がありました。



療養病床22万床存続

2008-07-25 20:49:50 | Weblog
本日の朝日新聞の夕刊から。

後期高齢者医療制度が明らかになってからずっと
気になっていたのが、療養病床削減案です。
6月議会では、「後期高齢者医療制度を廃止」する請願で
賛成したのは、この医療体制のためでした。

新聞によると、現行の35万床を18万床に減少する案を
見直し22万床程度存続させる方針を固めました。
受け皿となる介護施設が不足し、「患者が行き場を失う」という
自治体や医療現場の声を受け入れた形です。
18万床に削減していれば、年間4千億円の医療費削減が
見込まれていたということです。

もちろん、住宅介護や住宅療養が可能であれば
よいに越した事はないと考えますし、「地域福祉」という
言葉もよく耳にしますが、実際はかなり
むずかしいのでは?と考えています。

受け皿がないままに、療養病床の削減には大変に不安を感じます。
この不安は、当事者にとってもであり、
また、面倒を見る、女・嫁・家族にとってであると
考えます。

記事の締めくくりには、「26万床程度は必要」という
日本医師会の主張にも配慮した。とありました。






議会研修・芦屋病院への提言

2008-07-23 18:49:47 | Weblog
先週の創政クラブで行った島田先生の研修に続き、
今日は議会での病院の基調講演がありました。

「市立芦屋病院への提言」
講師: 長 隆氏(東日本税理士法人代表)
●公立病院ガイドラインの内容
●ガイドライン取り組み具体例
●芦屋市民病院の現状
●建築費について
●独立行政法人
●独立行政法人事例

今回も一般論ではなく、芦屋病院についてと
ポイント絞ったものでしたので、大変に勉強になったと
感じました。

ガイドラインについては、病院再編成(ネットワーク化)と
国からの財政支援についておはなし。
再編成については、当局も視野に入れていたように感じましたが
財政支援の部分については、これまで明確な数値などの審議は
行われてきませんでした。

病院の建築費につていは、私も委員会で一度質問をしましたが、
やはり公立病院の建築費の平均額が高く公立が4000万円~
5000万円/床に対し、民間では1250万円~1500万円/床と
いう現状を再確認しました。

病院の現状については、収支報告・計画に退職金をきちんと
計上していない方法についての疑問をいただきました。
(これは長氏だけでなく、先日私のところに連絡を下さった方からも
ご指摘がありました)

独立行政法人については、これまでの調査とあまり変わった
感想はありませんが、新しいポイントしては、県立病院も
独立行政法人にまきこむ視野をもっての行動は効果的であるとの
話がありました。

今日の会で大変によかたっと感じたのが、
議会全員の出席は勿論のこと、市長&副市長や病院関係者も
参加し、全員で問題点や課題を共有できたことが大きいと感じました。

*お知らせ
「病院トーク」が開催されます。
芦屋市も市民の方の声を幅広く活動を開始!しようと
動いています。一緒に芦屋病院について考えてみませんか!

◆8月7日(木) 19:30~21:00
 市民センター 301号室
◆8月8日(金) 19:30~21:00 
 芦屋浜管理センター 3階 大会議室
◆8月9日(土) 13:30~15:00
 市立芦屋病院 講義室(南病棟1階)
 



あおむし

2008-07-22 10:12:20 | Weblog
夏やすみ最初の3連休がおわりました。

私は海に行く機会はなかったのですが、家族で神戸に
ブラブラしてきました。

今日は、砕けたないようですが・・・・
家に「木の芽」の木を持っていますが、最近葉っぱが
少なくなってきているような????
おみずがきれているのかなぁ、と思い近づいてみると
なんと!「あおむし」が7匹ほど葉っぱをもぐもぐ食べている様子です。

そういえば、昨年もこの時期に同じ木にあおむしが出現して
ご近所の「虫博士の少年宅」へ引き取ってもらった事がありました。

もしかすると、昨年のあおむしが木の芽を憶えていて
卵を産みつけたのかも・・・と思いながら、
今年も「虫博士」にご厄介になることになりました。

芦屋サマーカーニバル

2008-07-20 10:03:33 | Weblog
7月18日の創政クラブで行った病院勉強会の
ブログを不注意で消してしまいました・・・・

さて、気を取り直して昨日は芦屋のサマーカーニバルが
潮芦屋浜・総合公園で行われました。
わたしも、阪神芦屋駅から友人と歩いて現地へ!

