まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

日本女性会議 2009さかい(2)

2009-10-31 18:18:32 | Weblog
昨日に引き続き会議に出席してきました。
今日は分科会に分かれてのパネルディスカッションと
全体会での講演でした。

分科会はなんと17会にも分かれ、堺市中の会場で行われたようです。
わたしの参加した第6分科会のテーマは
「女性の経済自立の実現~のびのびと稼げる新しい働き方~」
でした。

コーディネイター
・宮城 まり子氏(法政大学キャリアデザイン学部教授)

パネリスト
・赤羽 佳代子氏(働く女性の人権センターいこ☆る)
・今井 広海氏(ツカ・カナモノ株式会社総務部長)
・野村 浩子氏(日本経済新聞社編集委員)

宮城さんからは、M字カーブ(30代女性の労働力率減少)の
現状報告とその原因を通して、
・子育てをしながらの仕事を続けるための環境整備
・    〃             家庭内支援
・子どもころからの「働くことの意味」教育
・女性賃金の低さ
・ライフステージに合わせることのできる多様な労働環境
などの指摘が揚げられたと同時に、「オランダモデル」と呼ばれる
柔軟な働き方とワークシェアリングの紹介もありました。

他のパネリストからは、
・非正規雇用・女性の人権を守るための活動紹介や税制の配偶者控除等は
 既婚女性の経済自立を妨げているとの要因指摘。
・日本が適用状況について指摘を受けている、ILOの100号条約
 (同一価値労働に対する男女労働の同一報酬に関する条約)の紹介。
・女性が働きやすい職場づくりに取り組んでいる会社の
 取り組み紹介として、柔軟な労働時間採用、積極的なパートから
 正社員契約、産休制度等を実現するための「多能工」の育成と
 正社員とパート社員間での待遇差の減少が紹介。
・自分の人生は自分で決定権を持つ重要性。
・理想論ではなかなか前進しない女性労働環境
・女性の納税者が増えることにより、充実した社会保障が可能になる。
・女性自身も権利だけを主張するのではなく、仕事に対して結果を出し、
 自分のキャリアを提示することも不可欠。
などの話がありました。

なるほど!!と思ったのは、
多くの女性は「男性の意識がなかなか変化しない」と訴えるが、
その男性を育てているのは、私たち女性である母親。
わたし達の意識や女性労働環境への注目が必要ではないか?
というやり取りでした。

日本女性会議は来年は京都で開催されるという事で今から楽しみです。


日本女性会議 2009 さかい

2009-10-30 19:17:41 | Weblog
今日から2日間の予定で開催されます
「日本女性会議 2009さかい」
  山の動く日きたる
 ~ジェンダー平等の宇宙へ~
へ出席してまいりました。

出席者数が多いため、開会式も3部に分割してのものと
なったようです。

芦屋市でも去る9月議会において
「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する
 条例選択議定書の批准をもとめる意見書」
を採択したしましたが、「女子差別撤廃条約」から30年、
日本における「男女共同参画社会基本法」制定から10年目に
あたる今年は、女性の自立を歌に託し活動していた、
与謝野晶子の生誕の地である堺市でおこなわれた事に 
感慨深いものを感じました。

●記念講演会
「貧困のない世界を目指して!」
ー地球全体を幸福にする経済学ー
講師: Jeffrey Sachs
   (コロンビア大学地球研究所所長・
    国連事務総長特別顧問)

アフリカでは生活環境整備の遅れから多くの女性が
水を汲むといった基本的な日常生活作業に追われ、社会生活に
おいて無賃労働を強いられ、勉強の機会、社会で活躍する機会を
奪われている現状が今なおある。
生活手段の発展や環境整備により女性のエンパワーを社会発展の
ために活用することが出来る仕組みづくりが必要となる。
これを実現するために
・子どもの大量死の撲滅
・基礎教育の充実
・妊婦(特に出産時おける)の健康改善
などがあげられました。

●シンポジウム
・Qさまでお馴染みのRobert Campbell氏
(東京大学大学院総合文化研究所教授)のお話では
江戸時代の女性像を紹介

・江戸時代は世界有数の教育国家であった日本は「教育」を単位とした
 社会コミュニティがあった。
・18世紀後半はヨーロッパよりも日本人女性には識字能力が
 高かった。
・女性が本を出版する機会は少なかったが、同好誌は存在し、
 女性によるコミュニケーションも活発に行われていた
など、私たちが知る以上に江戸時代~の女性は
活発で社交的であったようです。

