今まで相当な数の紅茶を口にしてきましたが、私にも忘れえぬ紅茶があります。
今日はちょっとした思い出話に付き合っていただきましょう。
その紅茶は Darjeeling でもなければ中國紅茶でもなく、タイの紅茶です。
SCARLET GRACE 《2003》 ( MARIAGE FRÈRES )
中身は遥か昔に空になりましたが、未だ缶を捨てられずにいます。MARIAGE FRÈRES さんが150周年を迎えるにあたって世界中から特別に集められた THÉ PRÉCIEUX と言う series の1つで、日本では新宿店の open に合わせた2003年初秋の入荷だったように記憶しています。
私が出合った中で、おそらく最も嵩の張る紅茶で、普通の紅茶だったら125gは余裕で入る此の缶が、たった30gで埋め尽くされていました。実際の写真がないので説明力が弱いですが、白茶の白牡丹が紅茶になった感じでしょうか? 縒りは皆無に等しく、そのまま乾燥したような形状をしていました。只、しっかりと発酵しており、水色は其の茗の通りの真紅をしていました。
当時の memo を眺めてみると、「 水色とは対照的に甘味が強く、カドが全くなくまろやか。Chocolate のような甘い香りも心地好い。 」 等と書かれています。瞳を閉じて記憶の糸を辿ると、あの優雅な甘味が喉奥にやわらかに広がってくるかのようです。
初めて口にした時、本当に鮮烈な感動がありました。『 美味しんぼ 8集 』 の京極さんみたいに 「 なんちゅうもんを… 」 と言った感じでしょうか。
願わくば、もう一度めぐり会ってみたいものですネ (^^。
今日はちょっとした思い出話に付き合っていただきましょう。
その紅茶は Darjeeling でもなければ中國紅茶でもなく、タイの紅茶です。
SCARLET GRACE 《2003》 ( MARIAGE FRÈRES )
中身は遥か昔に空になりましたが、未だ缶を捨てられずにいます。MARIAGE FRÈRES さんが150周年を迎えるにあたって世界中から特別に集められた THÉ PRÉCIEUX と言う series の1つで、日本では新宿店の open に合わせた2003年初秋の入荷だったように記憶しています。
私が出合った中で、おそらく最も嵩の張る紅茶で、普通の紅茶だったら125gは余裕で入る此の缶が、たった30gで埋め尽くされていました。実際の写真がないので説明力が弱いですが、白茶の白牡丹が紅茶になった感じでしょうか? 縒りは皆無に等しく、そのまま乾燥したような形状をしていました。只、しっかりと発酵しており、水色は其の茗の通りの真紅をしていました。
当時の memo を眺めてみると、「 水色とは対照的に甘味が強く、カドが全くなくまろやか。Chocolate のような甘い香りも心地好い。 」 等と書かれています。瞳を閉じて記憶の糸を辿ると、あの優雅な甘味が喉奥にやわらかに広がってくるかのようです。
初めて口にした時、本当に鮮烈な感動がありました。『 美味しんぼ 8集 』 の京極さんみたいに 「 なんちゅうもんを… 」 と言った感じでしょうか。
願わくば、もう一度めぐり会ってみたいものですネ (^^。