アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

ミッシェル・ルグラン(Le Jazz Grand Michel Legrand&co.)

2015年02月22日 23時51分00秒 | ジャズ






今宵の一枚はMichel Legrandの「Le Jazz Grand Michel Legrand&co.」、1978年の制作でレーベルはGryphos。ルグランといえば、まずは映画音楽を思い浮かべるほど数多くの映画音楽を作曲しているが、音楽的な才能にたいへん恵まれた人で天才といっても過言ではない。父親がクラシックの指揮者、母親が楽譜会社の社長、たしかお姉さん?が歌手のまさに音楽一家である。音楽学校(コンセルヴァトワール)を首席で卒業。ピアノの腕も超一流(本アルバムでも演奏)、歌手としてもレコードを残し、口笛で演奏しオケと共演したりと、なんでそんなに才能あるのと、羨ましくなるほどだ。

Jazzに関してもこのアルバムのちょうど20年前の1958年26歳で「Le Legrand Jazz」(ルグラン・ジャズ)を吹き込みセンセーショナルを巻き起こし、一躍Jazzファン、Jazz界の注目を浴びた。天才たる所以だ。

このアルバムビックバンド形式だが実態は違う。ソロ楽器それも吹奏楽器、つまり「吹きもの、ラッパ」に焦点を当てた演奏が主体の異色なアルバム。メンバーが凄い。オールスターキャストである。アメリカの超一流Jazz menが奏でながらアルバム全体のトーンは不思議とヨーロッパ的でどこかクラシックの香りがする。聴きどころは、やはりリズムセクションの掛け合いで、とりわけジェリー・マリガンのさく裂するバリトンサックスだ。

sideA(The Big band)

1.Southern Routes

sideB(The Small band)

1.La Pasionaria

2.Makagan stew

3.iberia nova

4.Basqette



(personnel)

The Big band

Leader Michel legrand

Keyboard Bernie Leighton

The front line

Berry Muligan

Phil Woods

Jon Faddis

The Rhythm section

Grady Tate

Ron Carter

Crusher Bennett

Protinho

Don Flliott

Harp Gloria Agostini

Brass Harry Leahey

Brass

Joe Shepley

Burt Collian

John Clark

Albert Richmond

Brooks Tillotson

Tony Price


The Small band

Michel Legrand piano

Gerry Mulligan baritone sax

Phil Woods alto sax

Jon Faddis trumpet

Jimmy Madison drums

Ron Carter bass

Portinpho percussion