本の中にでてくる料理でやけに気になる描写があった。たぶん、それはハードボイルドな表現というか。。。
随分と昔に読んだけど、気になる描写の一部がどこに載っているのかうろ覚えだった。
そしてそれをBOOKOFFで購入し先日発見しました。
その作品は、ヘミングウェイ短編集(一)の中の「心が二つある大きな川(一)」と「心が二つある大きな川(二)」の両方にそれぞれありました。
ここにそば粉のパンケーキというものが登場します。(二)から引用。
(中略)それから、手早くそば粉に水をまぜて、よくかきまわした。そば粉がコップ一杯に、コップ一杯の水だ。(中略)煙の立っているフライパンに、練ったそば粉を、そっと流し込んだ。溶岩のようにひろがって、脂(あぶら)がさかんにはねかえった。そば粉のパンケーキは回りから固くなっていって、やがて茶色になり、ぱりぱりになった。(中略)
ニックは大きなパンケーキと小さなやつに、りんごジャムを塗って食べた。三つ目のパンケーキにはりんごジャムを塗りつけ、二つに折って油紙につつみ、シャツのポケットに入れた。
(中略)
包みの中から大きな玉葱を一つさがし出した。それを二つに切って、すべすべした薄皮をむいた。それから半分を薄切りにして玉葱のサンドイッチをつくった。それを油紙につつんで、カーキ色のシャツの別のポケットに入れ、ボタンをかけた。(中略)
コンデンス・ミルクを入れて甘く黄褐色になったコーヒーを飲んだ。
ニックは革の釣り竿袋から蚊針用の竿を取り出し、つないで、釣り竿袋をテントの中に押し込んだ。
キャンプ地でテントから出てきて、釣りをはじめる前の朝食の風景が描かれていた。携行食として同時につくったパンケーキやサンドイッチを油紙に包むという描写がとても好きで、よく覚えていた。コーヒーにコンデンス・ミルクというのも当時はあまり気にも留めずに読み流していたが、今ではキャンプ地における高カロリー的な栄養素としてコンデンスなのかな?とかを思う。
まぁやはりそば粉って日本のもの?とか思っていたのだが、そば粉として海外でも用いられていたのかと改めて思う部分もある。
他にもハード・ボイルド的な小説などを読み散らかしていた本の中にも料理の描写は多くでてきたかと思う。「蘇える金狼」で、主人公が食べていたもの。ホルモン焼きに生卵をかけて食べるというとてもワイルドな食い物のイメージがあって、この描写を読んだ直後に、こてっちゃんを買いに行き、即座に炒めて生卵をかけて食べてみた。とても高蛋白なしろものだった。(笑)一回きりで二度は作らなかったけど。。。
ハード・ボイルドといえばお酒か。余り覚えていないなぁ。。。当時はまだ高校生だったから。。。
北方謙三はこだわりというジャンルでお店で扱っているのもの(コーヒーだったかな?)を飲まないという主人公がでてきた。レモネードが温かいのか冷たい飲み物なのかを考え続けている主人公がでてきたものもあったような気がする。
家に車がなかったこともあり、余り乗り物に対する描写を思い出すことはないけど、食べ物や食事、飲み物の描写で妙に覚えているものがある。
随分と昔に読んだけど、気になる描写の一部がどこに載っているのかうろ覚えだった。
そしてそれをBOOKOFFで購入し先日発見しました。
その作品は、ヘミングウェイ短編集(一)の中の「心が二つある大きな川(一)」と「心が二つある大きな川(二)」の両方にそれぞれありました。
ここにそば粉のパンケーキというものが登場します。(二)から引用。
(中略)それから、手早くそば粉に水をまぜて、よくかきまわした。そば粉がコップ一杯に、コップ一杯の水だ。(中略)煙の立っているフライパンに、練ったそば粉を、そっと流し込んだ。溶岩のようにひろがって、脂(あぶら)がさかんにはねかえった。そば粉のパンケーキは回りから固くなっていって、やがて茶色になり、ぱりぱりになった。(中略)
ニックは大きなパンケーキと小さなやつに、りんごジャムを塗って食べた。三つ目のパンケーキにはりんごジャムを塗りつけ、二つに折って油紙につつみ、シャツのポケットに入れた。
(中略)
包みの中から大きな玉葱を一つさがし出した。それを二つに切って、すべすべした薄皮をむいた。それから半分を薄切りにして玉葱のサンドイッチをつくった。それを油紙につつんで、カーキ色のシャツの別のポケットに入れ、ボタンをかけた。(中略)
コンデンス・ミルクを入れて甘く黄褐色になったコーヒーを飲んだ。
ニックは革の釣り竿袋から蚊針用の竿を取り出し、つないで、釣り竿袋をテントの中に押し込んだ。
キャンプ地でテントから出てきて、釣りをはじめる前の朝食の風景が描かれていた。携行食として同時につくったパンケーキやサンドイッチを油紙に包むという描写がとても好きで、よく覚えていた。コーヒーにコンデンス・ミルクというのも当時はあまり気にも留めずに読み流していたが、今ではキャンプ地における高カロリー的な栄養素としてコンデンスなのかな?とかを思う。
まぁやはりそば粉って日本のもの?とか思っていたのだが、そば粉として海外でも用いられていたのかと改めて思う部分もある。
他にもハード・ボイルド的な小説などを読み散らかしていた本の中にも料理の描写は多くでてきたかと思う。「蘇える金狼」で、主人公が食べていたもの。ホルモン焼きに生卵をかけて食べるというとてもワイルドな食い物のイメージがあって、この描写を読んだ直後に、こてっちゃんを買いに行き、即座に炒めて生卵をかけて食べてみた。とても高蛋白なしろものだった。(笑)一回きりで二度は作らなかったけど。。。
ハード・ボイルドといえばお酒か。余り覚えていないなぁ。。。当時はまだ高校生だったから。。。
北方謙三はこだわりというジャンルでお店で扱っているのもの(コーヒーだったかな?)を飲まないという主人公がでてきた。レモネードが温かいのか冷たい飲み物なのかを考え続けている主人公がでてきたものもあったような気がする。
家に車がなかったこともあり、余り乗り物に対する描写を思い出すことはないけど、食べ物や食事、飲み物の描写で妙に覚えているものがある。
彼の作品に出てくる男性は、大体が料理上手なんですよね。
作者を反映しているからかもしれませんが。
映画化で話題の「ノルウェイの森」では、
主人公に思いを寄せる女の子・緑が作る和食が印象的でしたが、
初期の作品に出てくるドーナツや「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に出てくる
ソーセージのトマトソース煮込みなんかもそそります。
でも子供時代から惹きつけられてやまないのは、
小説ではないけれどやっぱり「ギャートルズ」に出てくるマンモスの肉ですね!
