まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

すくすく学級見学

2011-11-29 17:17:33 | Weblog
今日・明日と施設の改修を終えた「すくすく学級」の見学会が
行われています。

●すくすく学級とは
乳幼児健診などで早期療育が必要とされた乳幼児とその保護者を
対象に通園の場をもうけて、保育と訓練、および総合的な支援を
行っている、市立児童デイサービスセンターです。
・生活リズムを整え、生活の経験を増やす
・集団生活を通じて、他者とのやりとりや感情表現を育て、地域社会との
 つながりを広げる。
・保護者には、スタッフと共にお子さんの状態を正しく把握し、
 発達援助の方法について学んでいただきます。また、相談事業も行っています。

●改修事業
これまで、すくすく学級と同じ場所で事業が行われていた「くすのきのいえ」が
「みどり地域生活支援センター」で事業統合された事により
施設全体をすくすく学級で使用できるよう改修工事が行われていました。
これによって、来年度から定員を20名から30名に拡大することが可能となります。

施設の中では親子で過ごす空間もありますが、親と離れて
お友達と一緒に時間を過ごし、成長していく事を目的とした
工夫が施されていていました。
多くの子どもさんの成長の助けになればと思います。




2011年 12月議会 議案説明会

2011-11-28 20:23:24 | Weblog
今日は12月5日から開会される議会に提出される
議案の説明会が行われました。

今議会も14議案と数としては少ないように感じますが、
これに請願なども数件予定されているようで、
議会の控室では本番直前の少し緊張した雰囲気を感じました。

近年議会の働きとして「政策提案」が重要視されており、
私自身も常に提案する発言を心がけているつもりですが、
それにもまして、行政が提出する議案・予算をしっかりとチェックすることが
地方議会の1丁目一番地であると考えます。

国会は「議員内閣制」で選挙で選ばれた議員の中から、執行機関を選ぶ
制度に対して、地方自治体は「二元代表制」であり、執行部の長である
市長と議員がそれぞれ選挙で選ばれる制度です。
制度の仕組みを理解しながら、議会開会まで調査に励んで参りたいと思います。

余談となりますが、昨夜は大阪府知事選・大阪市市長選挙の開票が
行われました。
今回は、これまであまり選挙に参加しなかった30歳代を中心とした
「若者層が未来への閉塞感を打破する為の投票行動が目立った」という
報道をテレビで目にしました。
同じ選挙を行う者として、時代の流れの変化を実感したのと同時に
今後の行方にも注視して参りたいと思います。

森を守ることは日本の未来を守ること

2011-11-26 22:33:28 | Weblog
今日は日本熊森教会の主催する秋の講演会にお邪魔してきました。

「森を守ることは日本の未来を守ること」
講師: 安田 嘉憲氏(国際日本文化研究センター教授・環境考古学者)

環境考古学という聞きなれない分野でご活躍の安田先生の公演を
楽しみにしておりました。

2011年3月11日の東日本大震災で東北に残ったのは豊かな森の世界だった。
「国破れて山河あり。城春にして草木深し」(杜甫 春望)の
一節を誰しもが実感した。森を守り森の中の生き物たちを守りとおすことは
日本の未来を守ることなのである。をテーマに、

・現在注目されているTPP参加が日本にとって第3の開国になるのか、
 あるいは第3の漂流になるのか?
・福沢諭吉が唱えた文明=文明論は人の精神発達の議論なり、から
 文明は制度・組織などのハードウェアに変化した日本の行方
・人の世界と自然の世界の境界線
・縄文時代に見受ける自然との共生・共存のルール
・女性が社会を救う
など参加者を巻き込んだ時間を忘れる公演が行われました。

先日、世界でも幸福度が高いブータンの王様お妃さまが来日されました。
日本は経済的には、まだまだ高い評価であるのに対し、
国民が感じる幸福度はかなり低い現状です。
多くの日本人が明日のお米を気にすることなく生活できている事には
心から感謝せずにはいらせません。
「何を幸せとするのか」は、多くの意見があると思いますが、
人は人間だけでは生きていは行けません。
水や森、太陽や植物、また動物など多くの生態系に支えられながら
生活を行っていることは事実であります。

もう一度、自然との共存のルールを再確認する必要があると感じます。

福島第一原発事故と災害廃棄物の処理受け入れ

2011-11-25 19:05:13 | Weblog
今日は「自治体議員勉強会」出席の為に堺市まで
出かけて参りました。

<講師>
・伊藤 宏氏(プール学院大学短期大学部准教授)
・海老澤 徹氏(元・京都大学原子炉実験所助教授)

<報告>
・災害廃棄物に関する堺市の取り組み
 小坂 弘泰氏(堺市環境局環境事業部廃棄物政策課長)