他に、池上清子氏(国連人口基金・東京事務所長)や
Gert Grolber氏(在日アフリカ共和国特例全権大使)
などのお話もありました。

大変に気になったのが、ロバート氏の話の終わりに
就職氷河期時代の女子意向、初めから就職や社会進出を
諦める女性が増えたことによって、20年後40年後の
「意思決定の場」に女性の割合が現在よりも減少する可能性を
危惧する言葉があった事です。

わたしの現在の生活は先輩女性の闘いや挑戦により
与えられたものであると感じる機会が多々あります。
当然に私たちの世代も努力をし、次世代に男女平等の道しるべを
示さなければならないと責任を感じるところであります。

前向きに何度でも挑戦する姿勢を忘れることなく
続く女性にもこれらの歴史を語り継いでいくことも
私たちに課せられた1つの仕事であると感じました。

芦屋市民生委員推薦会

2009-10-29 21:26:21 | Weblog
現在民生文教常任委員の委員長を務めていることにより
今日は民生委員推薦会へ出席してきました。

芦屋市には100人以上に及ぶ民生委員さん、就任児童委員さんが
地域の現状把握や相談ことにご尽力を頂いておりますが、
今日新たにお二人の推薦を行うこととなりました。

民生委員さんは、市の推薦を受けて都道府県知事が正式に推薦を
行い、厚生労働大臣が委嘱を行います。

民生委員の選任には
・社会奉仕の精神に富み、人格識見ともにたかく、生活経験が豊富で
 円満な常識をもち、情理をわきまえ、人情の機微に通じている人
・その地域に相当期間居住し、その地域の実情を把握しており、
 地域の住民が気軽に相談に行ける者
などなど・・・
の選任基準が設けられています。

現在は芦屋市の定めている民生委員の定数を若干下回る委員さんが
活動をされておりますが、単に人数合わせで民生委員さんの役を
お願いするのでなく、しっかり地域に根をおろして活動してくださる
方にお願いしたい意向であることを確認することが出来ました。

みどり地域生活支援センター建て替え

2009-10-26 18:31:07 | Weblog
閉会中ではありますが、民生文教常任委員会で
「みどり地域生活支援センターの建て替え」案の説明が行われました。

新浜町にある「みどり地域生活支援センター」と「くすのきのいえ」を
併合し、より使いやすい施設とするために、平成23年3月の
開所を目指す建て替え計画があり、
総合的な定員数の増加や安心生活、将来に向けたショートスティを
目的とした施設の説明となりました。

現行の2施設合計688.43㎡から1234.75㎡と
大きくなります。
●ニーズの高い入浴サービスは近年プライバシーの保護や
 温度管理が容易に行われるよう3つの浴室の設置とリフトを
 つけることにより、利用者&介護者の身体負担の軽減
●実際の日常生活の訓練やショートスティ利用を見越した
 2DKスペース
●くすのきのいえの要望に答えた和室
●コンピュータを利用した訓練ができるスペース
●みんなで一緒に食事が出来、地域住民との交流場所となる
 南向きの食堂
●くすのきのいえの県補助金終了に伴う安定財源確保のための
 併合方針
●くすのきのいえの移転により、あと施設を利用した
 「すくすく学級」のサービス充実
●バスが切り替えなしで入園できるエントランス
などの説明がありました。

質疑では
・施設の改善には賛成であるが、平成19年に約3600万円を
 使用した浴室増設との兼ね合いをどう考えるのか
・前回の改修工事の際は、震災による地盤沈下の説明は
 されていないのに対し、地盤沈下を今回の建て替えの理由の
 1つに揚げるのは納得が難しい
・浴室に力を注いでいるようであるが、費用は高いがミストシャワー
 導入の検討はどうか?
・地元住民への丁寧な説明を要望
・ハード面は改善するようであるが、それに伴いソフト面での
 改善は何があるのか
などが行われました。

地元住民への説明は11月初旬に予定されているようです。
過分な施設建設には疑問を感じますが、10年20年と
長期にわたり快適に使用のできる施設の建設を望みたいと
思います。

あしかび会 県立芦屋高等学校総会 09年

2009-10-25 22:09:45 | Weblog
今日は県芦の学校で総会がおこなわれました。

世間は狭いもので、会場に出向くといつもお世話になっている
ご夫婦の姿を発見!
ご主人がわたしの先輩にあたるようで、今日のパーティのお世話役を
してくださっていました。今日まで先輩とは知らず・・・失礼しました。

総会に続き、後援会ではこれまた先輩にあたる
兵庫県認定音楽療法士・日本音楽療法学会会員の片山はるみさんのお話、
そしてお待ちかねのパーティと、あっという間に時間が流れました。

