まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

9月議会議案説明会 と 決算概要説明

2011-08-30 21:42:35 | Weblog
今日は、9月議会で提出が予定されている議案の説明会が行われました。
今議会は、法律改正に伴う条例の改正が多いようです。

●議案説明会
この議案説明会ですが、その昔は説明会が行われていなかったように
聞いております。配られた議案書に対し、各会派から質問が多数あり、
事前審査にならない程度に前議員に対して説明会が行われるようになった
経緯があるようです。

説明会では、総務部長から各議案にについての提出理由と議案の
主な内容がざっとでありますが告げられます。
4年前は、説明についていけない事もしばしばありましたが、
時とともに、大切な要点を把握出来るようになった?と感じます。

芦屋市議会では提出議案を各常任委員会で選任された議員により審査&多数決を
採り、委員会での結論を出した後に、本会議で最終的に議案についての
賛否の表明を行うといった、流れで各議案が審査されています。

また、議会に向けて議員の仕事としては、
説明会の後、各自が問題視する点などについて調査をし、
会派の中で打ち合わせを行い、常任委員会に出席をいますので、
議案が提出されてから議会の委員会まで、忙しくしている事が多いように感じます。


●決算概要説明
また、今日は平成22年度の決算の概要説明が行われました。
昨年に引き続き個人市民税、法人市民税などの収入が減少しています。
これに対し、市債(借金)は679億円まで減少しています。
また、医療費や扶助費などの「民生費」は年々増加し、100億円を
超えたようです。

現在芦屋市では阪神淡路大震災によって多額の市債が発生しましたが
確実に返済が行われていると思います。
しかしながら、長期的な財政収支見込みでは、単年度収支の黒字化が
見通せないことや、そこに見込まれていない課題解決にも着手していく
必要があるため、早期に安定した財政運営を目指して、財政の健全化に
取り組みたいという説明が行われました。

この決算については、9月議会で決算特別委員会が設置され
選任された委員が集中的に審査・審議することになりますので、
後日ご報告をさせていただけると思います。



議会人としての危機管理 

2011-08-29 22:36:22 | Weblog
9月議会を来週に迎え、本格的に議会が動き出しました。
今日は前任期から始められています議員研修会が行われました。


「議会人としての危機管理」
講師:大塚 康男氏(市町村アカデミー客員教授)

政務調査費の法的性格をはじめ、使途範囲、備品購入費、
使途不明の証明責任と住民訴訟など
私自身も使い方に悩むことがある政務調査費の個別使途についての
講義が行われたほか、視察に関する要件と問題点、
兼業の禁止など、議員として「知らなかった」では済まない
管理について有意義なお話を伺いました。

変化する社会情勢の中で、当然に議会に対する風当たりも
強くなっていると感じます。
「信頼される議会」を目指すためには、一人ひとりの認識も
大切ですが、議会が共通した認識をもつことも大切であると考えます。

現在芦屋市議会での政務調査費については、会派支給となっており
会派ごとのルールに沿って使用されています。
しかしながら、今後は市民の方が納得出来る根拠や使い方を定めて
芦屋市議会としてのルールづくりが必要であると再認識しました。
(この課題については、議会改革特別委員会で議論される予定になっています)






知事との懇談会

2011-08-23 22:43:02 | Weblog
今朝は議長をはじめ阪神市議長会の方々と共に、兵庫県知事の井戸敏三氏との
朝食を交えての懇談会へ行ってまいりました。

懇談会の発言については1時間という短い時間制約がありましたので
事前に調整が行われてのものでしたが、これらの発言から
阪神地区といえども兵庫県は地理的にも人々の生活様式についても
幅が広いと感じました。

「大阪国際空港について 
 ~空港の活性化と経営統合の基本方針策定について~」
発言者 吉井 健二氏(伊丹市議会議長)

「木質バイオマスエネルギーの重点化と林業振興について」
「有害鳥獣対策について」
発言者 足立 正典氏(丹波市議会議長)

また、知事からのご挨拶の中では、防災対策の見直しに関するお話も
ありました。安政の大地震の状況を踏まえて、津波被害に対する被害想定を
おおよそ2倍にする事を前提に見直しがされているようですが、
単に海抜高度や距離からの被害想定を行うのではなく、
防波堤がしっかりと機能した場合や、逆にしなかった場合の
対策などの現実的な想定を行いたいとのご意見がありました。

