まいまいニュース

芦屋市市議会議員 いとう まい のブログ

井筒公選法裁判

2011-07-25 22:09:03 | Weblog
今日は私の友人でもあり、一緒に政策を勉強してきた
元加古川市議会議員の井筒さんの選挙違反に対する裁判の
判決の日でした。

2009年に行われた衆議院選挙で無所属であった井筒氏は
「無所属のわたしは▲▲党の○○さんを■■の理由によって応援しています」
「みさなんもこの熱い選挙に参加していただければと思います」
といった文書を作成。これが、公職選挙法に違反したとされました。
これに対し、井筒さんは、
「議員として政見広報であり、特定候補への投票依頼はしていない」
と訴えていた裁判であり2009年12月の初公判から1年半にも及ぶ
戦いでした。わたしも時間がある限り裁判所に通い
市民が選挙に参加する・1票を投票する意義や
無所属地方議員として国政選挙との関わり方など様々な思いで
傍聴をしてきました。

神戸地裁の判決は、「求刑通り罰金50万と公民権5年間の停止」を言い渡しました。
私はこの判決には納得できないと感じています。
その理由を4つ簡単に述べると

①選挙違反に関する警察の取り調べ方
 選挙のお手伝いをした一般市民を子どもの前で逮捕すると共に、
 井筒氏には市民の方の釈放と引き換えに自白調書にサインさせたものでした。
 自分は政治家であるので、という思いはあっても、この自分の想いの為に
 市民の方を巻き込む事を躊躇する想いは痛いほど理解が出来ます。
 取り調べの可視化が進められる中、判決ではこの部分に関しては
 「一般市民の方と共謀し・・・」と取り調べ方法について述べられていません。
 裁判中に逮捕された市民の方の声や井筒氏の訴えは全く理解してもらていません。

②世界に後れを取る「公職選挙法」
 日本の選挙法は「すべからず法」ともいわれ、あれはダメ、これはダメ
 という規制で一杯です。国連の自由権規約委員会は2008年、
 日本政府に対して国際人権規約を守り、公選法の制限規制を廃止するように
 勧告すると同時に、日本の検察官や裁判官が人権規約を十分理解していないので
 研修を開く趣旨の勧告も行っています。
 これは、いわゆる言論の自由に関するものです。
 今回問題になっている文書についても、選挙管理委員会に違法性があるか否か
 を事前に質問、問題が無いという事で作成した経緯からは、
 いかに現在の選挙法が解釈次第でどうにでもなる法であると考えます。

③地方議員として国政選挙への参加の制限
 ②にも関連するのですが、いち地方議員として国政に対する
 想いを市民に伝える事も大切な政治運動であると考えます。
 地方で決める事が出来る範囲は非常に少ないのが現状です。
 「自分の街をよくしたい」という思いから国への想いも大きくなります。
 特に、党に所属しない議員にとっては、自分のスタンスを公開する
 事は重要であるとも思います。
 2009年の衆議院選挙、わたしも無所属でありましたが、
 マイクを持って、「○○の理由で▲▲さんに託したいと思います」と
 自分の意思表明を行っています。

④判決の重さ
 100歩譲って、井筒氏に非があったとしても公民権5年停止
 (5年間は選挙に立候補出来ない)は非常に重い判決であると感じます。
 私は、公職選挙違反で一番してはならない事は、「買収」であると
 理解しています。しかしながら、今回の判決は公職選挙法の中で
 最も重い結果となりました。
 先に述べたように非常にあいまいな選挙法であるので
 注意や警告などの処置、またもっと短い公民権停止もあったと思います。
 選挙の実施日にもよりますが、場合によっては8年間も立候補が
 出来ないという事になります。 


「市民参画」の最も原点の1つとなるのが、選挙での投票であり、
その先の一歩が選挙のお手伝いであると思います。
今回の判決を目にすると、一般市民の方が選挙に携わる事が
難しくなるのでは、と危機感を抱きます。
よく、ここまでは政治活動、ここからは選挙活動と
法制上を線引をしなければならない場面があります。
しかしながら、わたしは、日々の政治活動の結果が選挙結果になるべきだと
思っています。過度な線引は、「絵に描いた餅のマニフェスト」という
産物を生みだすではないかとも考えます。

どの候補者もそれをサポートする人々も選挙違反をしてやろうと
考える人は非常に稀であると思います。
自分たちがまちを変える、国を変える為には
言論の自由が約束された、だれもが参加しやすく選挙を目指し
分かりやすい法律への改正が必要であると感じました。




 


