まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

2010 3月議会 現年度分委員会

2010-02-26 18:39:27 | Weblog
オリンピックの女子フィギアスケートが盛り上がる中、
24日~26日にかけて平成21年度分の議案の委員会審査が
行われました。主な議案審査のご報告です。

24日は都市環境常任委員会でした。

・第5号議案 芦屋市駐車場事業特別会計補正予算
 今年度予定されていた駐車場内の監視カメラ設置事業ですが
 JRの駅前駐車場は5団体で運営されていますが、各団体の足並みが
 揃わず会計補正が行われました。
 質疑では、予算計上時の甘さや監視カメラと個人情報の関係などが
 やりとりされましたが、委員会では可決となりました。

・第11号議案 芦屋市自転車駐車場の指定管理者の指定について
 指定管理業者を決定する方法として、芦屋市の自転車駐車場の
 委託管理を行っている業者に公募でない形で指定をしたことについて
 多くの質疑が行われました。
 指定管理者制度は「低いコストで高いサービスの提供」を謳い文句で 
 多くの自治体でも民間活力を導入していますが、その指定方法として
 公募と非公募の線引が明確でなく、まだまだ見守る必要がある制度で
 あると感じました。

26日 総務常任委員会

・平成21年度一般会計補正予算(第6号)
 国の第2次補正予算や年度間の事業量の確定等による補正です。
 歳入歳出が約5億7400万円追加され、会計総額が約422億1900万円となりました。
 各基金の積み立て金をはじめ
 みどり地域生活支援センター設備整備事業に約3億9800万円、
 福祉医療費助成事業追加に約3800万円、病後児保育設備費として約1600万円、
 6月開始予定の子ども手当のシステム開発事務委託料約8980万円、 
 市立芦屋病院へ事業貸付金追加として4億円、
 環境処理センター不燃性廃棄物処理委託料の減額約2300万円、
 山手完成道路事業関連で6300万円などが国庫補助や県支出金、市債などによって
 補正が行われます。

25日はわたしの所属する民生文教常任委員会でした。

・第8号~10号議案 芦屋市立潮見小学校、芦屋市立山手中学校、
 芦屋市立潮見中学校の耐震補強他工事請負契約の締結について
 これらの事業により芦屋市内の学校園の耐震改修工事が終了することについては
 事業の前倒しへの努力などうれしく感じます。
 しかし一方で、すべての契約が公表された最低価格の入札により
 電子抽選により工事事業者が決定されたことについては、工事内容の
 安全性や、下請け、孫請け乗車への経済的なしわ寄せについての
 質疑が目立ちました。
 工事は夏休み等を利用し、可能な限り授業へ影響が出ないように
 来年度へ繰り越しを行い実施されます。

・第3号議案 芦屋市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
 給付金の増加の為に歳入歳出が約9660万円増えて、総額約87億4800万円と
 なります。
 前期高齢者交付金の追加内容についての質疑や医療費抑制の為に
 検診率のアップの政策などのやりとりがありました。

・請願第30号 保険でよりよい歯科医療の実現の意見書採択を求める請願
 は賛成多数となりました。

・請願第31号 後期高齢者医療制度をただちに廃止することを求める
       意見書採択を求める請願
 は前回に引き続き賛成少数となりました。

・陳情 選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正に反対を求める
    意見書提出に関する陳情
 は採択・不採択の結論を出すかどうかについて、賛成反対同数であり
 委員長であるいとうまいの判断により「結論を得ないこと」といたしました。

長々と記しましたが、新政権による国の補正予算に関わる議案や
政策に関する請願や陳情などが目立ったと感じます。
今日の一般会計では「子ども手当」に関しては、
従来からの児童手当にプラスする形での子ども手当の支給方法では
自治体においてはそのシステムの複雑化により大きな負担が生じている事が
浮き彫りとなりました。
国民、市民の安心安全の生活の為、政策目標だけでなく
その道のりもしっかり見つめていきたいと感じた委員会でした。



 

平成22年度 第1回芦屋市議会定例会 開催

2010-02-23 21:58:13 | Weblog
少し前からバタバタしておりましたが、
今日、議会が3月26日までの間の開催が幕を切りました。

今議会は予算の審議も行われ、通常の日程よりも長く
審議内容も濃いものとなりそうです。

2月24日 都市環境常任委員会(現年度分)
2月25日 民生文教常任委員会(現年度分)
2月26日 総務常任委員会(現年度分)

3月3日  議会運営委員会
3月4日  本会議(会派総括質問)
3月5日  本会議(会派総括質問)

3月8日  都市環境常任委員会(新年度・予算分科会)
3月9日  民生文教常任委員会(新年度・予算分科会)
3月10日 総務常任委員会(新年度・予算分科会)
3月11日・12日 予備日

3月23日 予算特別委員会
3月25日 議会運営委員会
3月26日 本会議

の予定で開催されます。
傍聴はどなたでも出来ますので、お時間のある方は
お越しくださいませ。

電子黒板モデル校・宮川小学校

2010-02-20 21:23:25 | Weblog
少し前になりますが、石井登志郎衆議院議員にお誘いいただき
「電子黒板を活用した教育に関する調査研究のモデル校」に
決定された宮川小学校にお邪魔してきました。