友人の出店しているお店のジュース売りをお手伝いしながら
花火観賞を楽しみました。
6000発の花火は近隣の花火大会の中では
かなり大規模で圧巻でした。


地方財政・勉強中・・・・

2008-07-16 21:00:21 | Weblog
今日は、近畿市民派議員勉強会で
財政についての勉強会に参加しました。

総務省が発表している一般会計がもとになっている
「決算カード」から「普通会計決」算の数値を
実際に求めていく作業が中心となるものでした。

数字にあまり?かなり?強くない私は講師や隣の議員に
何度も質問をしながらの作業となりましたが、
人口や産業など地域差がある自治体の決算を
類似団体の平均値の中で自分の自治体の財政を見極める、
決算カードの見方になれるという点で大いに勉強となりました。

また、この近畿市民派交流・勉強会の分科会的存在の
「ごみの勉強会」からの過去1年間の報告もありました。
私は興味がありましたが、あれもこれも・・・になってしまうのでは?
という理由で不参加となっていましたが、
事業系一般廃棄物の処理料金をしっかり設定することにより
財政の収入増にも繋がるといった事例などの報告もあり
ごみ問題もしっかり取り組まなければ、と反省するものとなりました。

他にも数人の方からの告知や報告もあり
盛りだくさんの充実した1日であったと感じます。



市民環境サミット報告会

2008-07-15 12:55:52 | Weblog
昨日は、5月に行った「市民がつくるもうひとつの環境サミット」
の実行委員会の中で、洞爺湖サミットに出かけた方々の報告会が
ありました。

久しぶりに実行委員会の方々にお会いできて、少し懐かしくて
うれしい気持ちになりました。
イベントの後、サミットに間に合うように・・・と
報告書を作成しました。

勿論警備が厳しく、ホテルからかなり遠い場所での
イベント開催となったようで、「霧の中にうっすらとホテルが
見えた」という話や、「ジェスチャーを交えてアフリカ・ヨーロッパ・
アジアの人達との報告会&勉強会」などの話を聞く事ができ
改めて、地球はみんなのもの!という気持ちとなりました。

昨日で、一応市民環境サミットの実行委員会は解散ということに
なりますが、いろいろな立場や考えを持った人達が
一緒に力をあわせて、イベントが出来た事はとても有意義だと
考えます。(私は、皆さんの後ろを歩いただけの形ですが・・・)

また、近い将来今回のメンバーと新たな人を向かえて
何か出来ることがあれば・・・と
思ってます。

実行委員会の皆様!
新しい体験や勉強をする機会を持てた事に
感謝します。また、お会いしましょう!

議会公開

2008-07-13 23:38:56 | Weblog
あまりの暑さに部屋の中でTVと読書で過した
週末となりました。

「市民が広げる議会公開」という本が現在人文社から
出版されています。

なんと大阪市市議会では、試験的に決算委員会の傍聴は
一般市民に対して可能ですが、他の委員会では委員長の許可が
なければ傍聴できないという時代遅れにびっくり!です。
厳密に言うと、別室で委員会の模様をモニターで見る事は
可能なのですが・・・

基本的には、執行側からあがってきた議案を各委員会に
委託&審議を行い、委員会内で採決。
本会議で市議会議員全員で最終的な採決を行うのですが、
最後採決に至るまで大切な審議の様子が市民が傍聴できないと
いうのには、あまりにも市民参加の体制が整っていないと
感じました。

芦屋市では、人事に係る会議と特別に傍聴させないという
決定を出した委員会以外では、市民をはじめ、市外の人も
傍聴することが可能です。
レジメも配られています。

「委員会を生で見る」というのは、議員にとっては緊張するものです。
一般質問と異なり、時間をかけてつくった原稿もなく、
当局側と一問一答式にやりとりを行うので、
発言者の視点・表現能力・対応力などがはっきりわかるので
なかなか面白いものだと思います。
また、その時々の表情や雰囲気などは実際にその場にいなければ
味わえないものだと考えます。

芦屋市議会が、今新たな議会公開に取り組んでいる事は
地震により財政難になり、中止となった議会のケーブルテレビ中継を
インターネット中継することです。
今年念願だった予算がとおり、現在実施に向かいシステム検討中です。


少しづつですが、議会全体で開かれた議会運営を目指していければと
感じた一冊でした。