選挙運動費用 収支報告書

2011-07-11 23:01:27 | Weblog
先週の土曜日に各新聞に芦屋市議会選挙において
芦屋市長の虚偽記載していた問題を受けて
「多くの議員が訂正を行った」あるいは「選管が収支報告書を紛失していた」
という内容の記事が掲載されました。

まずは、芦屋市民の方にお騒がせした事やご心配をおかけした事に
対して申し訳ないと感じております。
私達の1票が芦屋での生活を芦屋の未来を変える!
という想いに対して、なんとも後味の悪いものになってしまったと
考えます。

市長に対しては、7月5日の代表者会議にて、芦屋議会としては
質疑応答を行っておりました。
これまでに発表されていた経緯に加えて、市長と議員
お互いに選挙をする者として、改めて心構えなどに対しての
やり取りもありました。
現在市長は告発されている立場ですので、暫くの間
経緯を見守りたいと思います。


いとうまいは、自分の収支報告書を提出した数日後、
選挙管理委員会に行き、自分の収支報告書に誤りがないかと
確認し、4項目ほど訂正を行いました。
1つ目は、選挙カー以外で使用した自動車のガソリン代の訂正
2つ目は、後援会運動での人件費を選挙費用に掲載していた訂正
3つ目は、駐車場代の領収書と報告書の金額の間違いの訂正
4つ目は、事務所費と雑費の項目の訂正
であったと記憶をしています。

選挙運動の収支報告書はなかなか複雑でありますが
すべて手書きの報告書となります。
以前に報告書を提出した際は、多くの訂正を
選挙管理事務局で初めから書き直したという苦い経験があり、
今回は、事前に下書きに目を通してもらっておりましたが、
慌ただしい事務作業の中で、詳細を確認してもらうのに
時間がかかったようですが、確認に行った際には丁寧に
指摘と指導を頂きました。

選挙費用には、選挙カーのレンタル代やポスター作製費等公費を
使用できるものもあります。
これらの公費の報告方法も一様でない事から
訂正を行った際に、選管に対しては、よく間違える収支報告の項目の
事例紹介など、きめ細やかな説明をお願いいたしました。
しかしながら、選挙を行う者としては、選挙の透明性を高め、
また、皆様にご心配をお掛けしないよう、細心の注意を払わなくて
はならないと、より一層気を引き締めたいと思います。

地デジの準備

2011-07-11 00:03:08 | Weblog
7月24日から開始が予定されている
テレビの地上テジタル放送に対応する為に、
ギリギリセーフと思われる今日やっと我が家にTVが届きました。

今日まで使用していたテレビは16年前の阪神淡路大震災の時に
すでに私の部屋にあったものであり、当時このテレビに大変に
お世話になったという思い入れがあり、半年以上前から
テレビの買い替えを考えながら・・・
直前となりました。

わたしは節電を考えてLEDバックライトというものを購入しましたが、
エコを考えると今使えるテレビを廃棄する事に抵抗があります。
特に私は、画像とか、音声とか・・・専門的な事は分からず
「テレビは映って音が聞こえればいい」という人間です。
有難いことに、テレビの調整もしていただき、
私は、これで24日以降もテレビを見る事が出来ますか?
と2度尋ねておりました。

しかしながら、技術の進歩というのはすごい!
早速新しいテレビを試してみると、まず音に違いにびっくり致しました。
これまで聞こえていたなった、小さな効果音が鮮明に聞こえてきます。
また、画面も、女優さん達のしわが分かるようになりました。
(それでも皆さんお綺麗なのです!)

地デジ化は受益者負担という考えで進められているようですが
今や生活に不可欠な情報を得る手段だと感じます。
アメリカでは、準備が整わず、地デジの開始日が延長されたという
記憶がありますが、今月24日に混乱が起ることがないように
きめ細やかな対応を願いたいと思います。

平成23年度 6月議会閉会

2011-07-08 23:05:27 | Weblog
改選後はじめての議会が今日閉会となりました。
議会の開会前から、会派の構成など文字通り
「バタバタ」とした会期でありました。

今議会において、いとうまいは、総務常任委員・議会改革調査委員会になった事、
新しく「あしや新風会」を他のメンバーと立ち上げた事、
副議長としての活動の場を与えていただいた事、
また、これらの立場としての仕事をさせて頂いた事など、
4年前のよりもしっかりと捉えらた事柄も多くあったように感じますが、
反面、新たに挑戦の機会を頂いた事等、本当にあっという間でした。