鳥獣対策については、シカ・イノシシによる農作被害が深刻であり、
平成21年度の全県で農業・林業合わせて6億2910万円の被害が発生している
報告があります。
特に、シカは深刻であり、平成21年では20,162頭、平成22年度では36,774頭
補獲されていますが、処分が大きな課題となっているようです。
シカ肉の加工が望まれていますが、食肉用にするための手間と時間や商業化に
むけての整理が必要であるとのことでした。

芦屋市では農業・林業、シカについてはあまり馴染みが
ありませんでしたのでよい勉強をさせていただきました。

羊の肉が大好きなのですが、シカ肉を試した記憶が無いように思います。
代わりに、以前に革のかばんの販売を行っていた者としては、
シカの革は小さな皺がたくさんありますが、大変に柔らかく
使えば使うほどアジが出てくる材質でとても好きな革でした(今日の余談でした)


総務常任委員会視察 福井県越前市

2011-08-22 21:11:01 | Weblog
今日は、総務常任委員会の視察で福井県に行ってきました。
視察の予定としては、今日・明日で越前市「指定管理者制度」と
福井市「行政評価」についての視察を行う予定ですが、
私は明日別件の公務があるために、日帰りとなりました。

●指定管理者制度は、最小の費用で最大の効果をあげる事を
目的として、公共施設の運営を原則公募によって財団法人、社団法人、民間団体などに
一定期間お願いするものです。
芦屋市でも現在92施設中、37施設が指定管理者によって運営が行われています。
越前市では、280施設中172施設が指定管理で施設運営がされています。
芦屋市との違いは、管理者の多くが財団&社団法人や公共的団体である事です。
これは、自治体の所在地に大きな違いがあるためでないかと思われます。

・指定管理者の第三者評価制度と指定管理者評価委員会
越前市では平成16年度から指定管理者制度を導入し、その任期の終了前の
平成19年12月から指定管理者評価委員会を設置し、管理者の指定が適当で
あったのか否かを5段階に分けて評価しています。
評価委員は学識経験者、市民からの公募、総務部長で構成される10名以内で
して管理者による自己評価、施設所管課による一次評価、
現地調査、所管課からの聴き取り調査、評価委員会による二次評価が
行われた後、報告書作成、市長へ報告書提出、次期選定(更新)手続きを
行っています。
また、評価項目としては、施設の管理運営状況、住民サービスの向上、
施設の利用状況、収支の状況、運営の体制が揚げられています。

我々芦屋市総務委員からの質疑を含めて、指定管理者制度の課題としては
・施設の管理形態の見直しの必要性
 (どの施設を直営、指定管理、一部業務委託、民営化、廃止とするのか)
・より透明性の高い第三者委員会の構成
・所管課と指定管理者との連携強化
 (所管課の役割の変化:運営する立場からチェックする立場へ変化)
・管理者の公募と非公募の明確な基準づくり
・安定的な雇用確保からの短期管理指定の是非(労務管理の充実)
・指定管理者制度での運営効果の拡大
・現管理者に対する2回目以降の選定基準
 (どの程度実績を評価するのか、管理者へのインセンティブ評価)
などが上げられると思います。

今後も効率的な運営が求められる公共施設ですが、
市民の安全の観点からも、途切れる事のない見直しや評価が
不可欠であると考えます。


余談となりますが、越前市で「まるなす」という直径10センチほどの
「まんまるい茄子」を見つけました。
恥ずかしながら、初めて見かける茄子でしたので衝動買いをしてしまいました。
半分に切った後中をくりぬき、くりぬいた実をお味噌、おねぎを混ぜて
元に戻し、冷蔵庫に残っていたウニの瓶詰めとごま油を垂らして
焼いてみましたら、見た目も味もなかなかの点数でした。







議会運営委員会など

2011-08-21 18:14:09 | Weblog
先週は第3回議会運営委員会、委員会に伴う会派での会議、代表者会議、
都市計画審議会など多くの議論を行う日程となりました。

●第3回議会運営委員会
今回から、先のブログでお知らせしておりました検討事項に対しての
議論が始まりました。
・議会開催日程の見直し(夜間・休日開催等)
・通年議会の開催など
が対象となりました。