電子黒板と言えば、事業仕分けで先送りとなってしまった事業ですが、
調査研究として各県に2校づつモデル校が決定されており、
宮川小学校では約1700万円をおけて、
1・2年では1学年に1台、3年生以上は各教室、技術室など18台の
電子黒板と関連機材が昨年末に用意されました。

この日は、秋山先生による4年生の図工の時間、俵原先生の6年生の算数の授業、
また英語の時間を見せていただきました。
図工の時間では、先生が手元で行う彫刻の作業をTVを通して見ることが
できたり、生徒の作品紹介や事前に用意されていた伝統的な彫刻の紹介、
事業や作業のポイントの確認などにTVが活用されていました。
算数の時間では、ひと筆書きの図形を利用して、「等比数列と等差数列の決まりに
気づき、その増加する特徴をとられる」授業を、実際に生徒が黒板を使用しながら
行われていました。また、先生がエクセルで作成した表をコンピュータから
TVへ映し、その上に生徒が数字を書き込んでいくといった活用が
なされていました。

うれしいことにお昼は6年3組のみんなと机を並べて給食も
いただいてしまいました。この日は、パエリアとダレンタインに
ちなんで、ココア味のゼリーで、おいしく完食致しました!

電子黒板についての大きな課題の1つとしては、ソフトの値段の高さにあるようで
約6万円のソフトはTV1台につき1ソフトが原則となっているようです。
今日の先生方は自ら手作りのソフトを作って授業されておりましたが、
電子教科書との連携により、ソフトの無料提供なども検討されるべきでは?
との意見もありました。
また、電子黒板はテレビゲームやコンピュータに囲まれて
育ってきた児童に対しては、興味を引きづける手段になること感じますが、
どこまで電子黒板を使用し授業を行うのか、も検討すべきものだと
意見もあり、わたしもそのように感じました。

校長先生からは電子黒板には様々な機能がある為、
導入から1カ月少しでは、まだそのすべてを使いこなせていないと
感じるが、「子どもが電子黒板になれるスピードには驚いている」
との感想を頂きました。
わたしも授業を拝見していた時に、児童がなんの躊躇もなく
消しゴムを使い、色を変えて黒板を使用する姿を見て、
ただただ感心しておりました。
このモデル校となった機会を十分に発揮し、分かりやすい・楽しい
教育が進むことを見守りたいと思います。







22年度 3月議会 議案説明会

2010-02-16 20:30:11 | Weblog
1週間後の3月議会開催に伴い、本日は現年度分(H21)&
新年度分(H22)の議案と、平成22年度予算についての
説明会がおこなわれました。
分量が多くなる3月議会は、通常の委員会日程より1日多いスケジュールが
組まれています。

いとうまいが担当している民生文教常任委員会では、
文化基本条例の制定や国民健康保険の補正、市民会館の使用料、
学校の耐震改修事業などの案件があがってきています。

平成22年度予算の概要では、歳入が9億円ほどの減収に対し、
福祉・教育部門での歳出増加など、引き続き厳しい予算執行を審議する
予定になっており、詳細は後日ご報告させていただきます。


午後からは「市民病院の改革プラン」について調査特別委員会で
やり取りが行われました。

事業の多くは順調な運営指数を示しているのと同時に、課題点も
しっかり把握し、今後の改革プランの組み直しに繋がるものであると
感じました。
また、最も基本となるマンパワーに関しては、研修医の取り込みや
資格研修の補助など、多少時間がかかるものの、病院の将来に向けて
明るい現状方向を受けることが出来ました。

今回の委員会では、病院利用者の方によるアンケートのまとめも
提出されており、現場の方により一層改善を求める声もありましたが、
予定されている病院の建て替え工事により、解決される課題も多々みられました。

先日報道された分娩休止の間の医療体制の確認や2年後の再開方針、
ネットワークバスの今後、地域医療や院内開設診療所との関係、
3病院ネットワーク協議などについて質疑が行われました。

大原町マンション計画 景観地区申請を不認定

2010-02-12 21:26:02 | Weblog
先の議会で木野下彰議員と伴に紹介議員になっておりました
大原町のマンション計画に対して説明会継続の請願を提出していた案件です。

戸建住宅がならぶ地域に5階建てのマンション計画に対し、
まわりの建物に配慮し、住みよい建物を計画してほしい、
そのために、近隣住民の要望を受け入れる機会を確保するために
提出された請願書でした。
特に、大原町では現在住民による地区計画も進行中であり
長期的なまちづくりへの想いをこめたものでした。

このマンション計画に関して今月10日1つの決定が下りました。
事業者からの芦屋景観地区に基づく認定申請に対し、
芦屋市景観認定審査会より、「周辺の景観と調和した建設スケールとし、
通りや週辺との連続性を維持し、形成するような配置、規模及び
形態にすること」に明らかに反するものと認めざる得ず、
不認定とすべきもの。との通知が出されました。

この判定は、昨年7月より芦屋景観地区を全市を対象にしたことに
よるものが大きく、「豊かな住環境・芦屋」の方向性を示した
ものであると考えます。
まちづくりは長い年月をかけて、業者も住民も一緒になり
作り上げていくものであると考えます。
1つ1つの積み重ねが今の芦屋ブランドを作り出した結果であり、
今後の業者の方の対応を慎重に見守りたいと思います。