残念ながら、その成果は100点満点には
ならないと思いますが、次につなげていく事が大切であると思います。


議会もあり、1時中断しておりました
「市民と市長トーク」も先日から再開しております。
今後のスケジュールとしては

7月9日(土)  奥池集会所(14:00~)
7月11日(月) 西蔵集会所(19:30~)
7月22日(金) 打出集会所(19:30~)
7月25日(月) 浜風週箇所(19:30~)
7月26日(火) 国際交流センター(19:30~)
7月27日(水) 潮見集会所(19:30~)
の予定となっております。
お時間がございます方は、ご参加くださいませ。
 



みどり地域生活支援センター オープンディ

2011-07-06 18:58:36 | Weblog
今日は、今年3月に建て替えられたみどり地域生活支援センターの
オープンディのイベントがあり、遊びに行ってきました。
完成の式典時、地元との交流を深めたい。その為にオープンディも行う。
というお話を聞いておりましたので、ワクワクしながらの訪問でした。

センターでは、明日の七夕さまに備えて笹飾りや
お願い事の短冊の製作中で、わたしもご一緒させていただきました。
「お願い事は1つでなくてもいいんですよ」の言葉に
欲張りな私は、あれもこれも・・・頭に浮かびました。

阪神ファンが多いようで(勿論巨人ファンの方もいらっしゃいますが)、
阪神の優勝をお願いしていた方もいらっしゃいました。

完成式典では、大きく使い勝手がよくなったお風呂の施設を
嬉しそうに紹介された事が印象に残っていました。
実際に使用してみると、付き添いはかなり楽になったという事でしたが
お風呂が大きいので嬉しいが、追い焚き機能が無いために、
「入浴中にお湯の温度が下がる」という事もあるようでした。
慣れれば、より快適に入浴してもらえると思うという、
前向きな担当者の方のお話もありましたが、ちょっと冬の時期が心配だとも考えます。
せっかくの新しい施設ですので、より多くの方に快適に利用して
もらえるよう注視したいと思います。

センターではオープンディ以外でも「気軽に訪ねてくださいね」
という言葉を最後に頂きました。
障がいをお持ちの方も、高齢者や赤ちゃんも、健康な方も
地域で同じ時間を過ごす事の楽しさを実感出来たときでしたので、
お言葉に甘えて、またお邪魔したいと感じました。





高齢者のつどい 演芸フェスティバル

2011-07-03 17:10:39 | Weblog
昨日はルナ・ホールで行われた高齢者のつどいに出席してきました。
毎年参加されている「あしやYOコーラス」「芦老連の女性・男性のコーラス」
の他に、芦屋太極拳愛好会やあしやHulaHula Grilsのフラダンスなど
初参加のグループもおられました。

まずは、趣味を同じとする仲間が集まり、練習することによって
文化に触れる、また健康を維持するという事が大切であると思いますが、
せっかく練習した成果を多くの方に見ていただく。
この目標に向かって一層の努力と後の達成感は、熟年層の方に限らず
誰しもが一度経験すると止められないのではないでしょうか?

何人か、お知り合いの方も舞台にあがられており
楽しい時間を過ごす事ができました。
実は・・・私の母が「HulaHula Grils」のメンバーとして
踊りを披露させていただきました。
お世辞にも運動神経が良くない母に辛抱強くアドバイスをくださる
メンバーの方に感謝したいと思いますが、
舞台に立つ母はなかなか?(子の欲目でしょうが・・・)で
あったと思います。


少し横道にそれますが・・・
達成感」というと、現在関西地方では15%の節電目標を関西電力から
お願いをされています。
このお願いを達成する為に多くのアイデアが新聞やテレビで紹介されている
反面、原発推進派の策略であるので達成する必要はない、という声も
聞こえています。

私としては、これまで十分に供給されていた電力に感謝し
改めてエネルギーの使い方について考えるよい機会だと受け止めておりますが
心配するのが「熱中症」です。
熱中症は、暑さと湿気で体温を調節できなくなり、室内にいても
小まめな水分・塩分補給が必要なようです。
節電から暑さを我慢しすぎる方も多いようですが、熱中症対策としては
電力消費が大きいエアコンを使用することも必要であると思います。

家の中で、エアコンを使用する部屋を1つにして、家族があつまり
この涼しい部屋で宿題をする。
ファッショナブルになった「ステテコ」など薄着を心がける、
室温管理が行われている公共施設に行き本を読むなど
いろいろな事に挑戦されている方々もいらっしゃるようです。

ハワイに住んでいた時は、しばしば夕方から家の前にイスと机を出して
ご近所さん達とビールを飲む。という時間を過ごしておりました。
日本の縁側で夕涼みと同じ涼み方であると思います。
この夏、何か1つ「楽しい節電アイデア」が実行出来ればと思います。