・日程の見直しについては、市民の方に議会参加が容易になるように、また
議会や行政に対してより興味をもって頂きやすいように、という
目的があり、働いている方にも議会の傍聴をしていただけるように
平日の夜間や休日の開催について議論が行われました。

議会開催において、参加する職員の残業・休日勤務手当や
庁舎管理に関わる経費などの資料を見ると議会を休日開催とした場合
約44万円/日程度はかかるようで、現在本会議はインターネット中継を行っており
(6月は741人がアクセス)傍聴者数からみる費用対効果の
線引をどうとらえるのか?が大きな課題となるようです。

しかしながら、大半の議員の意見としてはより多くの市民に議会に興味を
もってもらいたい、どのような議論がなされた結果、採決された議会の
判断となったのか知っていただきたい、という強い意識があり、
試験的に夜間・休日開催をできないか、という意見もありました。
現在インターネット中継されていない各委員会のネット中継開始も含めて
開かれた議会のあり方の考える必要があるようですが、
議員の方々の議会改革に対する熱い思いを感じました。
今回の議論内容踏まえを各会派の意見をもう一度まとめる作業を行う事となりました。


・通年議会の開催については、現在市長のみが議会の招集権を有しており、
大切な案件を逃さず審議する(現在は専決処分が行われている)ために
体制を整えたいとする議会の権能向上を目指す思いと、
議会中のみならず閉会中でも多くの委員会など活動している現状に合わせ、
議会運営を市民の方に広く理解してもらいたいという思いがあると考えます。

招集権は市長のみだが、議長から市長に議会開催を要請できるので
市民にとって大きなメリットがないのであれば変更する必要はないのではないか、
(既に通年議会を導入している自治体での、議会運営は定例議会開催とほぼ同様である)
議員の身分は非常勤務であり兼業している議員もいる。
「通年」という言葉から、市民の方は「毎日議会をしている」と混乱するのではないか、
変更することにより、議員活動・政治活動に制約がかかる不安もあるなど
慎重的な意見もあり、次回、再度議論することになりました。

通年議会に関しては、芦屋市議会として「議員のボランティア化」を目指すのか、
「専門性を高める」方向へ進むのかを中心として、
議員の身分など、広範囲にわたる議論項目を考慮するべきであるように
感じ、議論をするとなかなか難しい項目であると思いました。



●代表者会議
選挙管理委員会の事務局長が入院したことにより遅くなりましたが
4月に行われた議員の選挙の収支報告の訂正に対する報告を受けました。
報告の中心となったは、立候補時に提出した「運動員の届け出」書類と
選挙終了時に提出した「収支報告書の中の、運動員にたいする支払い」書類に
違いがあった2つの事例でした。

市長の虚偽収支報告に端を発し、多くの議員が収支報告の訂正を行ったようですが
この訂正の有無が実際に行われたのかどうか、が問題とされましたが
選挙管理委員会は「訂正書類を扮した可能性もある」という事でありました。
今後に向けては、書類の授受の確認や収支報告書の事例集作成などの
改善項目の報告も受けました。

一時期に30人ほどの立候補者の提出書類の管理、
多くの市民から選挙運動違反の質問の対応など事務局の忙しさは
理解するところですが、今回の件については、私自身も含めて
立候補者も今一度身を引き締めたいと思いました。


●みどり生活支援センターの夏祭り
最後は楽しかったイベントです。
金曜日にみどり生活支援センターで行われた夏祭りにお邪魔しました。
今年で3回目だという事ですが、年々、ご近所の子どもさん達の参加者が
増えているようで、言葉通り大盛況となりました。
盆踊りも「踊る」のはなかなか勇気がいるのですが、今年は
朝日ヶ丘小学校での盆通りでも挑戦しておりましたので、
その成果をお披露目??
まだまだ前の方の踊りを半テンポ遅れながらついていく、という
ものでしたが、たのしい時間でした。
何度かセンターにお邪魔するうちに、お顔見しりも出来て嬉しく思います。

日常復帰

2011-08-16 23:24:43 | Weblog
週末に3日間ほどお休みを頂きました。
この間、家の掃除やショッピング、親孝行などいろいろ計画は
ありましたが、終わってみれば・・・