東日本大震災による福島第一原発事故は、被災地の人々だけでなく
西日本住む私達の生活も大きく変える事態であります。
新聞で時より報道されていますので、ご存知の方も多いとおもいますが
各自治体が放射能汚染された災害廃棄物(がれき)の受け入れを迫られたいたり、
これを拒否した場合の処理にどう対応すべきなのか。
をテーマに勉強会が開催されました。

●芦屋市の対応
地震後はじめての国からの「がれき処理」の受け入れに対して
10トン/日、2500トン/年の受け入れが可能であると手を挙げておりましたが、
その後、放射能汚染の危険性などの実態が明らかになりました。
改めて先月に国から受け入れについてのアンケートが会った際は
現在の情報では検討する為の情報が少なすぎ、
「受け入れるいか否かの検討が出来ない。」という回答を行っています。

放射能物質汚染は目に見えない分、分かりづらく怖さを感じます。
これまで、ほとんど生活の場で耳にしなかったベクレル・シーベルト等の
単位をはじめ、私達はほとんど放射能についての知識がなかった中で
起った今回の事故ですが、冷静に対応を見極める必要があると思います。

●被災地支援と地域の安全は別
会の中では「大規模な震災に対して出来る限りの支援を想う気持ちは
とても重要であるが、地域の安全とは離して考えるべき」との
声が多かったように感じます。
2005年に行われた「原子炉等規制法の改正(クリアランス制度)では、
廃棄物の量を減らすための改正であり、原子炉の廃棄物の対応については
後手後手の施策が行われていると思います。

●がれき受け入れ自治体
新聞では東京が今月か11月に1000トン、平成23年度中に11.000トンの受け入れを
開始しているほか、大阪市でも受け入れられているようです。
また、山形県でも受け入れの体制を整えているとの報告がありました。
兵庫県知事は、受け入れ体制の可能性があるという趣旨の発言をされたようですが・・・
また、大阪府では放射線が少ないとされている岩手県の災害がれきを広域処理するか
検討する委員会が9月下旬から開催されていますが、予定の回数を大幅に
超えて今後も検討がなされるようです。

●受け入れにおいての課題
・がれきを受け入れ焼却した後の最終処分方法が、陸上処理になっていますが
 兵庫県でこれが可能であるのか、埋立地を利用した処理も陸上処理にあたるのか
・放射性物質を含んだがれきは焼却すれば濃度がありますが、この測定が
 確実に行われるのか
・国が示している基準値が妥当であのるか
・不法投棄が発生しないのか
・国が示す汚染値を信頼できるのか、どのように値を測定するのか


私自身、放射能については知らない事が多く、正確にお伝えできているのか
不安を感じるところですが、今回の決定は私達の子供や孫の世代にまで
大きく影響する問題でありますので、選択を誤ることは避けなければならないと
思います。
がれきの為に、復興が進まないという報道がよくなされていますが、
復興が進まない理由としては、がれき以上に他の大きな壁がいくつもあると
いう見解もあります。
災害がれきの受け入れが進んでいない中、被災地で焼却炉の建設・運営を
行う事は、被災地への支援になるとの声もありました。

この問題に対しては、感情論に走るのではなく
しっかりと情報収集を行いながら、見極めていきたいと思います。

救急医療情報キット

2011-11-24 22:14:23 | Weblog
少し前になりますが、私の住んでいる朝日ヶ丘町自治会から
20周年記念として「救急医療情報キット」が配布されました。
これは、手をあげた自治体・団体に市が助成する制度で、
今年から開始されたものです。

救急医療情報キットとは、
高齢者や障がいのある方など安全・安心を確保することを目的に
「かかりつけ医」「薬剤情報提供書(写し)」「持病」などの医療情報や、
「診察券(写し)」「健康保険諸(写し)」などの情報を専用の容器に入れて
自宅に保健しておくことで万一の救急時に備えるものです。
また、救急時に迅速な救命活動を行うシステムです。

●キットに入っているシールを玄関のドアの内側、冷蔵庫の扉に
 貼ってある家庭には「救急医療情報キット」が設置されていることを
 救急隊員に知らせます。

●円筒のカプセルの中に、氏名・血液型・救急連絡先・服用薬等を
 記入したカードを入れ、冷蔵庫の中に保管して下さい。

●救急隊員が駆け付けた際に、ご本人との意思疎通が困難でも、
 冷蔵庫を開けてキットを見つければ処置に必要な情報が得られます。

と、いうものであり、芦屋市では既に緑町などが近隣の住民さんどおしの
コミュニケーションを図る目的も含めて取り入れられていました。

ご両親が芦屋市にお住まいで関東方面にお住まいのお嬢様からも
万一に備えて「救急医療情報キット」を切望されるお声も以前から
頂いており、今回実施出来ます事に大変に嬉しく思います。