先輩方のご配慮により、わたしもマイクを持つ時間をいただきましたので、
この夏に行われた43期生の同窓会の模様をご報告しました。
約400人の同窓生でありましたが、100人が集合した
盛大な同窓会であり、先輩からも立派!とお褒めを預かりました。
(私は参加しただけで、ちょっと心苦しい感もありますが・・・)

是非ともご報告したいのが、あの伝説の!静かせい!!で
お馴染みの「建 武先生」にもお目にかかることができました!
建先生を拝見するのは約20年ぶりなのですが、
相変わらず強靭で、立ち振る舞いも話し方も当時と一緒です。
先生に対し、「よく苛められました」と述べると
「教育していただけた」と返されてしまい、
時が高校時代に戻った気分となりました。

来年は70周年を記念して「ルミナス」での船上パーティを
計画中だという事で今から楽しみしています。

核兵器は なくせる!

2009-10-24 20:17:07 | Weblog
芦屋市で比較平和宣言が行われて24年となりました。

今日は上宮川センターで行われた「非核平和祈念のつどい」に
参加してきました。

●紙芝居「おばあちゃんの人形」
 制作 佛教大学社会福祉学部 黒岩ゼミ

 京都市に住む被爆者の方が、5歳の時に疎開先の広島で原爆に会い
 そのショックにより58年もの間、原爆の記憶を無くしてしたという
 実話をもとに作られたものです。

●「核兵器廃絶は可能か?」
 ~2010年 NPT再検討会議に向けて~
 講師: 冨田 宏治氏
 (関西学院大学法学部教授・原水爆禁止世界大会起草委員長)

 オバマ大統領のプラハでの核兵器縮小に関する演説や、
 鳩山総理大臣の国連での唯一の被爆国としての道義的責任としての
 非核三原則堅持や核軍縮・核不拡散の主張などにより
 私は最近になり、核兵器に関する議論が動いているなぁ、と
 感じておりましたが、これは私の認識不足でした・・・

 世界的には2007年はじめに「核兵器のない世界へ」の
 呼びかけや「国連と核兵器のない世界における安全保障」などの
 取り組みがすでに始まっています。

 ただ、この取り組みは、「核戦争は悲惨である。世界平和を求める」
 ものとは少し異なっているようです。
 少し前までは「核抑止力論」が世界で支持されており、核の保有は
 戦争を抑止する為の必須アイテムだと考えられていました。
 
 しかしながら、支持層の間に広がる「核拡散と核テロ」への
 恐怖が大きな原動源となっているようです。
 テロや核拡散の脅威が世界中に広がっているが、核を求める
 テロリストを説得することは困難である。
 よって核兵器そのものを廃絶していくしかない。というものです。

 冨田氏のお話の中にもありましたが、この核兵器縮小の動機に
 対しては考えるところもありますが、大きなチャンスであると
 考えることが出来ると思います。

 2010年5月にニューヨークで、NPT(核不拡散条約)の
 再検討委員会が開催されます。
 この会議において、新たな一歩が踏み出されるよう見守って
 いきたいと考えました。

C型肝炎は治る病気になってきました

2009-10-23 20:31:25 | Weblog
最近テレビで気になるコマーシャルがあります。
「C型肝炎は治る病気になってきました」という
フレーズからはじまります。

詳しいことは c-kan.netをご覧いただきたいのですが、
C型肝炎に対しての治療法としては「原因治療」と「対症治療」が
あり、「原因治療」はウィルスを排除して完全治癒をめざしており、
その主役が「インターフェロン」となります。
最近では週1回の注射で優れた効果を示すペグインターフェロンも
登場しているようです。

●インターフェロンの医療費助成制度
2009年4月より一部の改正があり、C型肝炎の根治を目的とする
インターフェロン治療を受けるすべての人に公的な医療費助成が
行われており、ペグインターフェロンとリバビリンの併用治療も
助成の対象でより利用しやすくなりました。

●助成額と助成期間
自己負担の上限を収入に応じて月額1万円~5万円として
残りは国と自治体の負担となります。
助成期間は通常1年ですが、一部の患者さんには最長1年6ケ月
の延長があります。

●まずは専門医に診療を
助成を受けるには、都道府県により必要な書類は異なりますが
申請が認められれば「肝炎インターフェロン治療受給者証」が
発行されます。
助成は受給者発行日から1年~1年半となるため、インターフェロン治療を
受けることが決定してから申請することが勧められています。

●市立芦屋病院

市立芦屋病院では、肝炎の治療を受けていただく事が出来ますので
一度ご相談ください。

〒659-8502 兵庫県芦屋市朝日ヶ丘町39-1
TEL : 0797-31-2156 FAX : 0797-22-8822 info@ashiya-hosp.com






