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山ブームは死ぬのか?

2014-10-07 06:46:27 | 日々の疑問
御嶽山の噴火が、いくつもの登山者の動画などで見られている。
設置カメラの映像は凄まじく、噴火の威力とはこれほどまでなのか?と思わざるを得ない。

熱せられた水蒸気がというのならば、一度の大きな爆発で済むような気もしないではないのだが、なんとはなしに延々とモクモクと蒸気なのかマグマなのかが立ち上る光景というのは、怖さを物語っている。


確かに、日本には活火山が多い。以前、死火山というのは存在しないとも聞いたことがある。

そう考えると、いつどこで噴火が始まるかは分からないし、人が登らない山でしか起こらない訳でもないことは肝に銘じるべきなのだろうと思う。


登山は最近シニアや女子の間でブームだった。

用意された登山道を、ひたすら先人の切り開いた道に感謝したり、ガイドに載っている急だとか崖が危険だとか足が滑りやすいとかいう情報を確認しながら登る。
登るという能動的な行動と達成感に疲労感と恍惚としたもの、絶景が綯い交ぜ(ないまぜ)になり、妙な高揚感を得ている人が多いことは容易に想像がつく。

そこに噴火という事故が起きてしまった。


雪道に迷って遭難という話ではなくて、自然にしてやられたこの感じがどこに影を作ってしまうのだろうか?と考えざるを得ない。


そこに一筋の光があたっているとすれば、この山小屋の支配人の冷静な判断と誘導の美談ニュースだろう。


確かに噴火は予測が出来ない。今回のことがどれだけの教訓を齎らすのかは分からないが、単なる”止める”というブレーキではなく、”省みる”ものにどうかなって欲しいと思うのである。

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