気温が高かった為もありますが、大かたを家の中で部屋着で
過ごすというお休みでした。
食べたいものを食べたい時に口にして、お酒もちょっと早い時間から
グラスに注いで、読まなければならないたまっている本を読みながら、
気がつけば寝ていた。という感じです。
原発問題が注目されていますので、早い段階から原発反核活動をなさっていた
高木仁三郎氏の「いま自然をどうみるか」
週刊東洋経済の「再生エネルギーは本当に使えるのか」に挑戦しましたが
まだ、読みたかった他の本は手つかずのままです。

このようにダラダラした生活からエンジンをかけるのが大変でしたが、
18日に開催予定の議会改革特別委員会の下調べなど日常の生活へ復帰しました。
気がつけば来週は常任委員会の視察もあり、あっという間に9月議会に突入です。
9月議会は昨年度から会期中に決算も審議するようになりましたので、
これから気を引き締めて活動してまいりたいと思います。

皆様も残暑が厳しいですので、体に気をつけながら頑張って参りましょう!


阪神市議会議長会研修会

2011-08-13 11:43:11 | Weblog
ご報告が遅くなりましたが、8月9・10日に
阪神市議会議長会の研修会で名古屋市にお邪魔をしてきました。

・東海地震に備えた防災の取り組み
・議会運営について
・名古屋市立博物館の現地視察
などが行われました。

名古屋市は、昭和34年の伊勢湾台風、平成12年の東海豪雨水害などの災害を
経験した地域であり、近い将来に発生するとされている東海地震に備えた
防災事業として平成14年に「地震防災対策強化地域」に指定されています。
また、昭和63年以降「放火(疑いを含む)」が火災原因の第一位となっており
防災にプラスして防火にも力をいれた事業内容であると感じました。

・「防災安心まちづくり運動」とは、小学校区を単位として
 自主防災組織や各種団体で構成された「地域を中心」とした活動が
 行われています。
 しっかりと運営がされる為に1集団ごとに約60万円の補助金制度がありました。
・「災害時の要援護者名簿」の作成については、個人情報保護法の為に
 なかなか進んでいない自治体が多いのですが、名古屋市しでは、
 丁寧に説明を行いご本人に申請してもらうという情報収集方法が
 比較的うまくいっているとの説明がありました。
・「地域防災協力表示証」の交付事業は、地域とその地域の事業所との
 支援協力体制づくりの証して事業所に発行されるものです。
 災害時に、機材の提供、敷地の提供、人材派遣などあらかじめ
 地域と事業所間で協力内容を覚書を交わすもので、
 現在680事業所に協力表示証が発行されています。

自治体としの規模や産業など異なるところもありますが、「地域」による
防災活動と過去の災害を忘れず万一に備えるという防災の根幹は
同じであると感じました。


議会運営に関しては、芦屋市議会をはじめ全国的にそのあり方が見直されて
いますが、名古屋市議会はテレビなどで何度も報道されており
興味深く感じていました。
今年3月の解散選挙で名古屋市長の率いる「減税日本ナゴヤ」が最大会派となり
かなり緊張感のある議会運営がなされているお話もありました。
また、平成21年の初めには99万円であった議員報酬もから50万円とともに
期末手当も100万円に当分の間減額することになっています。

市民の方から見ると、議会改革=議員報酬削減・議員定数削減
という公式が分かりやすく、受け入れられるのだと感じておりますが
以前に新聞に、この名古屋市の議員報酬削減が実施後に
「贅沢をしたいとは思いません。生活が苦しい。事務所を閉鎖せざる得ない」という
議員の声があるという趣旨の記事が掲載されていた事を思い出しました。

政令都市等の大きな自治体では議員活動も大きくなり、その経費も異なる
のだと思います。
議員の報酬に関しては、使用用途が限定されている政務調査費と報酬との
バランスが大切であり、今回の名古屋市のように報酬のみがクローズアップ
された決定には疑問を感じるところもあります。
その背景には「議員のポランティア化」の大きな声があるようですが、
議員の働き方や役割、民意の反映方法、企業の働き方など
総体的が議論が必要であると改めて感じました。


博物館では、「文化や人をいかに育てるか」についてお話を伺いました。
効率的な公共施設の運営は不可欠でありますが、
文化も人も、どちらも短期間にその投資効果が目に見えません。
しかし、「本物を見る」という行為は、生涯に渡り、
生きる力に結びつくと考えますので、どこまで税金を使用するのか
難しい判断であると考えます。