どこへ行く?「地方分権」

2009-10-22 20:53:38 | Weblog
昨日は途中参加となりましたが、西宮市大学交流センターで
行われた講演に参加してきました。

講師:神野 直彦氏
  (関西学院大学大学院教授、地方財政審議会会長)

「どこへ行く?「地方分権」」

政権交代をかけた8月末の総選挙後の新しい政治情勢の中で
今後の地方分権の行方と課題についてを柱として
質問の場面では、名古屋市の10%減税のからくりや、
郵政問題など私たちが毎日報道で目にしている
課題など直面している問題の話を聞く機会があり
有意義な時間であったと思います。

●男性が外で働き、女性が家で無報酬労働を行っていた場合は
 現金支給を行うことで社会がまわる時代であった。
 しかし、女性も外で働くようになると、家の労働力が減った。
 これにより、これまでの現金給付からサービス給付の必要性が
 生まれた。

●サービス給付は、その地域地域でニーズが異なるため
 地方・自治体の重要性が大きくなる。事業を執行するためには
 当然に財源が必要となり税源移譲の必要がある。

●グローカルゼーション(グローバル+ローカル)
 日本国民としての生活と自治体サービスの組み合わせが
 ポイントとなる。

「地方分権の目的は、市民が本当に必要なサービスを選択する
 ことができることである。」
という話などを通して、頭の中がすっきりすることができました。

決算特別委員会最終日 09年

2009-10-21 23:32:19 | Weblog
思いのほか早い時間に終了した最終日となりました。
(念のために、クッキーをたくさん持参していたのですが・・・)

土木費の残りの都市計画総務費、土地区画整備事業費、
街路事業と都市再開発費、公園緑地費、住宅費、
特別会計の下水道費、都市再開発費、駐車場費、
災害復旧費と教育費の教育総務費、小学校から幼稚園費、
社会教育費、保健体育費
についての審議が行われました。

・震災後の中央地区、西部地区の区画整備の現状
・奥池地区の都市計画税のあり方
・山手幹線工事事業の工事費確認とトンネル工事、
 全線開通後の車両通過予測、4車線通行
・総合公園の償還方法変更と情報公開の在り方
・指定管理者制度の課題
・学校園&公立図書館の役割と運営方法
・市営住宅の滞納金と入居後の現状把握による効果的な利用方法
・学校の奨学金の方向性
・学校園へのコンピュータ導入現状と課題
・市営住宅緊急通報システムの改修工事方法
・コミスクの役割と補助金の使用用途
・留守家庭学級の現状、環境整備
などの審議が行われました。

創政クラブとしては、課題などもあるものの賛成をしました。
●依然財政は厳しく、時間は要するものの、着実に財政再建を
 執行していること。
●「安全なまちづくり」「次世代への施策の充実」を柱として
 学校園の環境整備、妊婦健診の拡充、高齢者バス半額事業の復活
 など、毎日の生活と未来に希望の持てる施策への挑戦
●多額の基金の取り崩しが行われた20年度であるが
 基金や資金運用に関しては一定の基準を設けての財政再建に
 引き続きに努力の要望
を述べさせたもらいました。

今委員会を通じて、学んだ事、感じた事はたくさんあります。
機会があれば、ご紹介したいと思います。

決算特別委員会 2日目 09年

2009-10-20 20:35:04 | Weblog
今日は、民生費の中の老人福祉費、児童福祉費、生活保護費、
災害救助費と、特別会計の介護保険、国民健康保険事業、
老人保健医療事業、後期高齢者医療事業、労働費、農林水産費、
商工費、衛生費のうちの保健衛生費、清掃費、上水道費、
土木費の土木管理費と道路橋梁費についての審議が行われました。

・保育所、国民健康保険、介護保険などの各サービスの
 滞納状況とその対応
・無保険の高校生への対応
・生活保護世帯に対するケースワーカーの人員数対応
・ケーブルネット神戸に対する補助金の金額
・障害児保育事業
・待機児童と芦屋市の保育施策の方向性
・すくすく学級事業施策の状況確認と方向性
・各事業推進行動計画の原案策定委員と評価委員会との構成メンバーについて
・公益灯整備事業
などについての質疑が行われました。

余談ではありますが、興味を抱いたのは、芦屋市は兵庫県から
課せられたお米の収穫量が8トンある!という事でした。


明日はいよいよ最終日であり、近年は9時前までの審議をしています。
長丁場となるようですが、自分の認めた予算の執行状況の確認と
今後の施策への反映を目指し向かいたいと思います。