最近はマンションにお住まいの方も多く、せっかく救急隊員が駆けつけても
「ドアを破る」という課題もありますが、(状況に合わせてドアを開ける
救命活動もしてます)キットがあればかなり不安解消になると思います。

因みに、朝日ヶ丘町の場合は、本購入代金のうち100円は、
東日本大震災の義援金に充てられてたようです。

マンション恒例 ボージョレ・ヌーボの会

2011-11-23 21:48:27 | Weblog
昨年もお話させていただいたと思いますが、
今夜は、私の住んでいるマンションでボージョレ・ヌーボを
楽しむ会がありました。

近くの酒屋さんから今年。のボージョレに関するお話や
あらかじめコルクを抜いておくべきワイン、
冷やした方がよいワインなどの声明を頂いた後、乾杯となりました。

はじめてご参加くださった方も含め、40人程の大宴会となりました。
勿論、マンションの誇るバンド「シャケナ・ベィビーズ」の演奏ありと
楽しい時間を過ごしました。

16年前の震災を機に、マンションの改修か立替かの話し合いをする
中で、今日の絆が生まれたように思います。
この絆は1日して生まれるものでもなく、人が与えてくれるものでなく
私たち、一人ひとりが毎日の生活の中でちょっとづつの近隣さんへの
思いやりが積み重なった築かれるものだと思います。
またその、先導役の方々には感謝申し上げたいと思います。

今夜もおいしいワインでした。

JIAM研修

2011-11-22 19:37:20 | Weblog
全国市町村国際文化研究所(Japan Intercultural Academy of Municipaities)
通称JIAMの研修に昨日・今日と久しぶりに出かけて参りました。
今回は同じ会派の徳重議員とご一緒してきました。

この研修所は総務省の管轄の下、宝くじの売上などのご協力を頂いており、
議員をはじめ、各自治体の職員等に対しての研修もおこなっているところです。

11月21日
「地方自治の動向と議会制度」
講師:秋月 謙吾氏(東京大学大学院法学研究科教授)

「これからの議員の役割」
講師:北川 正恭氏(早稲田大学大学院公共経営研究科教授)

11月22日
「地方財政の現状と方向性」
講師:林 宣嗣氏(関西学院大学経済学部教授)

「地震への備えと自治体の役割」
講師:尾池 和夫氏(財団法人 国際高等研究所所長)

講義の詳細は機会があればご報告をさせていただきたいと思いますが、
人口構成(生産人口比)の減少に伴い、これまでの経費対策とは異なる
経済対策や、より公平なコストパフォーマンスに焦点をあてた情報公開、
どこに視線をあわせた議会運営・行政執行など、確認することが出来たと思います。


東京方面に比べて、勉強会の機会が少ない関西ですが、
今日はJIAMは滋賀県に研修所があり、議員なったころから
大変にお世話になっています。

この研究所でお知り合いになった方が、市長や国政へ挑戦されることも
あり、大変に刺激をうける場でもあります。
今回も、以前からお知り合いの議員さん達を再開する事が出来ましたし、
新なたな出会いもありました。
「人が主役のまちづくり」をモットーに活動している私としては、
貴重な研修もさることながら、これらの人との出会いに元気をもらいました。


地域防災訓練 2011

2011-11-20 17:48:58 | Weblog
今日は、朝日ヶ丘町・岩園町・六麓荘町・翠ケ丘町・親王塚町・楠町が
合同で岩園小学校の校庭をお借りして地域防災訓練が行われました。

これまでの防災訓練は各小学校単位で行われる事が多かったようですが、
朝日ヶ丘では昨年度から、もう少し広い範囲での防災訓練を試みています。

昨日は大雨でしたのでお天気が大変に心配でしたが
朝からお日様が表れて、会う方会う方「普段の行いが良いからですよね」
等と、冗談を言いながらの訓練でした。

・初期消火
・土のう作り&担架訓練
・防災倉庫展示
・土砂災害説明
・救急車&消防車&白バイの展示
・ロープの結び方
・飲料水兼用耐震性貯水槽説明
・消火器相談
・AED体験と応急処置
・てんぷら油消火訓練
・炊き出し
など、合同訓練ならでのメニューの多さと消防団員さんをはじめ
消防署、警察、職員さんのご協力がありました。

■IHでも火事が起こる!
これまで、ガスの火がてんぷら油に引火するために火事が起ると
思っていましたが、IHなどでも油の温度が380度以上になると火事になることを
知りました。
やはり、お料理をする場合にそばを離れる時は、火(IH)を消すことが
一番の予防であることを確認しました。

万一の場合は、勿論行政も出来る限りのことは行いますが
「自分の身は自分で守る」為の訓練はとても大切であると思います。
また、訓練を通して多くの方を顔見知りになる事も大切だと思います。

