加藤淳さんの輪花皿 新作入荷のお知らせ

　記憶には感情が残っていることがあり、
　　突然思い出された記憶で気持ちが左右されることがある。

　特に冬の冷たい雨のどんよりした日は
　　ふとイギリスにいたときの感覚がびゅんっと蘇ってくる。
　　（あの国は冬はいつもどんよりしているからｗ。）

　でもそれは本当に微妙な温度とどんより具合のバランスで
　　絶妙にその時の気候と天候が合致したときにだけ感じられる。

　その記憶はどことなく懐かしく、　
　　そして当時のワクワクした気持ちと単身の寂しさなどの感情を呼び戻し、
　　断片的に写真をめくるように次々と記憶が頭の中をもの凄いスピードで駆け抜ける。　
　　その記憶はイギリスの街を今歩いているかのような不思議な感覚を伴い、　
　　　すると直ぐにまた現実に記憶が塗り替えられて戻る。
　　　ほんの2・3秒。
　　　
　ふと漂ってきた匂いでも
　　そして景色でも　ちょっとしたきっかけで過去の記憶と今がリンクすることがある。
　　はっとする瞬間。


　加藤さんの食器にはどこか懐かしさを感じる。
　　ほっとすると言うのかな。
　　だから好き。

　

　この輪花皿は直径約16cm の使い勝手の良いサイズ。
　　ケーキ皿として、取り皿として、
　　　マグカップのソーサーとして等使い方は色々。

　

　これまたそれぞれ柄が異なるから面白い。

　でも加藤さんの作品の難点は迷うこと。
　　どれも甲乙が付け難くどれか一つを選ぶのが本当に難しい。

　

　正直この中にも自分の好みの柄とそうでないものがやはりある。
　　でもお客様は自分が好みでないものも勿論選んで買って行かれるので、
　　人の好みは面白い。


　価格　2,300円+税