芦屋市は文化住宅都市であり、文化は大きな誇りであると感じており
共通する問題点や課題があると感じました。


今回は、研修自体も有意義であったとお世話になった方々には
感謝するところですが、阪神間の議長・副議長・それぞれの事務局の方と
意見交換する機会があった事も大きな収穫でした。
自治体として個別に行う事業もありますが、広域で行った方が
効率的な事業もあると考えていますので、
阪神市議会の交流が必要に併せて協力し合える体制作りの
一端になることを希望したいと思います。

宝塚市 初の議会報告会

2011-08-10 22:28:24 | Weblog
今年の4月から議会基本条例が施行された宝塚市議会で
はじめての議会報告会が開催されお邪魔してきました。

基本条例を制定する際に市民に向けた説明会を7か所で行いましたが
告知不足のためか、あまり人が集まらなかった事をうけて
今月初めに駅前で議員がチラシを配り準備を行ってきたものです。

今日の報告会では、6月議会で審議された35議案中、9議案と3つの請願に
ついて「議会として出した結果」を報告するもので、受付からすべて議員に
よる報告会でした。会の流れとして
①各常任委員長から議案の概要、質疑の概要、採決の結果報告
②報告に対して市民からの質疑応答 でした。

わたしが出席した報告会では約50人程の参加者がおりましたが
うち、15人程度は、宝塚市内外の議員さんの姿があり、
議会報告会への注目度を感じました。
というもの、「議員個人の意見」ではなく「議会の審議の結果」
を報告する難しさがあると考えます。
芦屋市議会においても今期から議会改革調査委員会にて
議会改革と並行して議会基本条例の施行を目指しており、
議会の報告会の開催も話し合われると思います。
審議の賛否に対し、個人では異なる手の上げ下げを行っていても
報告会では議会(団体)が出した結論をお伝えすることになり、
これは、市長(個人)にはない難しさがあると感じます。

多少報告の時間が長いかなぁと感じましたが、
市民からの質疑では、議案に対するもの以外にも
基本条例の内容に対するご意見や
議員の活動姿勢に関する厳しい声もあがりました。

これらを含めた議会側の声としては、今回ははじめての報告会であり
今後、市民の方の意見も取り入れ、より中身のある報告会にしたいという
「進化する議会」を表す言葉が印象的でありました。

個人的には、質疑応答の中で、市民の方が勝手に意見を述べる場面を
目にしましたが、議会も進化するとともに、市民も進化する必要が
あるとも感じました。
ともあれ、一歩前に踏み出した宝塚市議会を参考に
芦屋市議会として芦屋市民と一緒に前に進んでいけたらと感じました。







アートピクニックー美術を楽しむ

2011-08-08 21:49:50 | Weblog
先週末行われたオープニングに参加してきました。
財団法人「たんぽぽの家」、社団法人「三田谷治療教育院」さんの
企画協力を得ての開催となりました。

身体・知的・精神障がいのある作家が表現する作品を紹介する作品展で、
本展では「色・かたち・線」をテーマに関西に在住する
14作家109点の作品が展示されています。
流行や伝統といった外的なものに染まらず、描きたい、作りたいという
ストレートな思いで描かれる彼らの作品は、美術の奥深さを教えてくれ
「美術」のイメージを大胆に変えてくれるでしょう。
という、解説がありました。

想像していたよりも若手作家の作品は、その解説通りエネルギーを
感じるものばかりでした。

私はこれまで何度か絵を描くことに挑戦をした事がありますが
頭や心でイメージしたものを形にする難しさを実感しています。
彼らの作品を拝見すると、「優等生の形」をゴールにする
無意味さを感じました。
驚くほどの時間をかけて、自分の感じることを形にする
そのエネルギーを終始与えてもらったを感じます。

この作品展は10月2日(日)まで開催されています。
是非、お時間を作ってご覧いただきたいと思います。


2011年 市民と市長トーク

2011-08-05 18:21:32 | Weblog
6月14日から議会を挟み行われていた「市民と市長トーク」が
先週の27日に終了しました。

いとうまいは、最終日の潮見集会所での開催を除くすべての集会所に
参加させていただきました。
どの地域の方がどこの集会所に参加する事は可能ですが、
集会所ごとに地域の問題・課題など多くのご意見を伺う機会を
得ることが出来き、今後の活動に活かしていきたいと思います。