最後は、里いも入りのおいしいトン汁でした。
欲張りで2杯もいただきました。

あしや新風会 視察2

2011-11-19 22:07:20 | Weblog
昨日の視察のご報告の続きです。

●子育て支援計画について
<保育所待機児童解決事業>
文京区は多数の大学がある文化・教育に力を注いでいる自治体です。
人口は19万2000人ほどの中、保育所の子どもの受け入れ人数は2640人程度に
なります。
幼稚園と保育所を一緒にした幼保一元化の動きが国ではありますが
文京区ではて、一元化の動きよりも民間の活力を上手く利用しながら
保育待機児童解消の対策を行っているようで、今後の2年間であらたに245人の
保育受け入れの予定です。

・男女共同参画の1つとしての保育事業
保育の所管が男女共同参画を目指す部の中に位置づけられている事が
より実りの多い事業を行えているように感じました。
単に、保育を希望するだけでなく、しっかりと子どもを育てる
家庭環境、特に母親の生活状況を把握し、追跡調査もなされている事に
感心しました。

・選考方法
保育は「児童福祉法」に位置付けられていますが、
保育に欠ける程度を比較する場合の評価基準の段階が細かくなっており、
外勤・自営&内職・学生・出産・疾病&障害・看護&介護・災害・
不在・特例の大項目の中に、それに携わる時間の区切りがあります。

・家庭としての子育て
来年度からは、母親の生活状況だけでなく、父親の生活状況も
選考方法に加算して保育の選定が行われるようであり、現在の実情に
見合った選定への試みがなされます。

芦屋市おいても、保育所待機児童の問題は緊急を要する多きな
問題でありますが、単に保育の問題として取り組むのではなく、
女性の働き方や少子化についての取り組みが見られたと思います。
文京区は芦屋市に比べると働く女性の割合が多かったり、研究員などの
学生の人口が多い等そこに生活する年齢人口の構成に差があるとは思いますが
国の動向を窺いながらの自治体の施策から一歩前にでた
住民の生活を預かる自治体の施策として大いに勉強になりました。

あしや新風会 視察

2011-11-18 22:26:02 | Weblog
視察が続いている今月ですが、昨日今日で再び東京方面に
会派の視察に出かけて参りました。
今回は「多摩市のニュータウン再生事業について」と
「文京区の子育支援計画について」をテーマとしました。

●ニュータウン再生事業

<立替>
昭和46年に大規模開発された諏訪2丁目は
鉄筋コンクリート5階建ての23棟に640世帯が定住し、建物の老朽化と
住民さんの高齢化を迎えていましたが、住宅の狭さの解消、住宅のバリアフリー化や
水周りの狭さ、洗濯機置き場、結露、上下階の音、電気容量などの問題を
解決するために、建物の区分所有者達が昭和63年から建て替えに向けて活動を
はじめ、最終的には、建替組合(法人)を作り、住居数の増築(1249戸)や
補助金を活用し、みごとに建て替えを実現した事例があります。

この間、マンション立替円滑化法の成立などの後押しがありましたが
息の長い協議の末、居住者への負担金を軽減しつつも、
上記の課題解決だけでなく、新たに若者層を取り込む
まちづくりへの挑戦であったようです。

自治体としては、個人の資産についての支援事業は少ないのですが、
多摩市では・仮住まいの対策として、UR・東京都へ組合と連携し協力を要請
・市役所内の連携を強化し、スムーズな引っ越し手続きなどの支援
がなされたようです。

芦屋市においても、集合住宅で生活されている方は人口の半数以上にもなっており
今後、集合住宅での立替時や、地域福祉力を目指したコミュニティづくりや、
太陽光発電・EV充電装置の設置など、そこにお住まいの方を後押しできる
行政の支援が不可欠になってくると思います。
会派では特に、シーサイドタウンでの高齢化に伴い住宅のバリアフリーが
大きな課題となると考えての今回の視察でした。

<パイプライン>
また、多摩市でも様式は異なりますが「パイプライン」が採用されていましたが
現在は廃止されています。
これは、パイプラインの維持費・設備の改修費の問題と
少ない利用者数において住民サービスの不公平感などがもととなっております。
廃止が決定されるまで、70回以上もの話合いが行われたようです。

芦屋市の場合は、利用されている方の人数割合が大きいことや、
利用者体系が大きくことなりますが、多摩市同様、
膨大な修繕費については大きな課題だと考えています。
利用される方については、何時でもゴミが捨てられるサービスは
大変に大きいという認識はありますが、
パイプラインは「ゴミの分別」の重要性が考えられていない時代の
ゴミ収集方法でもあると思いますので、今後も調査を続けていきたいと思います。