男らしく分厚い輪切りが食欲をそそります。
永遠の憧れですね(笑
そば粉は、フランスのブルターニュの名産で、以前ブログで紹介した、そば粉のクレープとでもいうのか「ガレット」が有名です。
私は大好きで、たまに作ります。シードルを飲みながら、ガレットです。定番は、ハム、チーズ、卵の具でしょうかね?
結構海外でも使われているようですし、栽培としては、オーストラリア産が、チェルノブイリの影響を受けてなくて、良いそうですよ。新そばも、おかげで年間通して(国産にこだわらなければ)食べられるようですよ。
漫画、アニメ、小説などの再現料理のブログを書いている人は、結構いるので、探してみると面白いですよ。ロシアには、そば粉のパンケーキ、ブリニがあります。キャビアと食べると美味しいですよ。
このシーンは印象に残っています。いったいサンドウィッチが収まるシャツのポケットって? たっぷりマチをとってある、胸ポケットだろうか、それとも脇ポケットだろうか?塩むすびと沢庵を竹の皮にくるんで腰にむすび付ける、そんな昔の日本の釣り人やマタギとオーバーラップしました。質素とか素朴とか、ハードボイルドという言葉にそんなニュアンスを感じました。
蕎麦粉のことは、まったく読み落としていたようです。質素そのものですね!
おかげさまで、鑑賞が深まりました。
肉っていうとギャートルズのお肉ですね!(笑)。ゴンにドテチン、父ちゃんと母ちゃん、マンモー、ヒネモグラ!!猿酒っていうのかなぁ。。。ドテチンが飲んでいたものをゴンが飲んで酔っ払ったシーンだかもよく覚えています。女の人が強いという描写が印象的なアニメだった気がします。
実は・・・村上龍はかなり読んでいるのですが、未だに村上春樹が手付かずでゴゼーマス。今度読んでみますね。
分量は確かに、少しゆるめのようですね。でもそこに書かれている通り、私が読んで心に残っていたこのシーンのお料理です。そば粉、それを麺にすれば蕎麦だけど、海外では他の粉と同様に色々な調理に使われたりしているんですね!実はその辺がよく分かっていなかった。勝手に原産地は日本だとばかり思っていたし。
新蕎麦が南半球の作付けで一年を通して食べられる。そういえば、美味しんぼにでていましたね。なぜか美味しんぼはオーストラリアをよく特集していました。
再現料理のブログかぁ。。。。それは楽しそうです。他にも気になる料理が増えてきたらジャンルを増やそうかな!「いつか再現したい料理」というものを。。。
そうこのシーンに出てくるシャツのポケット。実は頭の中では当時ネルシャツのようなイメージを持っていました。でもどうなんでしょうね。実は釣り人がよく着用しているベストだったりとかしないのかな?と今では思い直して読み返しました。
読んでいる当時、何に一番反応したかといえば、油紙というものに包むという表現です。もっとソースとかに凝った表現があるかと思っていましたが、読み返して油紙に包むという部分が「美味そう!」と思った部分なんだと気付きました。
http://ameblo.jp/flora-rumi/entry-10129156098.html
リンゴの発泡酒・シードルで生地を溶いたりする事もあります。
macさんなら、簡単に作れると思うので、休日のランチになど、作ってみて下さい。
シードルをマグカップで飲みながらっていうのが、本場風。お子様は、りんごジュースで。
うちの子供達は大好きですよ、普通の甘い、小麦粉のクレープより。
原作者の雁屋哲さんってオーストラリアに移住していたのですか。それは知らなかった。あんなシー・シェパードなんていう、自分自身が正義と思うのなら暴力を公然と許すような国にいたなんて意外!でした。
ガレット、今度挑戦してみますね!
レシピ美味しそうです!
すいません。お節介にもほどがあるというか。。。たまたま油紙を検索していたら、貴公のブログにあたりました。そば粉、パンケーキ、りんごジャム、そして油紙。全てのキーワードが一致したので、ついでにコメントさせてもらいました。
ブリトー、美味しそうでした!!
今度他の記事も参考にさせてもらいます!