多くのご意見があり、どのご意見も重要でありますが、
簡単にまとめてみました。

●子育て・教育
・学童保育の朝の受け入れ時間の拡充と6年生までの保育の実施を要望
・中学校の給食の実施を要望
・奥池地区の児童にバスの補助金復活を要望
・保育所の待機児童の早期解決を
・潮見小学校内に建設予定の民営保育所に反対
   ↓
・財政、施設の増築など6年生までの保育実施は難しい。給食については
 今年から昼食の在り方検討委員会を立ち上げる予定。
・保育所の待機児童解決のために、しっかりと説明し取り組んでいきたい。

●防災
・防災無線があるが、家中では何を言っているのか分からない。
・海に面している地域であるので、避難場所などの見直しを要望
 (民間の集合住宅にも避難場所の確保を)
・学校における避難体制の強化を要望
・ハード面においての更なる防災強化を要望
・避難道路の増設を要望
・芦屋川沿いの警報ランプ、県単位での情報でなく市の情報に基づき
 より有効的な警報発信を要望
・1町に1つの防災倉庫整備を要望
・地域全体での避難訓練の実施を要望
・外国人に対しても積極的な情報公開を要望
    ↓
・防災無線については多くの地域で改良の声があるので検討したい。
 ただ、万一の場合は最大のボリュームで情報発信する。
・県の見直しに沿い、芦屋市でも危険区域、避難経路など防災の
 見直しを行う予定。津波の時は「遠くよりも高く避難」をお願いしたい。

●地域
・集会所の新設を要望(高齢者増加と避難場所確保の為)
・山手地域には市の施設がない。土地確保の問題はあるが
 公平なサービス提供を要望
・地域力の要となる自治会連合会の組織の強化を要望
・マンション単位で自治会を結成したが、知事会連合会に参加できない。
・市民が行政に協力する事は賛成だが、仕事を押し付けられるのは反対
・南芦屋浜のショッピングセンターに郵便局のATM設置要望
    ↓
・集会所の建設は多くの地域で要望されているが、基本は1小学校地区に
 1つとしている。
・自治会をはじめ、市民の方の行政へのご協力には感謝している。
・ATMについては郵便局に要望しているが、民営化や利用者数から
 むずかしい。引き続き要望する。

●交通
・高齢者が増えており、公共交通の充実、コミュニティバスを要望
 (福祉センター、芦屋病院などに行けない)
・南芦屋浜での阪急バスの増便を要望
・成尾御影線など東西への交通バスを要望
・自転車道の設置と自転車運転マナーの向上により安全な交通体制を
・信号の新設を要望
    ↓
・阪急バスに引き続き要望。山手幹線ではみなと観光バスにより
 7月末からバスサービスが開始
・自転車道の増設は難しいが、運転マナーについてはマナー教室開催など
 向上へ向けて取り組みたい
・信号については兵庫県が管轄であり難しいが要望を続ける。

●まちづくり
・歩道などの植栽は適正な剪定を
・街灯の増設により安全確保を要望
・マンション建設など芦屋屋の町並みに配慮した建設を要望
・JR南の再開発の説明と早期実施を要望
・公園・公共施設での緑化強化と適切な維持管理を要望
    ↓
・樹木の選定については個人差があるが、安全第一を考えて行う。
・私的財産について市が行える事は少ないが、努力する。
・庭園都市として恥じない管理をこころがけたい。

などがありました。
東日本大震災直後という事もあり、防災に関するご意見が多くあがったと
思います。県や近隣市との連携もありますが、芦屋市として、
早急な防災対策の強化が望まれていると感じました。
また、経済状況の改善が見られない半面、
高齢者社会、共働きが増えるなど社会情勢が変化する中、
自助・共助をどのように位置づけるのか見直しも
必要になってきているとも感じました。

市民と市長トークに参加する事も大きな市民参画の1つであると考えます。
ご自分の意見を述べる事も大切ですが、他の人が芦屋市についてどのように
考えているのか、共有する機会であったと思います。
先日のブログに議会改革特別委員会の話をご紹介しましたが、
芦屋市民の代表として、これらの声をしっかりと受け止めて
行かなければならないと考えます。
最後になりますが、会場に来られた多くの方からは、声芦屋市を愛する姿勢を
窺えたことが嬉しく思いました。